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研修プログラムの概要

卒後臨床研修(初期研修) 平成22年度プログラム概要

1.プログラム名称 NTT東日本関東病院卒後臨床研修プログラム
2.目的と特徴

卒後2年間の初期研修において、すべての研修医に対し、まずは医師としての基本的な人格を育成し、医学・医療に対する社会的要請を認識しつつ、プライマリケアを中心とした基本的な診療能力を身につけさせることがこの研修プログラムの主目的である。このプログラムでは、地域の基幹病院であり、これまで全国公募の下、研修医指導の実績があるNTT東日本関東病院で集中的に研修目標の習得を行なう。次いで、同様の診療・指導体制をとることができるNTT東日本伊豆病院にて、地域医療研修を行い、都心では不十分と思われるこの分野での研修を補完していることが特徴となっている。さらに、症例数の少ない都心での小児科研修にあたっては、東京都城南地区で中心的小児医療を担っている大森赤十字病院にての小児科研修を行なう。したがって、本プログラムに基づく2年間の研修において、プライマリケアをはじめとした種々の基本的診療能力を、効率的かつ十分に研修医が習得できるように企画されている。

当院の研修指定病院としてのこれまでの運営経験を活かし、研修管理委員会がこのプログラムを管理・運営するため、すべての研修医に対して公平で一貫した臨床研修の提供が可能である。研修医は、2年間の初期研修修了後には各診療科の専修医研修プログラムに応募し、NTT東日本関東病院で卒後臨床研修と連携した専門医研修を受けることができる。

3.概要

1) オリエンテーション

診療を開始するまでの期間に、全研修医を対象にオリエンテーションを行う。オリエンテーションでは、実際の診療を開始する上ですべての研修医に共通に必要な研修項目として、医師の心得、インフォームド・コンセント、電子診療録の扱い方、保険診療、諸検査、放射線取り扱い、薬剤処方、書類の取り扱い、当直体制・救急患者の対応、院内感染対策、リスク管理、図書館・文献利用、等を主に実習によって研修する。  

2) 研修方式(プログラムA、B)の概要と特徴

主にNTT東日本関東病院において1年次、2年次研修を行う。2年次において、NTT東日本伊豆病院にて1ヶ月間、地域医療研修、大森赤十字病院にて2週間の小児科研修を行う。

まず、1年次において、プログラムAでは、7ヶ月間の内科研修、2ヶ月間の外科研修、2ヶ月間の麻酔科研修、1ヶ月の総合診療科研修(救急部門研修)を行う。プログラムBでは6ヶ月間の内科研修、4ヶ月間の外科研修、1ヶ月の総合診療科研修(救急部門研修)を必修とし、残り1ヶ月は外科系診療科からそれぞれ1科選択し研修する。

次に、2年次において、以下の研修を行う。プログラムA・Bとも精神神経科1ヶ月、産婦人科1ヶ月、小児科1ヶ月、地域医療1ヶ月、緩和ケア科1ヶ月、放射線科1ヶ月、脳卒中センター(救急部門研修)1ヶ月をローテート研修する。プログラムAでは残り5ヶ月間は選択科を研修する。プログラムBでは、残り5ヶ月のうち2ヶ月間の麻酔科研修を必修とし、残り1ヶ月は外科系診療科からそれぞれ1科選択し、残り2ヶ月は選択科から1科を選択し研修する。

なお、臨床研修に必修とされている救急研修3ヶ月分に関しては、プログラムA・Bともに1年目の総合診療科研修、2年目の脳卒中センター研修各1ヶ月づづ計2ヶ月に加えて2年間の研修を通じて、平日夜間及び休日昼・夜間の救急センターでの救急当直研修※を経験することで担保する。※2年間の救急当直研修は48日程度。

4.プログラムA・Bの研修目標

「新たな医師臨床研修制度の在り方について」で示された臨床研修の到達目標を達成できるようにプランニングされており、3年目以降の専修医研修に円滑に移行できる内容となっている。 また、当院には緩和ケア病棟が完備されている点、電子診療録とリンクした最先端の画像診断装置・読影装置が完備されている点等により、2年次に緩和ケア科1ヶ月、放射線科1ヶ月を研修医が必ず研修することを特色としている。

【附則】

  • 1. 内科研修
    1年次の内科研修は内科系診療科(循環器内科、呼吸器科、消化器内科、血液内科、腎臓内科、糖尿病・内分泌内科、神経内科) を内科領域の到達目標を達成できるようにローテート研修する。
  • 2. 内科基本研修科
    循環器内科、呼吸器科、消化器内科、血液内科、腎臓内科、糖尿病・内分泌内科、神経内科の7科
  • 3. 救急医療研修
    プログラムA・Bともに1年目の総合診療科研修(1ヶ月)、2年目の脳卒中センター研修(1ヶ月)が必修となっており、計2ヶ月をブロックで救急研修にあてている。残り1ヶ月については2年間を通じた救急センターでの救急当直を経験することで研修する。
  • 4. 地域医療研修
    NTT東日本伊豆病院において本領域の到達目標を達成できるよう研修する。伊豆病院は、東京から100Km圏にある人口3万8千人の函南町(静岡県)をバックとしており、地域医療の研修には最適な環境といえる。さらに同病院の特色をいかして、リハビリおよびプライマリケアを含んだ研修もあわせて行う。
  • 5. 選択科
    研修目標の達成さらには研修充実のために以下に記載する診療科を定員の範囲内で研修することが出来る。

【NTT東日本関東病院の診療科】

内科 (循環器内科、呼吸器科、消化器内科、血液内科、腎臓内科、糖尿病・内分泌内科、神経内科)、精神神経科、皮膚科、外科、心臓血管外科、肺外科、脳神経外科、整形外科、麻酔科、小児科、産婦人科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、放射線科、ペインクリニック科、緩和ケア科、総合診療科、脳卒中センター、ガンマナイフセンター、病理診断部