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第27回もしもし医学セミナーを開催しました

第27回もしもし医学セミナーを開催

3月7日(土)、当院カンファレンスルームにおいて「もしもし医学セミナー」を開催しました。小雨が降る中で開催されたにも関わらず140名の方々が参加されました。
今回のセミナーは「腰痛」をテーマに行いました。昨年の5月31日(土)にも「腰痛」をテーマに「もしもし医学セミナー」を開催しましたが、大変盛況で募集開始から3日で定員となり再公演を望む声が多くあったことから、同様のテーマ、内容で実施させていただきました。


ペインクリニック科部長 安部洋一郎

最初に座長を務めたペインクリニック科部長の安部洋一郎が「腰痛のメカニズム」と題して講演行いました。人間は進化の過程において前足を手として使うようになり、引力に反した姿勢を保持して脊椎に負担をかけているそうです。特に30度くらい身体を前に倒した状態では、常に腰椎に負担がかかっています。そして、今後多くの方が遭遇する可能性が高い腰痛は、ぎっくり腰、腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛、腰部脊柱管狭窄症、坐骨神経痛をともなう腰痛で、特にぎっくり腰はドイツ語では魔女の一撃と言うそうで、それらの腰痛について詳しく紹介させていただきました

ペインクリニック科医長 上島賢哉

続いて、ペインクリニック科の医長の上島賢哉より「腰痛の治療」について講演を行いました。日本人の人口構成比に合う形でランダムに抽出した19198人のうち慢性筋骨格筋通を認める1770人の55%は医療機関にかかっていないそうです。 慢性腰痛に対する治療として薬物療法、神経ブロック療法、ペインクリニック科でのより侵襲的な治療、手術療法(整形外科)、心理療法、理学療法があるそうです。その一つである神経ブロック療法は、痛みの原因となる神経やその周辺に薬などを注入し、神経の興奮を直接おさえる治療で、全身への副作用が少なく効果が高いそうです。
その他、慢性腰痛が出現する疾患である腰椎椎間板ヘルニア、骨粗鬆症性圧迫骨折に対する治療についても紹介しました。

リハビリテーション科理学療法士 滝澤彰宏

最後にリハビリテーション科理学療法士の滝澤彰宏より「慢性腰痛の予防」について講演を行いました。腰痛は病名ではなく、症状の総称であり、85%の腰痛は原因がはっきりしないと言われているそうです。 
いままでは痛みがあるときには「安静」にすることが望ましいと思われていましたが、腰痛の原因にもよりますが、過度の安静を強調するよりも、活動的な生活や仕事を続けた方が、腰痛の再発リスクが減少傾向にあるとの発表も聞かれているそうです。今回のセミナーでは、腰痛への負担のかかる動作として「物を持ち上げる動作」をとりあげ、動画を中心に実演も交え説明させていただきました。

講演資料

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