関東病院


小児科

扱う疾患および特色

現代の日本の乳児死亡率は世界で最も低い水準にあり、かつてのような小児の重症な感染症も減少してきておりますが、新たにアレルギー疾患の増加や、子供の心や行動の問題が生じてきています。当科では、小児急性疾患をはじめとする小児の総合医療を担当するとともに、近年多くの子供を悩ませているアレルギー疾患の診断治療に力を入れております。また、小児神経、小児心臓、心理カウンセリングなどの各専門外来を備え、慢性疾患の患者さんや、心理的サポートが必要な患者さんにも対応しております。

また、少子化が深刻である都市部の病院であるにもかかわらず、当院産科では多くの赤ちゃんが産声をあげております。社会にとって何よりも喜ばしい生命の誕生を後押しするため、当院では産科と小児科が協力し合い、定期的にカンファレンスを持ちながら意見交換を行っております。出生直後から小児科医が新生児のケアにかかわり、その後の乳児健診をはじめとしたトータルな健康管理をめざしています。

アレルギー外来

小児気管支喘息の治療法の進歩はめざましく、当院では最新の気管支喘息ガイドラインにのっとり、原則的な治療を心がけております。発作を抑える治療はもちろん大切ですが、必要に応じ呼吸機能検査などを利用して、患者さんの状態を把握し、発作をおこさない治療を目標に、通常の学校生活や運動などのQOL向上を目指しています。また、アトピー性皮膚炎の治療に関しては、保湿剤を主としたスキンケア、抗炎症剤による外用療法、必要に応じた食事療法などを、患者さんとのコミュニケーションをはかりながら行っております。

神経外来

てんかん、その他の痙攣性疾患や、神経学的発達に問題のあるお子様の診断・治療などを主として行っております。正常でも発達がゆっくりで、言葉の遅れなど心配があるような場合はお気軽に御相談ください。

心臓外来

先天性心疾患、不整脈その他の心臓疾患の診断、内科的治療を行っております。

心理カウンセリング外来

不登校、心身症、発達障害など、こころの問題は近年ますます小児科領域で重要になっております。こういった患者さんの心理アセスメント、発達検査および患者さんとご家族に対するカウンセリングを行っております。

乳幼児健診、予防接種

少子化の現状はますます厳しくなってきており、「今の社会では子供を育てにくい」という声が多く聞かれます。この問題を解決していくためには社会全体の取り組みが不可欠ですが、小児科医の役割も大変重要と考えております。予防接種、乳幼児健診などを通じて小児の健康を支援するとともに、育児をめぐるさまざまな疑問にも誠意をもってお答えして、ご家族の子育て支援もめざしています。DPT-IPV(四種混合)や、麻疹、風疹、日本脳炎、インフルエンザなどのワクチン、また、乳幼児健診につきましては、東京都23区の公費負担制度がご利用できます。当院で出生されたお子様以外でも受付ておりますのでお問い合わせください。

当院小児科の救急体制について

当院の小児科は当直体制をとっておりませんので、平日の9:00-17:00以外の時間帯は、救急対応ができません。まことに申し訳ありませんが、緊急時にはお近くの救急病院を受診していただくか、東京消防庁テレフォンセンター 03-3212-2323へご相談ください。

 

部長 小林 朋佳