<報道発表資料>

2001年6月11日
東日本電信電話株式会社
エブリパスジャパン株式会社


「ブラウザフォーン・PDA向けレンダリング・ソリューション」の提供開始について


 東日本電信電話株式会社(以下 NTT東日本、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井上秀一)とエブリパスジャパン株式会社(以下 エブリパス、本社:東京都港区、代表取締役:大谷俊哉)は、ブラウザフォーン*1・PDA向けレンダリング*2・ソリューションに関して業務提携し、平成13年7月2日(月)より本ソリューションの提供を開始します。


1. 背景
 インターネットの普及に伴い、ビジネスユース、コンシューマユースにかかわらず、ブラウザフォーンやPDAを利用したモバイルコンピューティングが急速に拡大しつつあります。従来、ブラウザフォーンやPDAに対しては、それぞれの端末がサポートする言語(cHTML、HDML、MML等)に応じて、異なるコンテンツを作成することが必要でした。このため、コンテンツを提供する企業にとって、言語毎のコンテンツ作成やそのメンテナンスに多額の費用を要するとともに、ユーザが使用する端末の仕様によっては閲覧できないコンテンツが存在する等のサービスレベルの不均一性という問題を抱えていました。


2.ソリューション概要
 「ブラウザフォーン・PDA向けレンダリング・ソリューション」は、この問題を解決するために、パソコン向けにHTML言語で作成されたWEBコンテンツを、ブラウザフォーンやPDA向けに言語を変換し、コンテンツ配信を可能にするソリューションです。本ソリューションを導入することにより、言語毎のコンテンツ作成コストやメンテナンスコストを削減できるとともに、使用する端末に関わるサービスレベルの均一化を実現できます。
 さらにNTT東日本のソリューションノウハウを活用し、各種基幹業務アプリケーション(ERP、web−to−host等)やデータセンタサービス等を組み合わせたソリューションを提供することにより、単純なWEBコンテンツへのアクセスだけでなく、営業マンが外出先からPDAを利用して社内業務アプリケーションにアクセスする等のお客様のニーズにあったサービスを短期間で提供します。


【レンダリングサービスイメージ図】


3.各社の役割
 エブリパスはNTT東日本に先進的なインテリジェントレンダリング技術の提供を行います。
NTT東日本はブラウザフォーンやPDAをビジネスに活用したいとお考えのお客様にソリューションを提供し、システム設計から構築、保守・運用までを一括して行います。


4.提供開始時期
 平成13年7月2日(月)


5.提供価格
 1500万円程度(参考価格)
 ※ 既にお持ちのWEBコンテンツに対してブラウザフォーン・PDA向けのレンダリングを提供する場合


6.今後の予定
 提供開始当初は主にBtoC市場でビジネスを展開する企業向けのソリューション提供を予定しておりますが、将来的にはBtoE*3市場も含めた、あらゆる企業のマルチデバイスニーズに応えるよう積極的な展開を行っていく予定です。


*1ブラウザフォーン : インターネットの利用が可能なLモード等の固定電話や携帯電話。
*2レンダリング : HTMLデータを解釈してブラウザフォーンやPDA等の各ブラウザ(言語が違うブラウザ)に画面表示を行うこと。
*3BtoE : Business to Employee。「企業の社員」をターゲットとしたネットビジネス。ネットを使用して通常の業務以外の福利厚生や教育・研修サービス、社員向けの物販サービス、情報サービス等を提供する。



<参考>エブリパスジャパン株式会社の概要


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