関東病院


関東病院ホーム > 病院紹介 > 部門紹介 > 臨床工学部

臨床工学部

2018年8月現在、臨床工学技士12名(男性6名、女性6名)とME機器中央管理助手1名の計13名で業務を行っています。

主な業務内容

  • 臨床技術提供
    人工心肺装置および各種補助循環装置の運用業務、手術室業務、血液浄化業務など生命維持管理装置の操作・管理に携わり、 これらの臨床技術提供においては24時間体制で対応しています。
  • 医療機器保守管理業務
    医療機器管理システムにより、病棟および外来で使用されているすべての医療機器約200種3200台(2018年7月現在)が登録されており、これらの保守管理業務を通して安全で質の高い医療を提供することを心がけています。
  • 院内および院外研修
    多種多様の医療機器が、安全かつ効率よく使用できるよう医師や看護師への勉強会、および看護師等への教育も行っています。
    新規購入の医療機器に関しては、あらかじめメーカへ説明会を依頼し臨床工学技士全員が受講しています。
    また、院外で行われるメーカ主催の講習会や各科学会への積極的な参加を推奨しており、知識と技術の向上に日々務めています。

人工心肺および各種補助循環装置の運用業務

各種補助循環装置の運用業務の写真

心臓外科手術を行うには、一時的に自己の心臓の機能を停止させて手術を行わなければならず、その間患者の心臓と肺の機能を代行するのが人工心肺装置という生命維持管理装置です。
当院の人工心肺装置は、日本体外循環技術医学会で定められた『人工心肺における安全装置設置基準』をすべて満たしており、装置操作中の記録で使用する心肺記録システムは麻酔記録システムと融合することにより省力化が図られています。
人工心肺装置を必要とする心臓血管外科手術には、3名の臨床工学技士(体外循環技術認定士含む)が担当し、チーム医療の一員として人工心肺装置を使用した体外循環中の循環管理や心筋保護液供給装置の操作、また機器や物品の準備などを行っています。
日々革新する技術と知識の獲得に努めて、患者の手術が安全で円滑に行われるよう心がけています。
夜間・休日の緊急症例に対しては、24時間体制で対応しています。

血液浄化業務

血液浄化業務の写真

血液浄化センタは、ベッド数18床で入院・外来の血液透析療法を行っています。 月・水・金は午前と午後の2クール、火・木・土は午前のみの1クールの血液透析療法を行っています。また、血液透析以外にも各種血液浄化療法のほか、ICU・CCUでの出張透析も行っています。
当センタでは、ネットワーク管理によるシステムを導入しており、透析治療中の患者の状態や機器の稼働状況、データを集中管理することにより安全性の向上と効率化を図っています。
臨床工学技士の業務は、プライミング・穿刺・治療中の管理・返血・装置の洗浄をはじめとして医療材料および医療機器の保守管理など多岐にわたります。
取得基準を満たした臨床工学技士は、「透析技術認定士」を全員取得しています。 また、腎臓内科医師や血液浄化センタ看護師と連携を図り、患者一人一人に適切な治療が行えるようデータを管理し、透析条件の確認も行っています。
近年、水質管理の重要性からエンドトキシン(ET)活性値と生菌数の基準がISO(国際標準化機構)より定められ、また各種関連学会から高水準のガイドラインが提示されましたが、当院ではその基準に基づいた高い水質管理を行っています。

医療機器保守管理業務

病棟および外来で使用されているすべての医療機器は、医療機器管理システムを用いてMEセンタで中央管理しています。そのすべての医療機器は独自のバーコードで管理されており、貸出・返却・メンテナンスなど医療機器一台一台の稼働状況・点検履歴・故障履歴などを容易に把握することができます。
このシステムの稼働によって、医療機器の故障を未然に防ぐことや医療機器を効率的に運用することも可能となっています。 全ての医療機器に対して安全管理のために、使用前後の点検をはじめ定期点検や定期整備を行っています。医療機器の使用中に不具合が生じたとしても、専門の知識を有した臨床工学技士が迅速に対応しています。
患者の治療のために、安全で信頼できる医療機器を常に提供できるように努めています。

医療機器保守管理業務の写真

手術室業務

手術室には、各科ごとに各種高度な医療機器が多数存在します。それらを安全に使用できるよう、決められた始業前点検・日常点検・定期点検を計画的に実施しています。また使用中のトラブル・故障にも迅速に対応し、手術が安全に行えるよう努めています。
また、近年、内視鏡技術の進歩により内視鏡装置を使用した手術症例が拡大されてきており、内視鏡装置の保守管理も業務の一つです。

手術が安全に施行できるよう始業前点検・術中の調整などを行っています。
2016年には手術支援ロボット「ダヴィンチ」も導入され、多数の症例の手術が行われています。これらの手術にも、臨床工学技士が対応し、サポートしています。

手術室業務の写真