News Release

平成15年1月27日


光ファイバ設備利用の手続き等に関する
接続約款変更の認可申請について


 NTT東日本(以下 当社といいます)は、本日、総務大臣に対し、光ファイバ設備の利用手続き等に関する接続約款の規定を一部追加・変更する認可申請を行いました。


1.申請の概要
 当社は、従来から、光ファイバ設備の利用に関する手続き等を接続約款に規定し、他事業者様との相互接続を円滑に行うためのルール整備に努めてまいりました。
 また、昨今のブロードバンドサービスの拡大にともない、お客様へのアクセスラインとして他事業者様による加入者光ファイバの利用は、平成14年12月末現在約1万1千回線と、著しく増加しております。(別紙
 こうした中、当社は、他事業者様による加入者光ファイバの利用がより円滑かつ迅速なものとなるよう手続きを見直し、設備に関する調査と工事を一体で行うことにより、申込から開通までの期間短縮を図ることとします。なお、営業活動の開始前に納期の確認を希望する電気通信事業者のために、別途、<1>納期情報(設備敷設状況および芯線の空き情報に基づくもの)を含む設備状況を調査・回答する手続、および<2>「加入者系光ファイバ概算納期情報開示システム」により、概算納期情報(設備敷設状況のみに基づくもの)を調査・回答する手続を新設します。
 これらの規定により、光ファイバ設備を利用したブロードバンドサービスのより一層の普及促進に寄与するものと考えております。


2.主な内容

(1)光ファイバ設備の利用手続き等の見直し
加入者光ファイバの提供においては、営業活動の開始前に設備状況(納期等)の確認を希望する他事業者様のために、当社が事前に設備状況の確認を行い、回答する手続きとしておりました。しかしながら、加入者光ファイバの開通工事の過程において納期を通知する等の手続の簡略化により、申込から開通までの期間短縮を可能とする変更を行います。
加入者光ファイバ、中継光ファイバ及び局内光ファイバについて、申込から開通までの標準的期間等を新たに設定します。

○加入者光ファイバの申込から開通までの標準的期間
○加入者光ファイバの申込から開通までの標準的期間

(2) 「加入者系光ファイバ概算納期情報開示システム」による概算納期情報の提供
 今回開発した「加入者系光ファイバ概算納期情報開示システム」により、当社の加入者光ファイバの敷設状況に基づく概算納期情報をホームページで電気通信事業者に開示いたします。本システムの利用を希望する他事業者様には、概算納期情報の提供に係る費用を本システムの利用件数見合いで負担していただくこととし、以下の手続費を接続約款に規定いたします。

(1成功検索ごとの1番号ごとに)
「加入者系光ファイバ概算納期情報開示システム」
による概算納期情報の提供に係る手続費
206円

設置を希望する場所の既設電話番号をもとに、光ファイバ敷設状況等から概算納期情報のデータベースを検索し、概ね月単位の納期情報をホームページ上で開示するシステムです。


3.実施時期
 総務大臣の認可を得た後、「加入者系光ファイバ概算納期情報開示システム」による概算納期情報の提供については速やかに、また、光ファイバ設備の利用手続き等の見直しについては、準備が整い次第実施します。



(別紙)光ファイバの提供状況


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