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脳神経外科
医師紹介 外来担当医

扱う疾患および特色


脳神経外科  脳神経外科が扱っている疾患は、脳卒中などの脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷が中心ですが、この他に脊髄脊椎疾患、ある種の機能的疾患についても外科的治療を行なっています。
 まず脳卒中に関しては、この地域で先駆けて脳卒中専門治療部門(Stroke Care Unit ; SCU)を開設、原則として地域のかかりつけ医から紹介された脳卒中患者はすべて受け入れるという体制を取っています。これにより、1998年には1年間の入院患者が301人であったのが、2002年には1年間で744人、2005年度は1148人と受け入れ入院患者数は5年前の3倍以上に増えてきました。
 こうして入院された患者さんは24時間稼動の3台のMRI、5台のCTスキャナー、2台の脳血管撮影装置といった最先端の医療機器を駆使して、超急性期に正確な診断をつけた上、血管内治療チームによる脳血栓の血栓溶解療法や、24時間体制の緊急開頭手術などを行なえるシステムを整えています。脳虚血に対するバイパス術や頚動脈内膜剥離術、ステント留置術も数多く手がけております。また脳内出血に対する、積極的手術療法、クモ膜下出血(脳動脈瘤破裂)や脳動静脈奇形に対する開頭術、血管内治療も多くの経験を有しています。2005年より厚生労働省認可されたtPAという血栓溶解剤もすでに70例超(2009年7月)に使用され3割の患者さん著明な症状の改善を認めています。

近年脳ドックなどで偶然に発見される脳動脈瘤の治療は、当施設がもっとも得意とする分野です。この病気は放置するとくも膜下出血をきたす危険があり、年齢や瘤のサイズ、位置などによりきめ細かい対応が必要となってきます。森田部長はUCAS Japanという本疾患の全国調査事務局長をしており、本疾患の対応に関してもっとも最先端の治療方針を立てています。当院では2006年より3年間で150例183個の未破裂脳動脈瘤の開頭手術が行われており、入院日数が30日を超過するような永続的合併症は全体で2例(1.3%)と良好な成績を収めています。このように患者さんに応じた治療法を実践していくと同時に、セカンドオピニオンについても積極的に受け入れをしております。こうした取り組みに対しては、セカンドオピニオンを推進する会などからも高い評価を受けています。未破裂動脈瘤の治療の詳細についてはこちらをご覧ください。

脳腫瘍に関しては、良性、悪性を問わず積極的に受け入れ、治療を行っています。毎年平均100例の開頭手術、300例のガンマナイフ治療を行っています。この治療総数はがんセンターなどを抜き都内でもトップクラスの治療数となっています。当院には都区内でわずか4箇所しかないガンマナイフ(定位的放射線治療装置)やリニアック放射線照射装置なども完備しており、化学療法も日本の最高水準である埼玉医科大学の松谷教授のグループとタイアップして治療を行うなど、手術だけではとりきれない難しい脳腫瘍などもさまざまな治療法を組み合わせた包括的な治療が可能となっています。森田部長を中心とした技術と経験に基づいた手術チームが、術中ナビゲーションシステムなどの最先端機器を用いて、術後のQOL(生活の質)を重視した手術療法を行なうと同時に、後遺症を残すような無理な手術は努めて避け、残存腫瘍に対しては赤羽医長を中心としたガンマナイフ治療チームにより、上手にガンマナイフ治療などの補助的療法を組み合わせていくことで、より患者さんに満足していただけるような総合的な治療を行っています。現在では東北や四国、九州など広く全国から患者さんが当院に治療にお見えになっています。品川駅(新幹線停車駅、羽田空港から京浜急行で19分)からタクシーですぐという当院のロケーションの良さも、こうした全国から見える患者さんの利便に役立っています。良性腫瘍の手術治療についての詳細はこちらを、またガンマナイフ治療の詳細についてはこちら をそれぞれご覧ください。

頭部外傷に関しては、交通外傷などによる頭部打撲などについて、24時間緊急手術に対応しつつ日夜診療に当たっています。神経救急を専門とする望月医師を中心として、救急疾患の受け入れ体制もますます整備されてきています。
脊髄脊椎疾患に関しては脊髄腫瘍に多くの経験を持ち、さらに頚椎ヘルニア・頚椎症などの治療も行っています。

顔面痙攣や三叉神経痛といった機能的疾患については、永田前部長が1982年以来420例、現森田部長も300例を超える開頭手術を行なってきました。4センチの皮膚切開、2〜3時間の全身麻酔下の繊細な顕微鏡手術により初回治癒率90%以上という良好な成績を上げています。またこれまでの豊富な経験をもとに手術のみならず薬物療法やボツリヌス注射、ガンマナイフ治療などを幅広く組み合わせて、患者さんに応じた適切な治療を行なっております。顔面痙攣、三叉神経痛の手術治療に関する詳細はこちらをご覧ください。

【知っておきたい脳の病気】

 動画紹介はこちら

大人の健康管理 脳の病気

診療実績


 脳神経外科・脳卒中センター・ガンマナイフセンターの入院患者総数は 2008年度は1182名であり、外来診療は延べ16,580人でした。1年間 で395例の脳神経外科および血管内手術を行ないました。またガンマナイフの治療は372例の患者さんに行なわれました。総合して763例であり、NTT東日本関東病院始まって以来の過去最高症例数の治療を行なわせていただいております。以下、主な疾患別に手術治療数についてご紹介します。

NTT関東病院脳神経外科症例数推移

【2008年度脳神経外科手術数(ガンマナイフを除く)】
(April 2008-March 2009)

脳神経外科的手術の総数 395
脳腫瘍
  (1)摘出術 106
  (2)生検術 (1)開頭術 0
(2)定位手術 2
  (3)経蝶形骨銅手術 2
  (4)広範囲頭蓋底腫瘍切除・再建術 5
脳血管障害
  (1)破裂動脈瘤 17
  (2)未破裂動脈瘤 48
  (3)脳動静脈奇形 6
  (4)頚動脈内膜剥離術 17
  (5)バイパス手術 24
  (6)高血圧性脳内出血 (1)開頭血腫除去術 24
(2)定位手術 0
外傷
  (1)急性硬膜外血腫 1
  (2)急性硬膜下血腫 4
  (3)減圧開頭術 5
  (4)慢性硬膜下血腫 37
奇形
  (1)頭蓋・脳 0
  (2)脊髄・脊椎 0
水頭症
  (1)脳室シャント術 19
  (2)内視鏡手術 0
脊髄・脊椎
  (1)腫瘍 9
  (2)動静脈奇形 6
  (3)変性疾患 (1)変形性脊椎症 3
(2)椎間板ヘルニア 0
(3)後縦靭帯骨化症 0
  (4)脊髄空洞症 0
機能的手術
  (1)てんかん 0
  (2)不随意運動、頑痛症 (1)刺激術 0
(2)破壊術 0
  (3)脳神経減圧術 25

脳血管内手術
  (1)総数 18
  (2)動脈瘤塞栓術 (1)破裂動脈瘤 2
(2)未破裂動脈瘤 4
  (3)動静脈奇形 (1)脳 3
(2)脊髄 0
  (4)閉塞性脳血管障害 9
    (内ステント使用例) 0
  その他 13

ガンマナイフ治療数
  (1)総数 372
  (2)腫瘍 355
  (3)脳動静脈奇形 11

脳卒中センター入院
  疾患分類 症例数 平均在院日数
  脳梗塞 307例 16日
    内 tPA施行例 27例(8.8%)  
  脳内出血 74例 21日
  くも膜下出血 25例 33日

当院脳神経外科の臨床成績 (クリニカルインジケーター)


臨床成績参照はこちらをクリックしてください

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下垂体腺腫・頭蓋咽頭腫の治療
顔面痙攣・三叉神経痛の手術治療
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脳卒中センター・脳血管障害脳神経外科
未破裂脳動脈瘤の治療
神経内視鏡治療

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ガンマナイフ
ガンマナイフ総合頭蓋底外来

部長 森田 明夫










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