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地域がん診療連携拠点病院

地域がん診療連携拠点病院とは

わが国のがん対策は、平成16年度から開始された「第3次対がん10カ年総合戦略」に基づいて、各種の施策がすすめられています。その中で、特に重要視されているのが、全国どこでも質の高いがん医療を受けることができる体制の整備です。地域ごとに、がん診療拠点病院を指定し、拠点病院を中心に、がん医療の体制整備が進められてきました。

しかし、地域でのがん医療水準を総体的に向上させるためには、拠点病院の整備・充実だけでは十分ではありません。地域の医療を中心的に担う診療所などの医療機関との診療連携が不可欠です。平成18年2月から、こうした観点をとりいれた新たな指針にもとづいて、2次医療圏に1施設をめやすとして、地域における医療機関との連携を図りつつ、がん医療の中心となる「がん診療連携拠点病院」の整備がすすめられています。平成20年4月には、拠点病院指定のために満たすべき要件の見直しがあり、当院は、平成22年4月に城南地区(品川区、大田区)の地域がん診療連携拠点病院の指定を受けました。

地域がん診療連携拠点病院としての機能

拠点病院の主な機能としては、以下に掲げるものがあります。今後、質の高いがん医療が提供できるように、地域医療機関と連携して、充実させていきたいと考えています。

■集学的治療の提供体制

わが国に多いがん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、及び乳がん、こられを5大がんと呼びます)のみならず、その他の臓器のがんや血液腫瘍などについて、集学的治療(手術、抗がん剤による治療、放射線治療等を適切に組み合わせたり、緩和医療を含む複数の診療科間で相互に診療支援を行う治療のことを言います)を提供できます。各学会の診療ガイドラインに準じた標準的治療ならびに応用治療を行い、また、クリティカルパスも積極的に活用しています。

■セカンドオピニオンの提示体制

当院では、セカンドオピニオン外来を開設しています。 セカンドオピニオン外来では、現在受診されている病院の資料を持参していただき、それにもとづいて、診断、治療について、当院の担当医師が意見(これをセカンドオピニオンといいます)を述べます。詳細はセカンドオピニオン外来をご覧下さい。

■緩和ケアの提供体制

当院には緩和ケア科、緩和ケア病棟があります。また、院内には緩和ケアチームが組織されており、各科で治療を受けておられるがん患者さんの緩和ケア医療にもあたっております。今後は、かかりつけ医の協力・連携を得て、退院後の緩和ケア計画を含めた退院計画やかかりつけ医を中心とした緩和ケアの提供体制の整備にも取り組んでいきたいと考えています。

■地域の医療機関との連携体制

地域の医療機関からの紹介患者の受け入れや患者さんの状態に適した地域の医療機関への逆紹介を行っています。また、地域の先生方からの症例相談や、診断、特殊な治療依頼(病理診断、画像診断、抗がん剤や手術適応等に関する相談を含む)にも応じています。また、都内医療機関が共通に使用できる5大がん(肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がん)と前立腺がんの「東京都医療連携手帳(地域連携クリティカルパス」の活用も開始しました。今後、地域医療機関との連携協力体制をより充実させいきたいと考えています。

東京都医療連携手帳については、下記URLよりご確認いただけます。

http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/iryo_hoken/gantaisaku/critical.path/index.html 新規ウィンドウで開く

■がん医療に関する専門的な知識および技能を有する医療スタッフの配置

当院には専門的ながん診療に携わる医師、がん薬物療法に精通した薬剤師、がんの専門看護に精通した看護師、放射線治療を専門とする放射線技師、ソーシャルワーカー、がん登録に従事する診療情報管理士がおります。

■医療施設

当院は、がん医療に関係した専門的治療室(集中治療室、無菌病室、放射線治療室、外来化学療法室)を有しています。また、敷地内禁煙を行っています。

がん相談支援センターの設置

当院にかかっておられるがん患者さんにかぎらず、広く地域のがん患者さん、ご家族、医療機関からの相談に応じる部門です。がん診療にかかわる一般的な医療情報の提供、地域の医療機関の情報の紹介、セカンドオピニオンの提示が可能な医師の紹介、療養上の相談等にあたっています。

■がん診療連携拠点病院委員会の設置

当院では、がん診療連携拠点病委員会を設置し、診療機能や診療実績、地域連携に関する実績や活動状況の他、がん患者の療養生活の質について把握・評価し、課題認識を院内の関係者で共有した上で、組織的な改善策を講じています。

これらの実施状況については、都道府県拠点病院を中心に都道府県内のがん診療連携拠点病院、特定領域拠点病院、地域がん診療病院において、情報共有と相互評価を行って行く予定です。

■臨床研究・臨床試験・治験

がんに関する臨床研究 (262KB)、臨床試験・治験等を行っています。 がん診療は日々進歩をとげており、それを患者さんの診療に還元するためには、病気の特性を研究し、診断法・治療法の改善に努める必要があります。この診断法・治療法の改善の試みを「臨床試験」といいます。

治療に関する臨床試験には、有効性、安全性を評価する第II相試験と治療により生存期間を延長する可能性を評価する大規模な第III相試験があります。当院で行われている、がんに関連した臨床試験は以下のようになっています。


臨床試験


■院内がん登録

標準様式にもとづいた、院内がん登録を行っています。

■がん医療に携わる医師等への研修体制

地域のがん医療に携わる医師等を対象に、早期診断、および緩和ケア等に関する研修を実施しています。

■カンファレンスの開催

がんの部位別に関連科の医師が参加する、各種カンファレンスが開催されています。今後、随時、地域の医師に公開していく予定です。
キャンサーボードの活動について

■児童、生徒のみなさんへ 「がん」について

超高齢化社会をむかえる日本では、4人に1人が65歳以上の高齢者です。また、がんという病気は年をとっていくとかかりやすくなることが多いので、高齢化とともに、がんになる人は増えていきます。現在では、日本人の2人に1人が「がん」にかかる時代になりました。皆さんのご親せきや知り合いの人にもがんにかかった人がいるかもしれません。
「がん」という病気について治らないイメージを持っている方も多いかもしれませんが、早期に発見し、早く治療を行えば治る人も増えてきています。しかし、まだまだがんという病気については誤解している人も多いのが現状だと思います。
このように日本には多くのがんの患者さんがいますので、患者さんやそのご家族だけでなく、それ以外の人も含めてみなが、がんという病気を正しく知ることが大切な時代になってきました。そのため、最近では、「大人になってからではなく、学校に通っている早い時期からがんという病気について正しく知りましょう」、また、「この病気を知ることを通して、自分や周りの人の健康やの大切さを見直しましょう」といわれるようになってきています。
現在、がんについてはいろいろな情報がありますので、調べてみてください。例えば、下記のサイトを開いてみると、がんについてわかりやすく説明してありますので、読んでみるのもいいでしょう。
質問にお答えしますので、以下のメールアドレスにご連絡ください。

参考資料アドレス:http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/__icsFiles/afieldfile/2016/06/16/1369992.pdf   
連絡先:medinfo@ml.east.ntt.co.jp
担当:地域がん診療連携拠点病院事務局 

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