関東病院


多汗症の治療

ペインクリニック科には、平成19年12月までに、さまざまな多汗症の方が多数来院されています。その方の内、胸腔鏡下交感神経遮断術を行った方は左右を合わせて4千数百件以上です。手術後に1年以上経過した方にアンケートを送り、その満足度を調査しますと、非常に満足とまあ満足の合計は86%となっています。

この満足度は11年間の成績であります。多汗症の手術を行う前に塩化アルミニウムなどの保存療法を十分に行った上で、胸腔鏡下交感神経遮断術を行います。ここ数年の術後調査では、術式などが選択できるようになり満足度が90%を越えています。

しかし、残念ながら代償性発汗などに悩み後悔している患者さんも数%存在することも事実です。そこで、交感神経を切断・切除することは、将来大なり小なり代償性発汗に悩むことが予想されますので、交感神経を5mmのチタン製でクリップして交感神経を遮断することをお勧めします。交感神経遮断のためのクリップは、再手術によりクリップをはずすことができますので、代償性発汗を不安に思っている方には、はずして回復を目指すという安心が増えます。

またこの治療法は、世界的にも認められて主流になりつつあります。

多汗症とは?

これははっきりとした原因もなく、掌、脇、足の裏などに異常に多くの汗をかく疾患です。多汗症の患者さんの多くは、幼少時から人より汗をかきやすいのに気づいています。それが思春期に入ると本人がそれを意識するせいもありますが、増悪し病院を訪れるという傾向が見られます。手や足だけでなくすべての多汗症は、全人口の4%以上といわれており、決して珍しい病気ではありません。

この疾患は痛みもありませんし、内臓の検査をしても正常です生命に対しての影響はまったくありません。しかし、手がいつも濡れているので、テストの答案を汚さないように気を配ったり、握手をすると他人に不快感を与えるのではないかと考えたりしているうち、次第に社会活動が制限されてしまいます。またこの発汗には精神的な要素も強く、汗に対して気を使えば使うほどたくさんでてしまいます。

大勢の人の前でスピーチをする、試験を受けるなど精神的に緊張すると、誰でも多少は手のひらに汗をかくものですが、多汗症では、この反応が特に強く現れます。普通の人ならば特に緊張しないような場面、たとえば買い物をしてお釣りをもらう、またはお釣りをもらうことを考えるだけでも手のひらに沢山の汗をかいてしまうのです。多汗症の方の中には、他人の肌に触れて不快感を与えるのではないか、商品や書類を汚してしまうのではないかという不安を持ち続けるため、性格が暗く消極的になってしまう人もいます。

汗は汗腺から分泌されるものです。汗腺に汗を出すことを促す指令は交感神経を経由して伝達されます。交感神経の中枢(源)は脳の中にありますが、多汗症の患者さんではこの中枢が過敏なため、眼や耳、皮膚の感覚から入って来た様々な情報に反応して、汗腺に汗を出す指令を出すのです。

二つの発汗

発汗には温熱性発汗と精神性発汗の二つの種類があります。温熱性発汗は体温を調節するためのもので、気温が高い時や運動をした時に体を冷やすために起こる現象です。これは主に頭部や背部に現れます。

一方、精神性発汗は気温や運動とはあまり関係なく、精神的な緊張に伴って起こるものです。この発汗は手のひらや足の裏に多く見られます。一般に多汗症と呼ばれるのは、この精神性発汗に属するものです。

温熱性発汗は、われわれの生命を維持していくのに不可欠なものなので、これを止めてしまうことは好ましくありませんが、精神性発汗は、過剰になると社会生活を行う上でとても煩わしいものとなるため治療の対象となります。

握手ができなかったり、靴が早くだめになったりして、日常生活が不便なことが多くなります。 握手ができなかったり、靴が早くだめになったりして、日常生活が不便なことが多くなります。

多汗症の治療

多汗症の治療にはいくつかの方法があります。

1.薬物療法

薬による治療としては、昔から胃潰瘍の薬として服用され、次いでに発汗を止める薬が用いられます。発汗を止める薬を内服すると、全身に作用して便秘や脈拍の増加、瞳孔の異常など様々な副作用が起こったり、必要な温熱性発汗まで止めてしまうので体に熱がこもってしまうことも予想されます。しかし、実際服用しても、大きな副作用はないようです。また、緊張を和らげるために、安定剤や抗うつ薬を服用します。

2.外用薬

20%の塩化アルミニウムを皮膚に塗布すると、発汗が減る事が知られています。皮膚に問題のない方、多汗症の方は、必ず試してみます。効果には個人差があり、汗の止まらない場合もあります。

3.ドライオニック

アメリカ製の多汗症治療器具です。手のひらや腋、足の裏に電気を流して一時的に発汗を減らすものですが、日本にこの器具を取り扱っている業者がないことから、必要な方は個人輸入していただくことになります。購入に関する説明書はお渡しできますが、全て自己責任となります。塩化アルミニウムと同様にドライオニックの効果には個人差があります。

4.ボツリヌス毒素注射法

本来は痙攣疾患の治療薬ですが、皮膚に注射すると、注射した周囲の発汗が止まることが知られています。しかし、掌や指先の様な敏感な場所に針を刺すこと、3〜4ヶ月で再発すること、保険診療は認められておらず1回につき平均9-10万円の費用がかかります。一度試しても良い治療と思われます。 腋窩の多汗症には効果が認められやすいので、行っても良い治療と考えます。紹介いたします。

5.星状神経節ブロック、胸部交感神経ブロック

星状神経節ブロックは、赤面症や軽度の手掌多汗症の方に行われることがあります。このブロックは、頚部にある交感神経を局所麻酔薬ブロックする方法で、繰り返しブロックすることで症状を軽減する方法ですが、効果を見るために最低10回以上行う必要があります。

胸部交感神経ブロックは、レントゲン透視を用いて、肋骨の間から針を背骨の横まで進め、高周波熱凝固法や濃いアルコールを注射して交感神経機能を麻痺させて汗を止めるものです。 この後述べる手術的な治療法が用いられるまでは、唯一長期的に手の汗を止める事の出来る方法でした。しかし交感神経ブロックは効果が不確実な上、数ヶ月で再発してしまうため、現在では特殊な事情のある場合以外行っていません。

6.胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)

発汗の指令を伝達する交感神経を内視鏡を使った小さな手術で遮断するものです。

交感神経は背骨の左右を上下方向に走行しているものですが、手のひらの多汗症の治療では、これを第二または第三肋骨の高さで遮断、またはクリップしなくてはなりません。この治療法は、現在のところ多汗症治療の最終的な治療法です。この方法は一度行うと、掌の発汗を劇的に減らすことが可能で、しかも多くの場合、その効果は生涯持続するほど強力です。

当科では我が国でも最も早い1993年よりETSで多汗症の治療を開始しましたが、従来の方法に比べて発汗停止に優れているため、現在では保存療法で効果がなく、日常生活で著しく障害の起こし、この治療法を良く理解して強く希望する方に対する治療法となっています。

立体的に胸部交感神経を内視鏡で見ながら遮断を行う。 立体的に胸部交感神経を内視鏡で見ながら遮断を行う。

胸腔鏡下交感神経節遮断術について

1.方法

この手術は全身麻酔で行われます。全身麻酔では手術中の苦痛がないのは勿論、手術中に鎮痛薬を点滴するので、目が覚めたときも傷の痛みがなく、手術を受けられた方は“いつの間に終わったのだろう”と言う感じを持たれます。麻酔は必ず麻酔専門医が担当いたします。

手術は、代償性発汗の程度を見極めるために片側だけ行って、夏を越してから代償性発汗が耐えられる方だけ反対側を行う場合と、どうしても両側を手術したい方との2つの方法があります。どちらかを選択するかは、主治医とご相談ください。

手術は、通常右側の脇の下の皮膚を3-4mm切開することから始まります。次いで肺を傷つけない特殊な針を使って、胸腔内に二酸化炭素ガスを送り込みます。このガスの圧力で肺が少し移動して、隠れていた交感神経を内視鏡で見ることが出来るようになります。

交感神経を捉えたら、内視鏡の先端についている電気メスを使って注意深く遮断します。交感神経が確実に遮断され、出血が起こっていないことが確認できたら、内視鏡を抜き、胸腔内に溜まっている二酸化炭素を追い出した後、傷を細い糸で閉鎖します。両側手術する方は、右側の傷が閉鎖できたら、直ちに左側の治療に取りかかります。

クリップで行う場合は、内視鏡とクリップを操作する2つの管が必要で、片側に2つの小さな傷口がつき、両側では4つになります。

この手術に必要な時間は、麻酔の準備や覚醒に要する時間を除くと、通常20〜45分です。傷の閉鎖は、糸が皮膚の表面に現れないように埋没縫合という縫い方で行いますので、抜糸の必要はありません。

クリップで手術後の時間が長く経つと、クリップをはずしても回復する可能性が低くなりますので、代償性発汗で悩む方はなるべく早期にクリップをはずすことをお勧めします。

2.手術後の効果

手術が終了しますと、その直後から手のひらの汗は止まり、指先に温かさを感じます。手の汗が止まると同時に顔面や首筋、胸の上の方の汗も止まります。

手術の効果は、手のひらの汗を止めるだけではなく、脈拍を少し減らす作用があることから、緊張したときに起こる動悸や赤面を抑制する効果もあります。但し手術の数日後に最後の<あがき>のように,手に発汗することがありますが、一時的ですので心配しないで下さい。

ヨーロッパでは堂々と演技を行うために、この手術を受ける舞台俳優がいると言われています。また、女性では顔面の汗が止まると化粧崩れしないと喜ばれる方もいます。しかし、この手術の最大の効果は、煩わしい手のひらの汗から解放されて、仕事や勉強に励むことが出来るようになり、他人と抵抗なく握手が出来るようになることから自信を持って人生を歩める様になることです。

3.再発

交感神経はとても回復力の強い神経です。これを完全に切断しないと、神経はすぐに再生して、数ヶ月もしないうちに多汗症は再発してしまいます。クリップでは再発しやすい可能性があります。

われわれの行っている方式では、再発が起こる確率は低く、再手術は手術を受けられた患者さんのわずか2%にとどまっています。

再発の再手術の効果はこれまでのところすべて成功して良好です。

4.手術不能

状況により、どうしても手術が出来ない場合があります。

結核、肺炎や胸部の外傷により交感神経と肺が癒着を起こしている場合は、内視鏡で肺が邪魔して交感神経を見ることが出来ないため、手術が出来ないことがあります。

肺嚢胞症という疾患は、肺の表面にこぶの様な脹らみが沢山出来る先天的な病気ですが、特に自覚症状がなくても癒着の原因となります。

また、交感神経のそばに大きな血管が接している場合や、脂肪が厚く神経をおおっている場合も手術が出来ない原因となります。癒着や血管走行の異常には術前検査で予想できないものが多数あります。事前にできない場合のこともご説明しておいて、手術中止は術者の判断で決定いたします。

但し、右側からETSの手術を施行しますが、もし右側が癒着などで手術ができないときに、左側の手術はどうしますか? 左施行、左施行せず

5.手術の副作用

手術の副作用には手術操作そのものによるものと、交感神経が遮断された事によるものがあります。 手術の直接的な副作用(合併症)としては、術中の出血、傷口からの感染、気胸(肺が十分に脹らまない状態)、血胸(肺に血液がたまる)、腋から腕にかけてのしびれ、不慮の事故(麻酔のトラブルや薬物アレルギー)等がありますが、起こる確率は、すべて合わせても1%以下です。

当科では、難しい手術を行わなければならない場合には、出血を起こさず神経を切断する器具(ハーモニックスカルペル)を使用する事にしています。感染症には抗生剤を使用していることと、傷口が非常に小さいこともあり、これまで発生した事はありません。気胸が生じた場合は、細いチューブを使って傷口から胸腔内に溜まった空気を抜かなくてはならないので、入院が数日間延長することがあります。

腋や腕のしびれは、まれな副作用ですが、手術中の体位(腕を上げた状態)や手術の操作で肋間神経に影響が及んだときに起こることがあります。数週間から数ヶ月間で治癒します。

不慮の事故は、幸いこれまで発生したことはありません。

交感神経が遮断されたために起こりうる副作用には、主なもので代償発汗、味覚性発汗、ホルネル現象(まぶたが重たくなる症状)などがあります。

代償性発汗

代償発汗はこの手術を受けた方には必ずと言っていいほど現れる現象です。これは手術により減った顔面や頸部の汗を、体のほかの部分から分泌して補う現象(汗の引っ越し)ですが、背中、胸、大腿部に多く見られます。代償性発汗の量には個人差があり、手術前から顔や体の汗が多いいわゆる“汗かき”の人には沢山出る傾向があり、発汗部位と量は人、季節、手術後の年数によって変化するようです。代償性発汗は、気温の高い日や運動したときには衣服が湿ったり、濡れたりして不快なものですが、体温を調節する大切な役目を持っているのです。もし代償性発汗が起こらず、体温が上昇することがあれば、体の全ての機能は停止してしまいます。人によって25℃以下だと代償性発汗が起こらないと言う方もいます。

少数の方ですが、背広やスカートが穿けなくなったり、下着や服を何枚も着替える必要になったり、ある部分に異常に汗が出るようになったり、風邪を引きやすくなったりしたと訴える方がいます。この手術は、手、上肢、顔など手術したところより頭側の汗が止まり、その汗が他の部位に引越しをする手術です。この代償性発汗で、手術を後悔する人がいますので、保存療法を十分したうえで、自分にとって何がよい方法かをよく考えて、手術の適否や手術方法などを決定してください。

この場合の治療は、保存療法が最も良いと考えます。第一に、速乾性の下着を着用することです。さらに薬物療法があります。プロバン・サインという多汗を抑える薬を1日3回長期に服用しながら、塩化アルミニウムの薬を塗ると良い場合があります。また、抗うつ薬や安定剤、抗てんかん薬などを飲むと良い場合もあります。

味覚性発汗

味覚性発汗は、手術後数ヶ月して始まる熱いものや刺激物を食べたときに顔から発汗する現象です。この現象は手術を受けた方全員に起こるわけではありません。また、元々辛いものを食べると汗をかく体質の人は、特に意識することはないかもしれません。味覚性発汗は必ずしも熱いものや刺激物を食べたときだけに現れるとは限りません。甘いものや特定の食品のみ、場合によってはかむだけで反応して発汗する場合もあります。この発汗は食事が終わるとともに止まります。

ホルネル現象

まぶたが重たくなるホルネル現象は第一肋骨の上にある交感神経が傷害されたとき起こる現象です。この神経は、本来多汗症の治療で遮断するものではありませんが、脂肪が厚いなどの理由で電気メスを長時間使用したときに熱が周囲に及ぶことで影響を受けます。現在では手術器具や手術方法の改良によりこの副作用の起こる危険は非常に少なくなっています。まぶたの重くなる症状は、点眼薬を使うことにより対処が可能です。しかし、ここ5年この副作用は起こっておりません。

その他の術後の訴え

手の発汗がなくなるため、手の潤いがなくなるため、手の乾燥やひび割れが冬起こりやすくなります。対処法としては、ハンドクリームやケラチナミンクリームをつけて潤いをつけることです。

まれに自律神経失調症になる方や冬寒いときに手が冷たくなる方がいます。

手術後2年以上して、問い合わせで頭痛、胸痛、アトピー性皮膚炎、疲れやすい、ふけが多くなった、手がしびれた、頭がのぼせる、顔が火照る、母乳時に発汗があると訴ええる方がいました。片側だけ手術をされた方に、まれに反対側の顔面に赤面が起こることがあります。 そのほか予想もされていない合併症が起こることがあります。万が一そのようなことが起こった場合にはご連絡ください。

6.様々な手術方法

多汗症の手術では、通常交感神経を1箇所で切断・切除するか、切断する代わりに神経を小さなクリップで挟んでしまう手術も可能です。ほとんどの場合、それで手のひらの汗は、半永久的に停止または劇的に減少します。しかし、手術後の代償発汗に対する不安が強い方に対しては、神経を一部だけ切除したり、切断せずに熱を加えるだけにとどめたりする方法もありますが、これらの手術方法では神経の遮断が不完全なため、汗を完全に止めることは難しく、再発も起こりやすいという欠点があります。

多汗症の手術は、両側の脇の下を1〜2か所小さく切開して行いますが、年齢の高い方や胸部の外傷や疾患の既往がある方、さらに手術中に特殊な手術器具を使わなくてはならないと判断した場合は、2または3か所を切開することがあります。

腋の汗について

腋窩多汗は多汗症に合併する場合もありますが、腋だけが単独に発汗する事もあります。腋の汗には精神性、温熱性の区別がつかないものが多数あります。

腋の汗を止める治療法としては、塩化アルミニウムの塗布、ドライオニックの使用、ボツリヌス毒素の注射をおすすめします。

交感神経を遮断して腋窩の汗を止めようとすると、複数か所で神経を切断しなくてはならないことから、強い副作用が出てしまいます。したがって、当科では腋窩多汗に対する手術は行っていません。 形成外科(美容外科)の手法で汗腺をきちんと処理すれば、腋の汗を止めることは可能ですが、1週間以上の入院が必要な上、大きな傷跡が残る場合があります。“外来治療で傷を残さず腋窩多汗を治療する”と宣伝している美容外科を受診する場合は、ご注意下さい。

終わりに

多汗症の手術(胸腔鏡下交感神経節切除術、又はクリップによる交感神経遮断術 ETS)は、手のひらの過剰な汗で悩んでおられる方の強力な治療法です。

保存療法を十分行った上で、手術を受けることにより社会生活が快適となり、生き生きとした人生を歩んでいただきたいと心から願っています。

一方、この手術には代償発汗をはじめとする副作用があるのも事実です。それによって、後悔する方もいます。手術をご希望の方は、手術の効果や副作用、さらに自分にとって汗を止めることがどれだけ必要かをよく考えて結論していただきたいと思います。当科としても出来る限りの要望にお応えする所存です。

足底多汗症の治療

足の発汗に対しては、通常第、第3、第4腰部交感神経節ブロックが施行されます。腰部交感神経節ブロックはレントゲン透視下で行われ、数日の入院を必要としますが、効果期間は1〜数年ほど持続します。

多汗症は発汗の機能が亢進しただけの状態です。患者さん自身が日常生活で特に不自由を感じられない場合は治療の必要はありません。しかし保存療法でまったく効果のない多汗症の方で、是非とも治療を御希望される方はわれわれに御相談下さい。また、内分泌の異常によって汗をかきやすくなる病気が幾つかありますが、発汗以外に、体重が減ったり、血圧が変動したり脈搏が増えるといった様々な症状を伴っています。この様な場合は内科を受診して下さい。