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矢吹町 大池公園のハス

大池橋から見たハスの花写真大池公園(あゆり沼)の水面に群生するハス。アヤメ、睡蓮もみえる

 大池公園は、19.4ヘクタールの敷地に、周囲約2キロメートルの散策路が整備された「あゆり沼」を中心として、キャンプ場、ソフトボール場、茶室・和室のある日本庭園、工芸工房・展示館などの施設を備える公園です。東北自動車道・矢吹インターから約4キロメートル、JR東北本線・矢吹駅から約2キロメートルの距離にあります。
あゆり沼の周囲は、アカマツ林、サクラ、アジサイなどの植栽に囲まれています。7月上旬から8月上旬は、群生するハスが開花し、あゆり沼の水面を彩ります。朝露に輝き、夏の風に揺れる優雅なハスの景観を楽しみに多くの方が訪れます。
このハスは1991年(平成3年)3月、千葉市役所より譲り受けたもので「大賀蓮(オオガハス)」と名付けられた古代のハスです。1951年(昭和26年)、千葉県検見川遺跡で大賀一郎博士により、推定2,000年以前のハスの実が発掘されました。その実から、翌年みごとに花を咲かせるという博士の偉業をたたえる命名です。現在は友好親善のシンボルとして根分けされ、国内外で栽培されるようになっているようです。
現在の矢吹町となっている一帯は、かつて藩政時代には奥州街道の宿場町として栄えました。肥沃な農業地帯が広がる現在の景観からは想像が及びませんが、「行方野(ゆきかたの)」と呼ばれ、水利が悪く、荒涼とした原野だったとのことです。明治時代から昭和に及ぶ原野の開墾事業が進められたほか、この地は時代とともに大きな変遷をたどりました。宮内庁管轄の御料地、陸軍の飛行場など、「矢吹が原」の歴史を知ることで、何気ないような景色も見え方が違ってくるかもしれません。
矢吹町公式サイト「矢吹町100年の歩み」のページ

大池あゆり橋の写真橋を渡りつつ池の上をみればハスが一面に群生

大池の周囲の松の写真 池の畔をウォーキングする人も多い。直売所もあり憩いの場となっている

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