News Release

平成12年6月29日


高齢化社会に対応する福祉コミュニケーションシステム
SL−7号」・「小電力 ワイヤレスリモートスイッチ2」の
販売開始について


 NTT東日本では、高齢化社会に対応する緊急通報用装置「SL-7号」及び専用オプション端末「小電力 ワイヤレスリモートスイッチ2」を平成12年7月4日(火)より販売開始します。

 「SL-7号」は、利用者が設定した任意の緊急通報先等に対し、「非常」ボタンを押すだけで自動的に通報するための緊急通報用装置です。電話機形だった従来の「SL−6号」を、高齢者の方々が使い慣れたお手持ちの電話機をそのまま使えるように、アダプタタイプにリニューアルしました。
 一人暮らしのお年寄り等が家庭内において、病気や事故等の緊急事態に遭遇した場合や、日常生活上での悩みごと等を相談したい場合に、「SL−7号」の「非常」ボタンや「相談」ボタンを押下するだけで、登録している緊急通報センタや親類等に自動通報することができます。
 また、専用オプションの「小電力 ワイヤレスリモートスイッチ2」を接続することにより、「SL−7号」本体から離れた場所でも発報が可能となります。


通報可能な距離(受信機から送信機までの距離)は見通し距離で50メートル程度です。

商品名 SL−7号」・「小電力 ワイヤレスリモートスイッチ2」(オプション)
販売開始日 平成12年7月4日(火)
販売予定数 10,000セット/年(NTT東日本)
販売価格
緊急通報装置「SL-7号 46,000円

小電力 ワイヤレスリモートスイッチ2

(セット)28,000円
(送信機)11,200円
(受信機)16,800円
販売エリア NTT東日本管内
*上記価格には工事費及び消費税相当額、地方消費税相当額は含まれていません。


1.「SL―7号」(通報用装置)
 本商品は一人暮らしの高齢者等の安心を支える通報用装置として主に次の機能を備えています。

(1) 主な特徴
<1> 外付け電話機増設端子搭載
 TEL端子(外付け電話機増設端子)を搭載していますので、ご家庭で現在使用されている使い慣れた電話機等をそのままご利用いただけます。また、ナンバー・ディスプレイ対応のアナログ通信機器を接続することもできます。
 なお、SL−6号電話機を接続できる端子も搭載しています。(SL−6号電話機を接続することにより、主装置との間で内線通話もできます。)
*ナンバー・ディスプレイをご利用いただくには別途NTTとの契約が必要です。
<2> 緊急通報機能
 本体の「非常」ボタンを押下するだけで、あらかじめ登録してある緊急連絡先(最大14ヶ所まで登録可能)に自動的に電話がかけられます。
 なお、「非常」ボタンは、より押しやすく、使いやすくするために、緊急通報用の装置では最大のサイズとしました。また点字対応や暗い部屋でも光る常夜灯対応のボタンとなっています。
<3> 相談通報機能
 本体の「相談」ボタンを押下するだけで、あらかじめ登録してある相談先(協力員宅や在宅介護支援センター等)に自動的に電話がかけられます。
 「相談」ボタンも「非常」ボタンと同様、点字対応や暗い部屋でも光る常夜灯対応となっています。
<4> センサー接続機能
 火災・ガス漏れ・防犯・生活リズム等の市販の各種センサーなどを最大4個まで接続するができ、センサーが異常を検出すると自動的に緊急通報センタ等へ通報します。
<5> 緊急通報優先機能
 増設端子に接続している電話機等で通話中に、「非常」ボタンが押下されたり、接続されたセンサーが異常を検出すると、その通話を強制的に終了し、緊急通報を優先的に行います。
<6> センタ装置との連動
 「SL−7号」は、現在多くの地方自治体等でご利用いただいている弊社福祉コミュニケーションシステムセンタ装置「SR10−III」、「SR10−II」、「SR10−N」の全てに通報データ送信が可能です。
 このデータ伝送により、どこから(誰が)、どのような緊急事態かをセンタで即時に把握でき、適切で迅速な対応ができます。

(2) その他の機能
<1> ハンドフリー通話機能
 緊急通報時は、自動ハンドフリー機能により、受話器を持たずに通話ができます。
 さらに、通常の着信時の場合も着信自動応答機能の設定をすれば、かかってきた電話に自動的に応答し、そのままハンドフリー通話をすることも可能です。
<2> 電池切れ通報機能
 本体のバックアップ用乾電池の容量が一定より下がると、スピーカから「通報装置の電池切れです」というメッセージで知らせます。
<3> その他の通報機能
 設定により(a)停電通報(b)復電通報(C)定時通報の通報ができます。
<4> オプション機器
 「SL−7号」はより一層安心で便利にお使いいただけるように、現在販売中の「SL−6号」のオプション機器を接続することができます。
(a)「SL−6号ハンドフリーボックス」
 「SL−7号」本体から離れていてもボタンひとつで緊急通報や相談通報ができます。また「応答/呼」ボタンを押下すると、電話や本体からの内線通話がハンドフリーで受けられます。
(b) リモートスイッチS
 本体やハンドフリーボックスに接続できる有線式のナースコールタイプの押しボタンスイッチです。枕元等に置いておけば、起き上がらずに通報できます。
(c)サブコールドアホン
 玄関等に設置すれば、「SL−7号」本体や接続した単体電話機等がインターホンとして利用できます。緊急通報時には通報先が応答するまでの間、異常をドアホンから外部へ知らせます。

2. 「小電力 ワイヤレスリモートスイッチ2」(オプション)
 これまでの「小電力 ワイヤレスリモートスイッチ」に利用者等から要望の多かった機能等を搭載した新型のワイヤレスリモートスイッチで、次の機能を有しています。

<1> 簡易防水機能(送信機)
 JIS7級の簡易防水保護仕様としていますので、入浴中でも身に付けておくことができます。
<2> 使いやすい通報ボタン(送信機)
 夜間でも光る蛍光仕様の押しボタンを目立たないデザインで配置したペンダントタイプの送信機としました。0.5秒程度押し続けないと発報しない誤報防止の対応がしてあります。
<3> コードレスホン並みの通報可能距離
 小電力タイプの電波を採用しており、通報可能範囲は、見通し距離で約50mです。専用の電波周波数を使用しており、他の機器等からの影響等による誤動作の心配はありません。受信機は「SL−7号」本体に有線で接続されます。



SL−7号 本体
SL−7号 本体

小電力ワイヤレスリモートスイッチ2 送信機

小電力ワイヤレスリモートスイッチ2 受信機
小電力ワイヤレスリモートスイッチ2
送信機
小電力ワイヤレスリモートスイッチ2
受信機



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