News Release

平成13年2月22日


映像データ通信網サービス「メガライブ(MegaLive)」の提供開始について


 NTT東日本は、光ファイバを利用した帯域保証型で高品質、かつ経済的な網加入型の映像伝送サービス「メガライブ(MegaLive)」の提供について、本日、総務大臣に契約約款の認可申請及び料金の届出を行いました。


1.サービス提供の目的
 本格的なブロードバンド時代の到来により、高品質なコンテンツや映像素材を経済的に伝送したり、コンテンツ制作の効率化・多様化に対応できる利便性の高い通信に対するご要望が高まっています。これらのご要望にお応えするため、本サービスの提供を開始します。
 本サービスの提供により、新しい中継サービスや制作現場でのネットワークコラボレーションが実現し、放送のディジタル化・多チャンネル化におけるコンテンツ供給にお応えできると考えています。

2.サービス概要
 本サービスは、F−Point*1と呼ぶお客様側とV−Point*2と呼ぶ中継ポイント間、もしくはF−Point相互間を任意に接続し、リアルタイムのディジタル映像伝送を可能とするサービスです。
 1対1の接続形態だけでなく、1対複数の接続形態を提供することにより同一のディジタル映像を同一時間帯に多地点へ効率的に伝送することも可能です。
 利用イメージは別紙1のとおりです。
* 1   放送局などのお客様宅や、リモートスタジオ、お天気カメラなど固定的に同一のお客様が専有するポイント。
* 2   コンサートホールやスタジアム、イベント会場など映像の中継ニーズが見込まれるポイント。

3.主な特徴
(1) お客様の映像端末装置等とのインタフェースは、ディジタル放送用標準インタフェースであるDVB-ASI*3で提供します。
* 3   Digital Video Broadcasting - Asynchronous Serial Interface
現在のMPEG CODECに最も標準的に装備されているインタフェースの1つ。
(2) 通信のメニューは5品目から選択いただけます。また、専用線と同等の高いセキュリティを確保しています。
(3) スイッチング機能によりさまざまな中継ポイントの映像をニーズに応じて1日単位で利用できます。
(4) End to Endで光ファイバを利用しているため、天候などに左右されない安定的な映像伝送が可能です。
(5) 通信料は定額料金です。
(6) お客様の利用形態に応じ1対1の接続形態だけでなく、1対複数の接続形態もご利用いただけます。なお、通信方向は片方向となります。

4.料金体系および料金

料金体系および料金

(1) 月額料金

<1>

F−Point利用料金
A.基本料 + B.通信料*4 + C.回線終端装置使用料

<2>

V−Point利用料金
D.クラブ料*5 + B.通信料*6
 F−PointとV−Pointの接続の場合は<1>+<2>、F−Point同士の接続の場合は<1>+<1>が月額利用料金となります。
* 4   通信料の品目は5品目から選択いただきます。
* 5   その月のご利用中継ポイント数(5ポイント利用ごと)に応じた月額利用料金です。
* 6   通信料の品目は5品目から選択いただきます。

(2)契約料 :800円(1契約ごとに)

(3)工事費 :別途必要となります。

5.サービス提供地域
 サービス開始時は東京23区とします。

6.サービス提供開始時期
 認可後、速やかに提供することとします。



別紙1:利用イメージ
別紙2:料金表
(参考)主な利用形態における月額料金算出例


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