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御斉所街道(県道14号)は古殿町の中を、両岸に桜並木が続く鮫川に沿って通り、名の通りの桜街道となる
御斉所街道(県道14号)の南側を流れる鮫川。桜の時期に散策すれば花に寄る鳥の声がよく聞こえる
古殿町では、桜の見頃が3度あります。それは3つの桜の名所が、それぞれ土地に標高差があり開花の時期が4月中旬、5月上旬、5月中旬と分かれることによります。
先に咲くのは、里の「ふるどの桜街道」と呼ばれる桜並木です。
古殿町を北西から南東に通っていく「御斉所街道」(ごさいしょかいどう・県道14号)は、北西に隣接する石川郡石川町から御斉所山(いわき市)のふもとをたどり、浜通りまでを結びます。
また、町の南西に接する東白川郡鮫川村に源を発した鮫川(さめがわ)は、いわき市で太平洋に注ぐ全長65キロメートル、流域面積601平方キロメートルの2級河川です。
御斉所街道と鮫川は古殿町を西から東に約15キロメートルにわたって並行しています。その内の約7キロメートルに桜並木が続き「ふるどの桜街道」と呼ばれています。いつの頃からか植えられてきた桜は樹齢もそれぞれで、約1,000本を超えています。
写真提供:古殿町役場様
高さは約20メートル、幹周りは約7メートルのヤマザクラ。例年5月上旬が見頃。約60台の駐車場があり、桜の開花時期のみトイレが設置される
古殿町の名前をこの名木で知る方も多いほど、写真愛好家から被写体として人気が高いヤマザクラです。越代地区は、標高が約560メートルあり、例年の見頃は5月上旬です。開花に合わせ5月3日には、地元の地域おこしの方々による「越代のサクラ祭」が催されます。
樹齢は400年を超えると推定され、福島県指定・天然記念物であり、林野庁「森の巨人たち百選」にも入っています。
写真提供:古殿町役場様
渡る風に初夏の香りを感じる5月中旬、高原の中腹では約80本のヤマザクラが咲き競う
三株山の中腹にある高原で、キャンプ場として整備されている所もある
ふもとでは桜の見頃が過ぎる5月、上旬から中旬にかけてヤマザクラが咲くのが三株高原です。三株高原の入り口は、標高が約700メートルあり、その辺りに約80本が群生しています。その年の天候により一斉に咲くことも、少しずつ咲くこともあり花景色に違いがでるのも楽しみのひとつです。5月の下旬には、町の伝統行事である「流鏑馬」にちなんだ「流鏑馬大会・春の陣」も開催されます。古殿町で最も高い三株山(標高842メートル)の中腹には、炊事施設が整った「三株高原キャンプ場」、山頂には「三株山頂富士見台」があり、秋・冬の空気の澄んだ日には遠くに富士山を望むことができます。
写真提供:古殿町役場様
古殿町役場
住所:福島県石川郡古殿町大字松川新桑原【地図】
電話:0247-53-3111(代)
桜の開花状況
平成25年度 古殿町「春のフォトコンテスト」応募要項(PDFファイル)