関東病院


腫瘍内科紹介

扱う疾患および特色

診療科特色

NTT東日本関東病院腫瘍内科は、2018年4月に新しく開設されました。国民の多くが何らかの状況で「がん」という病気に関わる時代になり、当院でも多くのがん患者さんの診療が行われています。当科は、患者さん一人一人の「がん医療」において、「抗がん薬」の知識や技術を駆使し、様々な診療科や職種と密な連携をとりながら、総合病院の腫瘍内科として最良の医療を提供することを診療目標としています。

扱う疾患

  • 悪性腫瘍の診断を受け、「抗がん薬治療」を主体とした治療を検討している患者さん

具体的には、胃がん、大腸がんをはじめとした消化器がん、また腎がん、前立腺がん、尿路上皮がん、胚細胞腫瘍などの泌尿器がんを中心に、診療を行っておりますが、その他の固形がんに対しても各診療科と連携しながら診療してまいります。

診療概要

  1. 腫瘍内科は、「がん薬物療法」の専門家です。
  2. 腫瘍内科は、早期からの症状緩和医療を行います。
  3. 腫瘍内科は、がん医療におけるコーディネーターです。
  4. 腫瘍内科は、臨床研究を行います。 
  1. がん治療もますます進歩し、また細分化されつつあります。局所治療の領域では、内視鏡治療や低侵襲手術、あるいはガンマナイフなどの非常に専門性の高い手技が行われるようになってきており、当院でも積極的に行われております。全身治療、主に化学療法の領域においても、数多くの新規薬剤が開発されており、治療の選択肢や副作用の管理が一層多様化し複雑になっています。また、総合病院である当院では、がんという疾患と同時に併存疾患を有する方も多く、腫瘍内科は、最新の医学的知見をもとに、現時点での最高の治療=標準治療をベースとし、個々の患者さんに対して最適と考えられる治療方針を提案致します。また、がん患者さんは副作用やがんの進行に伴う様々な症状や合併症を呈することがあり、時として緊急対応を要することもあります。後述する緩和医療にも繋がることですが、それらの症状に対しても最善の治療を提供し、必要に応じて緩和ケア科など他の診療科と連携して適切な全身管理を行っていきます。また、当院は、がんゲノム医療中核拠点病院である東京大学医学部付属病院の連携病院に指定されております。患者さんへの適切ながんゲノム医療の提供を目指し、中心的診療科の一つとして責任を持って体制整備を進めております。
  2. 症状緩和ケアは、疾患による身体的、精神的な様々な症状を和らげ、患者さんとその家族の生活の質(クオリティー・オブ・ライフ:QOL)を向上させる医療です。がんの診断を受けた時点から、必要に応じた緩和ケアは常に提供されるべきものと考え、患者さんに早期から適切な緩和ケアを提供し、意思決定支援も含めたQOLの向上をサポートしていきます。がんの進行に伴い、より専門的な緩和医療を行う必要性が高まった際には、緩和ケア科やがん相談支援センターと連携して診療を行っていきます。
  3. われわれ腫瘍内科は、患者さんを中心に、外科医・放射線科医・看護師・薬剤師・社会福祉士といった様々な人たちと密に連携を取りながら、がん医療を提供していきます。「診療」ではなく「医療」という言葉を用いる意味は、治療的な行為をしていなくても、我々医療者は常にがん患者さんに寄り添い、患者さんひとりひとりがより良い人生を送るためのサポートを行っていく、という意志を表しています。そのために、患者さんが「がん医療」の中で迷わないよう、われわれ腫瘍内科が、道標としてコーディネーターの役割を果たしていきたいと考えています。
  4. われわれ腫瘍内科は、臨床家として日々患者さんと接する一方で、医学という分野の「科学者」でもあります。日々の臨床から生じる疑問(クリニカル・クエスチョン)を元に臨床研究を行います。また、将来的には「標準治療を創り出す」ことを目的とした多施設共同の臨床研究・臨床試験に積極的に参画していきます。これらの臨床研究は、日常診療に還元され、最終的には患者さんのお役に立てられるものであると考えています。