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猪苗代町「秋の猪苗代」

猪苗代湖(天鏡湖)猪苗代湖(天鏡湖)

 万葉の昔から和歌にも登場し、日本を代表する名山磐梯山の麓にある豊かな自然環境に恵まれた猪苗代町。天鏡湖とも呼ばれる猪苗代湖が満々の水を湛え、福島の秋の空を映し出しています。 (写真提供:猪苗代町役場様)

猪苗代城(亀ヶ城)跡-1猪苗代城(亀ヶ城)跡-1

 1589年(天正17年)、磐梯山の裾野を舞台に繰り広げられた「摺上原(すりあげはら)の戦い」で、13代猪苗代盛国は伊達政宗側につき勝利し、 戦いの結果、会津領は伊達の支配下に置かれました。翌1590年(天正18年)、豊臣秀吉による奥州仕置により会津領は没収され、 伊達氏、猪苗代氏とも居城を離れ、約400年におよぶ猪苗代氏の支配が終りました。
 その後、猪苗代城は会津領の重要な拠点として城代が置かれましたが、戊辰戦争で新政府軍が会津領へ入ると、当時の城代が城を焼き払い、猪苗代城の役割りが終わりました。

猪苗代城(亀ヶ城)跡-2猪苗代城(亀ヶ城)跡-2

 1905年(明治38年)荒廃したままの城跡に町内の有志が私財を投じて桜やツツジを植栽し、東屋や観月橋を設けて地域の憩いの場として整備しました。現在は町管理の公園となり、2001年(平成13年)、土塁や石垣、外堀の一部が残された城跡は、「猪苗代城跡附鶴峰城跡」として福島県指定史跡に指定されました。

磐椅神社(いわはしじんじゃ)磐椅神社(いわはしじんじゃ)

 噴火する以前の磐梯山の山頂は、天に向かって高くそびえ立つ石(磐)の梯(はしご)のように、まさに「いわはし」の山容を見せていました。古墳時代以前の応神(おうじん)天皇の頃、勅命により大山祇神(おおやまづみのかみ)と埴山姫命(はにやすひめのみこと)を磐椅山山頂に鎭座されたと伝えられ、後の奈良時代に現在地に遷座し、縁結び、豊作祈願などの神様、品陀和氣命(ほむだわけのみこと)と息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)が祀られています。

土津神社(はにつじんじゃ)土津神社(はにつじんじゃ)

 1672年(寛文12年)、初代会津藩主保科正之(ほしなまさゆき)は、重臣と共に見祢山(みねやま)の磐椅神社へ参拝し、この地を自らの墓所と定め、磐椅神社の末社となり永遠に神に奉仕するとの遺言通り、神道の葬儀により磐椅神社の西に埋葬されました。その3年後、土津(はにつ)神社が造営され、「土津」は、正之が生前共鳴した神道家吉川惟足(よしかわこれたり)から贈られた神号(しんごう)に由来しています。

お問い合わせ

◎猪苗代町役場
住所:〒969-3123 福島県耶麻郡猪苗代町字城南100
電話:0242-62-2111
http://www.town.inawashiro.fukushima.jp新規ウィンドウで開く
◎一般社団法人猪苗代観光協会
住所:〒969-3133 福島県耶麻郡猪苗代町大字千代田字扇田1番地4
電話:0242-62-2048 FAX:0242-62-2939(受付時間:午前8:30〜午後5:30まで)
http://www.bandaisan.or.jp新規ウィンドウで開く