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前立腺センターの設置について

超高齢化社会に突入し、かつ生活様式の欧米化が進んでいることから、中高年男性の特色ともいえる前立腺の病気は非常に増えており、今後もこの傾向が続くとされています。

当院では、増加する前立腺疾患に対応するため、平成27年4月より「前立腺センター」を設置することといたしました。

扱う疾患としては前立腺疾患全般を扱いますが、主たるものは、前立腺肥大症と前立腺がんの2つが対象となります。

前立腺肥大症については、自覚症状の調査票(IPSSやQOL)で重症度の判定を行い、必要な内科的治療(前立腺部尿道の緊張をとる薬、前立腺そのものを縮小させる薬など)、あるいは手術による治療を行います。当院では、手術においてはレーザーを使用した切除方法(HoLEP)を主に行っており、出血は少なく輸血が不要となり、合併症の少ない治療法です。術後に尿道に留置するカテーテルの留置期間は短縮され、身体に負担がかからなくなり、入院期間も短くなりました。

前立腺がんについては、血液検査によるPSA(前立腺特異抗原)値の確認、MR画像検査等を経て前立腺針生検を行い診断を確定させます。これも、前立腺がんの進行を抑制する薬の注射による内科的治療に加え、手術による治療法があります。従来から、当院では創の小さい開創手術を行ってきました。2015年秋以降には、ダヴィンチが導入されることになり、ロボット補助手術によるより安全で確実な手術を目指しています。

また、前立腺がんには放射線治療も有効です。高線量の放射線治療を希望される場合にはこれまで他院を紹介しておりましたが、ようやく当院にもIMRT(強度変調放射線治療)の治療機器が設置され、今秋から治療が開始される運びとなりました。 このように、内科的治療、外科的治療、放射線治療という分野を幅広くカバーした集学的治療が行える体制になりますので、前立腺疾患でお困りの方に受診していただければと思います。