ＮＴＴ東日本は、企業や公共機関における業務用パソコン（以下、ＰＣ）を一元的に管理することで、情報セキュリティ対策やＩＴ機器の資産管理を効率化し、最大で６０％のＴＣＯ（*1）の削減（当社試算結果）を可能とする「デスクトップ管理ソリューション」の提供を平成１６年６月２８日（月）より開始します。
なお、本ソリューションの中心となる「デスクトップ管理システム」は、ＮＴＴ東日本及びグループ会社（以下、ＮＴＴ東日本グループ）のＰＣを一元的に管理することを目的として構築し、来年度中にはＮＴＴ東日本グループにおける国内最大規模の約４５，０００台のＰＣを運用・管理する予定です。本ソリューションは、こうした当社における構築ノウハウを体系化し、お客様向けソリューションとして提供するものです。 |
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ＴＣＯ
Total Cost of Ownershipの略。情報通信システムのライフ・サイクルを通して維持・運用・保守していくために必要な総コスト。
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１．ソリューションの概要 |
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企業や公共機関におけるＰＣの導入比率は年々拡大しており、大規模なケースでは１社で数万台導入していることもあります。ハード面・ソフト面ともにますます複雑化する大量のＰＣを安全且つ適切に運用・管理していくには、ウイルス対策や情報セキュリティ対策に加え、ハードウェア・ソフトウェアを資産として適切に管理するためのＩＴ資産管理や、利用者支援のためのヘルプデスクの設置といったことなどが求められます。これらを解決しＩＴ投資の費用対効果を最大化させるためには、情報セキュリティ対策を一元化し、ＩＴ資産管理業務やヘルプデスクと連動させた一貫性のあるＰＣ統制を行う「デスクトップ管理（*2）」が必要となります。
「デスクトップ管理ソリューション」は、ＰＣの管理に焦点をあてた、お客様個別のコンサルティング、システム構築、保守サービス、および運用代行サービスの総称です。
コンサルティング及びシステム構築では、ＰＣの購入から廃棄までの全てのライフサイクルにおける管理作業の自動化を実現します。保守サービスおよび運用代行サービスでは、ＰＣの購入・廃棄に伴うデータ設定、ソフトウェア等の更新、利用者からの問い合わせ対応、といった総務部門や情報システム部門の方々の業務を代行いたします。
本ソリューションについては、当社のデータセンタにシステムを設置し、高速ネットワークを有効に用いて信頼性が高くより迅速なサービスを提供します。 |
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デスクトップ管理
ネットワークに接続されたパソコンのハードウェア情報やソフトウェア情報を一括して管理すること。 |
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システム構成例については、【別紙１】デスクトップ管理ソリューションの概要図をご覧下さい。 |
| ※ |
サービスメニューの詳細については、【別紙２】デスクトップ管理ソリューション＜サービスメニュー＞をご覧下さい。 |
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＜ソリューションの特徴＞ |
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| （１） |
ＮＴＴ東日本グループにおける国内最大規模の４５，０００台を対象としたシステム構築経験をもとに、大規模管理に対応した機能が充実 |
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ＰＣへのセキュリティ・パッチ・プログラム配付を一斉に行うことによる配付時間の短縮化、サーバ装置の冗長化（*3）による信頼性の向上などのシステムを実装しています。
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| *3 |
冗長化
最低限必要な量より多めに設備を用意しておき、一部の設備が故障してもサービスを継続して提供できるようにシステムを構築すること。 |
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（２）ＯＳのパッチとウイルス定義ファイルの双方をサポート |
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ＰＣのセキュリティ管理には、ＷｉｎｄｏｗｓなどのＯＳのセキュリティパッチとウイルス対策ソフトのアップロードファイルを常に最新に保つことが最も重要です。運用代行サービスはこの両面からの管理をサポートしており、ＰＣのセキュリティ基盤を確実なものとすることが可能です。 |
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（３）柔軟なレポート機能 |
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「デスクトップ管理ソリューション」のサーバー装置は柔軟なレポート機能を有しています。お客様の組織形態や運用形態にあわせて、様々な検索条件による帳票類を作成することが可能です。 |
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（４）既存の資産管理システムとの連携をサポート |
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社内で個別に資産管理を行っている場合や、既に部分的にＩＴ資産管理を導入している場合であっても、それらの資産データを容易にインポートすることができます。統合されたデータベースは固定資産の現況調査などに活用でき、効率的な資産管理が可能となります。 |
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（５）ＩＳＭＳ（*4）適合のデータセンタ |
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本ソリューションの運用拠点となるＥｐｈｅｌｉｏ（*5）データセンタは、５０年以上にわたって電気通信設備を運用してきたノウハウを反映したセキュリティ設備を有しており、また運用体制面では情報セキュリティマネジメントシステムの国内標準規格「ＩＳＭＳ適合性評価制度」の認証を取得しています。 |
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| *4 |
ＩＳＭＳ
Information Security Management Systemの略。情報セキュリティを適切に管理運用するための仕組みや組織のこと。 |
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Ｅｐｈｅｌｉｏ
ＮＴＴ東日本が提供するアウトソーシングサービスのブランド名称。 |
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３．提供価格 |
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デスクトップ管理ソリューション（運用代行サービス） ： 月額１，６００円（税込み）／台〜 |
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コンサルティング、構築、保守等を含めた導入費用は、お客様の仕様により大きく異なるため個別見積りとなります。 |
| ・ |
上記販売価格は、ＰＣ１，０００台程度の規模で当社規定のサービス仕様に基づいてセキュリティ管理Ｌv１（パッチ状況把握サービスおよび不正ＡＰ調査サービス、詳細は別紙２参照）を適用した場合の運用代行サービスの参考価格です。Ｌｖ２やオプションサービスを契約した場合は別途料金が必要です。また、お客様の環境や要件により追加料金が必要となる場合があります。
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４．販売開始日 |
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平成１６年６月２８日（月） |
５．今後の展開と事業展望 |
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本ソリューションの機能向上のため、外部デバイスへの書込み禁止等の情報漏洩対策サービス、ＵＳＢキーとの併用による端末認証サービス、ＰＣバックアップサービスなど、メニューの拡充を継続的に行っていきます。自社システムの運用によって蓄積するノウハウをお客様向けサービスに逐次反映させ、品質の向上に努めてまいります。
さらに、企業向けセキュリティソリューションとして従来から提供中のＳｅＣＩＯ（*6）、Ｅｐｈｅｌｉｏデータセンタなどとともに、この分野で３年後に２００億円の事業規模を計画しています。 |
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| *6 |
ＳｅＣＩＯ
ＮＴＴ東日本が提供する情報セキュリティソリューションのブランド名称。 |
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| ※ |
「デスクトップ管理ソリューション」については、６月３０日（水）より開催される「ＮＥＴＷＯＲＬＤ＋ＩＮＴＥＲＯＰ ２００４ ＴＯＫＹＯ」展示会のＮＴＴ東日本ブース内にてご覧になれます。 |
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【ＮＥＴＷＯＲＬＤ＋ＩＮＴＥＲＯＰ ２００４ ＴＯＫＹＯ】
| ・日程 |
＜展示会＞
| ６月３０日 |
（水） |
（１０：３０〜１８：００） |
| ７月１日 |
（木） |
（１０：００〜１８：００） |
| ７月２日 |
（金） |
（１０：００〜１６：３０） |
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| ・場所 |
幕張メッセ（日本コンベンションセンター） |
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フレッツ、ＳｅＣＩＯ、ＥｐｈｅｌｉｏはＮＴＴ東日本の商標または登録商標です。その他の会社名・製品名は各社の商標または登録商標です。
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