5.三宅島の復興に向けたNTT東日本等の取り組み(最新の動き)

 NTT東日本等では、平成12年12月の三宅島の噴火活動に伴う三宅島通信設備の機能停止以降、東京都ならびに三宅島災害対策関係者とともに、三宅島の復興に向けて、通信サービスの復旧作業を行なってきた。

 3月末には、三宅島のライフラインを維持するため、泥流被害を受けやすい区間の通信ケーブル整備工事を行い、4月5日に通信サービスの要となるデジタル交換機の起動を完了、4月25日には三宅島災害対策作業・復旧作業の拠点となる東京都三宅支庁舎の常駐者のために通信回線17回線を確保した。

 6月には、三宅島の本格復興に向けた課題のひとつである「泥流対策」として、東京都が特に指定した集落付近の16の沢のうち、12の沢へ設置する泥流発生警報装置(振動センサー)や泥流監視カメラ・雨量計などの「泥流監視装置」の通信回線部分の開通工事を開始した。
 この「泥流監視装置」は、泥流や土石流・流木をくい止める「砂防ダム」の建設や、泥流を安全に流し、地面の侵食を防ぐ「泥流流路」の設置工事などを、安全かつ、迅速に、また効率的に進めるために活用される。

 また、三宅島災害対策関係者が滞在している神着地区の東京都三宅支庁舎側の携帯電話サービスエリアを可搬型携帯基地局により確立し、屋外や緊急時の通信サービスを確保した。(NTTドコモ)


【三宅島におけるNTT東日本等の主な活動状況】
【三宅島におけるNTT東日本等の主な活動状況】
平成12年12月の三宅島の火山活動に伴う通信設備の機能停止以降は迂回ルートによる三宅島周辺4島の通信機能を維持するための保守作業を継続実施

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