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職場復帰のための集団認知行動療法

1.認知療法とは?
認知療法とは、「考え方のクセ」や「ものごとの捉え方」といった自分の認知のパターンを知り、より柔軟性のあるものに変化させていくことで、抑うつ感や不安感の改善を図ることを目的とした心理療法です。
ペンシルバニア大学認知療法センターの精神科医アーロン・ベック(Aaron T. Beck)が考案した新しいタイプの精神療法であり、アメリカ精神医学会の治療ガイドラインでは軽・中度のうつ病の第一選択治療のひとつとされています。
2.アサーショントレーニングとは?
いつも相手に気を遣ってばかりで自分の言いたいことが伝えられない、相手が身勝手に思えてつい攻撃的になってしまう、気持ちのすれ違いや誤解で傷つくことが多い・・・アサーショントレーニングとは、自分の気持ちや意見を上手に人に伝え、人とのコミュニケーションをよりよいものにするためのアプローチです。
3.職場復帰のための集団認知行動療法
認知行動療法は、個人面接で用いられることの多い治療法ですが、本セッションでは職場復帰をめざす方々と意見交換をしながらグループで学んでいきます。休職中の悩みや職場復帰に向けた不安感などを語り合い共有することで、孤独感を和らげていきます。また、復職に向けた具体的な対策を立てていけるようにします。
4.セッションの内容:3つのC
自分の考え方のクセを知り、違う視点から広くものごとを見る「認知面へのアプローチ;Cognition」、自分の抱える問題を整理し具体的な対策を検討する「行動面へのアプローチ;self Control」、そして自分を伝え、相手の気持ちを知る「対人コミュニケーションへのアプローチ;Communication」の3本柱で構成されています。

職場復帰のための集団認知療法Q&A

1.プログラムの内容について

2.認知行動療法について

1.プログラムの内容について

Q1. プログラムについて教えてください。

A1. 休職中の悩みや復職についての問題を取り上げながら、認知療法の基礎をグループで学びます。講義、グループディスカッション、ワーク(記録表の作成、ロールプレイング等)、簡単なホームワーク等で構成されています。

Q2. プログラムの日時・回数は?

A2. 火曜 9:30からです。1クールは全9回です。説明会を兼ねたプレセッション(約60分)に参加していただき、継続するかどうかを決めていただきます。本セッション(90分)は全8回です。

表1.プログラムの内容
1回目 認知行動療法とはなにか?うつの思考10パターンとは
2回目 自分の気分に注目しよう
状況・気分・思考のつながりを知ろう
3回目 自動思考記録表の書き方
4回目 自動思考記録表をつけてみよう
5回目 日常生活記録表の振り返り、問題解決シートの作成
6回目 アクションプランの作成
7回目 アサーショントレーニング 1
8回目 アサーショントレーニング 2,ロールプレイング、まとめ

Q3. 参加の条件は?

A3. 1)うつ病、うつ症状を抱えていること、2)職場復帰を予定していること、3)プレセッションを含め、原則9回全て参加可能な方です。※主治医の同意が必要です。

Q4. スタッフは?

A4. 精神科医、心理スタッフが行います。常時2名のスタッフがセッションを担当します。

Q5. 定員は何名ですか?

A5. 最大10名です。

Q6. プログラムにかかる費用は?

A6. 保険診療の対象です。参加1回につき3割負担で¥1030、自立支援医療制度適応で¥340です。

Q7. 途中からの参加は可能ですか?

A7. プログラム途中からの参加は出来ません。ご希望の場合、次回のクールをお待ちいただくようになります。

Q8. 次回のセッションはいつからですか?

A8. 基本的には、今期クール終了2週間後に次のクールを開始します。

Q9. 今、他のクリニックにかかっているのですが。

A9. 現在かかられている病院やクリニックの主治医の診察を継続することができます。まずは、現在かかられている主治医とご相談ください。また、主治医の承諾を得た後、参加前に当科で面接を受けていただきます。その際に、主治医からの紹介状が必要になります。参加のお申し込みにつきましては、以下のアドレスにご連絡を下さい。
*メールの件名を、『職場復帰のための集団認知行動療法・アサーショントレーニング参加希望』と明記してください。
cbgt@ml.east.ntt.co.jp

Q10. 見学はできますか?

A10. プログラムの見学は行っておりません。

2. 認知行動療法について

Q1. 認知行動療法とは?

A1. 認知行動療法とは、「考え方のクセ」や「ものごとの捉え方」といった自分の認知のパターンを知り、より柔軟性のあるものに変化させていくことで、抑うつ感や不安感の改善を図ることを目的とした心理療法です。

Q2. グループで認知行動療法をどう行うのですか?

A2. 認知行動療法は個人面接で用いられることの多い治療法ですが、本セッションでは同じ悩みを抱えた方々と意見交換をしながらグループで学んでいきます。悩みや不安感などを語り合い共有することで孤独感を和らげていきます。

Q3. 認知行動療法を勉強したことが無いのですが?

A3. 基礎的な内容で構成されていますので、初めて学ぶ方にもご参加いただけます。

Q4. 認知行動療法の講義を受けるのですか?

A4. テキストを用いた講義も行いますが、記録表などを作成するワークを行ったり、グループディスカッションで参加者どうし意見交換をしたりします。簡単なホームワークをしていただくこともあります。アサーショントレーニングではロールプレイングなども行います。

Q5. 自動思考記録表とは何ですか?

A5. 抑うつや不安な気分を感じた際に、その状況で自分が何を考えていたのかを振り返ったり、他の視点からその状況を捉え直してみるトレーニングを行う際に、自動思考記録表を用います。書き方については、セッションで詳しくご説明します。

Q6. アサーショントレーニングとは何ですか?

A6. アサーションとは、自分の気持ち、考え、信念などを正直に、率直に、その場にふさわしい方法で表現し、自分も相手も大切した自己表現です。アサーショントレーニングでは、ロールプレイングなどを行い、さまざまな自己表現のパターンを体験します。