関東病院


輸血部

1.血液型検査

輸血する際に、最も重要とされる検査です。
ABO血液型はA型、B型、O型、AB型の4型に分けられます。
まれに遺伝的に抗原が弱い固体があり、それらは亜型(subgroup)または変種(variant)とよばれています。

2.Rh血液型

Rh陽性、陰性の判定(一般的にD抗原を持つ人をRh陽性、D抗原を持たない人をRh陰性とよびます)だけでなく、必要な場合はD抗原以外のRh関連抗原であるCcEe抗原の判定も行います。
D抗原は非常に免疫原性が高く、産生された抗Dは重篤な溶血性輸血副作用や新生児溶血性疾患に関与するため、D陰性の患者さんにはD陰性血液を輸血することが大原則です。

3.不規則抗体検査

溶血性輸血副作用を防止するために、不規則抗体スクリーニング検査を実施します。なお、スクリーニング検査が陽性となった場合は、どの血液型抗原に対する抗体かを判別するために不規則抗体同定検査を実施します。
※不規則抗体とは,ABO血液型の抗A、抗B抗体以外の血液型抗原に対する抗体のことをいい、妊娠や輸血などの同種免疫を受けることで産生されることがあり、溶血性輸血副作用の原因となります。

4.交差適合試験

赤血球製剤を輸血する際に、患者さんの血液と輸血する製剤を試験管内で混合し、溶血や凝集反応が起こらないことを調べる検査です。輸血する製剤が患者さんと適合することを確認するために行います。

患者さんへ輸血する赤血球製剤の割当している。

自己血輸血業務

貯血式自己血輸血は、手術中の出血に備え、予め自分自身の血液を貯血して保管しておく方法です。(保存期間:全血保存自己血CPDA 35日間) 自己血輸血では、同種血(日赤血)の輸血による副作用を回避することが出来ます。
温度管理された専用保冷庫で保管し、安全に自己血輸血を遂行できる体制を構築しています。

輸血用血液製剤使用量(2016年)

血液製剤 使用量(単位数)

赤血球製剤

7,137

新鮮凍結血漿

1,747

濃厚血小板

23,225

貯血式自己血(CPDA)

405

アルブミン製剤

8,185

血液製剤使用比率

アルブミン製剤/(赤血球製剤+自己血)

1.080

新鮮凍結血漿/(赤血球製剤+自己血)

0.199