NTT東日本宮城支店(取締役宮城支店長:南川夏雄)は、3月11日の東日本大震災を踏まえ、青葉区一番町に建設するNTT新青葉通ビル(仮称)[平成23年9月末着工、平成25年5月完成予定]に、復興のシンボルとして、市民・県民の皆さまなどに「安心・安全」を継続的に情報発信するギャラリーを設置し、この場を通じて皆さまから親しまれるビルとしてその役割を果たしてまいります。
なお、本ビルについては、弊社といたしましても現青葉通ビルの信頼性向上、グループ内コールセンタ業務の集約と需要拡大への対応及びこれによる地域での雇用創出などの当初の位置づけに加えて、大規模災害時における災害対策機能及び全国のコールセンタのバックアップ機能等を整備いたします。
1.「安心・安全」情報発信ギャラリーの設置
1)東日本大震災の経験・体験を風化させないテーマ展等の逐次開催による、市民等の皆さまか
ら親しまれるスペースとしての活用
・室内壁面にモニター数台を設置し、震災と復興等に関する映像等を配信
・床面には太平洋沿岸部の被災状況を一望できる模型展示空間を配置 等
2)市民サークルや学校等への作品展示ギャラリーとしての無償貸出しなどによる、市民等の皆
さまへオープンで継続性のあるスペースとしての活用
・サークルによる絵画展示会、夏休み子供工作展示会
・市民サークル等主催の各種講演会・セミナー 等
3)大規模災害時における各種情報発信や緊急避難スペース化などによる、市民等の皆さまへ
の安心・安全を提供するスペースとしての活用
・特設公衆電話コーナー、「171」コーナー、インターネット環境コーナーの設置
・充電スタンド(携帯電話充電器、EVステーション等)の設置
・災害・被災情報の提供(ギャラリー内壁面モニター、ビル外壁デジタルサイネージモニター等
への災害情報放映等)
・市民等の皆さまへの緊急避難スペースとしての提供 等
2.広域災害時における災害対策機能と全国のコールセンタのバックアップ機能等の配備
1)災害対策機能の整備
・宮城県内はもとより、被災状況等必要に応じて他県域の災害対策拠点として早期の設備
復旧をオペレーションする機能を整備
2)全国のグループ内コールセンタのバックアップ機能等の整備
・グループ内コールセンタ(「116[注文受付]」「115[電報受付]」「104[番号案内]」、インタ
−ネットやパソコンに関するサポート業務を担うコールセンタ等)を需要拡大も踏まえつつ、本
ビルに集約(約2,000名規模、うち新規雇用500名程度)するとともに、これら全国のコールセン
タのバックアップを可能とする機能を整備し、コールセンタ業務の継続性を確立
・自治体等のお客様から要望のあるホスティングサービスを提供できるデータセンタ機能を
整備
(参考1)
<建築計画の概要>
(1) 所 在 宮城県仙台市青葉区一番町2-8-1
(2) 規 模 通信・オフィス棟:地下1階、地上14階 駐車場棟:地上6階
(3) 面 積 建築面積:2,331u 延床面積 29,574u
(4) 工 期 着工:平成23年9月末 竣工:平成25年5月
■建物外観イメージパース
別紙のとおり
(参考2)
<安全祈願祭の実施>
着工にあたり、平成23年9月29日11時より、同所にて「安全祈願祭」を執り行ないます。
当日は、新青葉通ビル(仮称)の立体模型や「安心・安全」情報発信ギャラリーのイメージパ
ネルを展示する予定です。
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