News Release

平成16年10月28日


フラットイーサにおける「QoS制御機能」の提供開始について


 NTT東日本は、県内全域でネットワークを構築する場合等に最適なイーサネットVPNサービス「フラットイーサ」において、「QoS制御機能*1」を平成16年11月1日(月)より提供開始します。
 本機能をご利用頂くことにより、お客様が指定した優先順位に従って、優先度の高いデータを他のデータよりも優先して伝送することが可能となります。例えば、音声や映像など、リアルタイム性の高いデータを常に最優先で伝送して安定した伝送品質を確保しつつ、空き帯域を利用して他のデータも伝送する等、回線帯域の有効利用が可能となります。
*1 QoS(Quolity of Service):ネットワークのサービス品質


1.「QoS制御機能」の概要
 本機能を利用することにより、フラットイーサ網内において、お客様装置*2で設定した優先順位に従ってデータの送受信を行うことが可能となります。
*2 優先制御を行うための識別子(<主な提供条件>(2)に記載のもの)を付与することが出来る機器が必要となります。

<主な提供条件>
(1) 0.5Mb/s、1Mb/s〜10Mb/s(1Mb/sごと)、100Mb/s、1Gb/sのアクセス回線品目において利用可能
(2) データ送受信の優先順位を設定するための識別子として、ToS*3、CoS、VLAN−IDの3種類の中から1種類を選択可能
(3) 選択した識別子の中で、3段階の優先順位(最優先、優先、非優先)を設定可能
(4) 網側優先区間は、フラットイーサ網からお客様拠点への下り方向およびフラットイーサ中継区間
*3 ToS(Type of Service) 送受信の優先順位を指定する識別子の1種。IPパケットのヘッダに設定。
CoS(Class of Service) 送受信の優先順位を指定する識別子の1種。イーサネットフレームのVLANタグに設定。
VLAN−ID
VLAN (イーサネットのネットワークを論理的に分割したグループ)を識別するためのID。イーサネットフレームの中に設定。
  ※ 同一通信グループ内で複数の識別子を同時に利用することはできません。

<ご利用イメージ>
音声を最優先に設定する場合
音声を最優先に設定する場合


2.「QoS制御機能」の料金

(1)契約単位
 1アクセス回線ごと

(2)月額料金
(2)月額料金

(3)工事費
(3)工事費
ご利用中のアクセス回線に本機能を新設する場合の工事費。
アクセス回線を新設する場合、アクセス回線の工事費が別途必要となります。


3.提供地域
 フラットイーサ提供エリア全域でご利用頂けます。


4.提供開始日
 平成16年11月1日(月)より提供開始します。

<参考> フラットイーサの概要
http://www.business.ntt-east.co.jp/lineup/flat/index.html


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