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重要インフラとして高い安定性と信頼性の確保

Theme1 安心・安全なコミュニケーション 毎日の安心を信頼でつなぐ使命 私たちは、情報通信に関する社会的な課題に真摯に取り組み、安心・安全な利用環境と、災害時にも強いネットワークを構築し、安心と信頼を提供します。

災害時における重要通信の確保と安否確認 その1

おもな災害への対応状況

2017年4月に発生した本州と八丈島の間を結ぶケーブルが海底区間で切断された故障は、他の島嶼部との間を結ぶ伝送路の一部で発生したため、さらなる故障の発生により島嶼部の通信ができなくなる恐れとなりました。そのため、海底区間のケーブル修理が完了するまでの間、いざという時のために、各島嶼部の自治体向けに衛星携帯電話の貸与(約50台)や、衛星通信機器の配備(約10台)により通信途絶に備えるとともに、本土や各島内で日々設備点検を実施し、全島嶼部通信孤立の未然防止に努めました。

災害等発生時の通信確保やサービスの早期復旧に向けた取り組み

2017年度においても、社内はもとより社外の関係機関とも連携し、被災地における通信確保やサービスの早期復旧を目的として各県等域で多くの災害対処訓練を実施しています。

移動電源車の並列運転訓練および緊急走行訓練の実施

移動電源車並列運転訓練模様

訓練全景模様

ケーブル敷設

並列運転試験

緊急走行訓練模様

走行前の車両点検

走行訓練(昼間)

走行訓練(夜間)

災害によって通信サービスに障害が発生、またはその恐れがある場合に備え、私たちは通信サービス確保のために多くの支援車両を保持しています。

例えば、ある地域で停電が発生した場合、NTTビルで保持する発電機やバッテリーにより、ある程度の時間は通信設備に電力を供給し続けることができます。しかし、それ以上の長時間におよぶ停電も想定し、NTTビルに電力を供給できる移動電源車を各エリアに配備しています。

2017年10月には移動電源車の並列運転訓練を実施しました。

この訓練は、現在懸念されている首都圏直下型地震等の大規模災害による停電発生時に、NTTの大型通信ビルに大容量の電力を供給できるよう、NTT東日本管内に配備されている移動電源車を組み合わせて並列運転するもので、関係会社であるNTTファシリティーズ社とも連携し、迅速に措置対応するための技能習得をしました。

また、通信サービスが提供できなくなったエリアに、衛星を経由して電話サービス等を提供するための衛星通信機器を搭載した車両も配備しています。

被災地等への駆けつけは時間との勝負になります。ただ、緊急で駆けつけるためには通常とは違う運転技術が必要となることから、災害時の緊急自動車走行において、安全かつ迅速に業務を遂行するため、緊急走行時に必要な知識および技能を身につける訓練を行っています。

この訓練では、各県等域からそれぞれ緊急車両を運転する従事者が集い、緊急走行運転上注意すべき点を学ぶ座学から、赤色灯やサイレンを実際に使用する走行訓練、さらに夜間駆けつけを想定した日暮れ後の走行訓練といった実技まで、知識・技能を一通り学びます。そして、ここで得た知識・技能をそれぞれの各県域に持ち帰り、地域での訓練等を通して水平展開を図っていきます。

つなぐ:NTT東日本北海道グループ・陸上自衛隊北部方面隊共同防災演習の実施について

自衛隊ヘリによる災害用無線機器の搬送

災害用無線機器の設営

ゴーグル・マスクを着用しての作業

通信ケーブルの復旧(建柱作業)

通信ケーブルの復旧(ドローンによる通線)

NTT東日本 北海道事業部は2018年5月23日に苫小牧市中央公園において、北海道のNTTグループ各社、通信建設関連各社および陸上自衛隊北部方面隊と共同で、苫小牧市に近い樽前山が噴火し各所で通信設備が被災する想定で、災害対策機器を用いた実践的な演習を行いました。

演習には、演習実施者の他、自治体等防災関係機関の見学者を含め総勢約300名が参加。火山泥流・火山灰等により交通・通信が途絶した避難所に対し、陸上自衛隊のヘリで災害用無線機器を運搬してもらい、電話やWi-Fi環境を復旧する演習や、ドローンと連携した通信ケーブルの復旧演習等多岐にわたる演習を行いました。

また、例年実施しているグループ防災演習ですが、火山噴火の想定は初めてであり、演習実施者は火山灰対策のゴーグル・マスクを着用して作業する等、本番さながらの作業を体感しました。今後も最新の災害発生状況を踏まえ、さまざまな防災演習により関係機関との連携を深める等、災害発生時における対応力の維持強化を図っていきます。

つなぐ:災害時の連携強化に向けた陸上自衛隊との合同輸送訓練の実施について

自衛隊合同輸送訓練(左、右)

NTT東日本 青森支店は2018年3月、広域災害の発生を想定して相互協力協定を締結している陸上自衛隊東北方面隊第9師団との合同輸送訓練を実施しました。

訓練には青森支店と陸上自衛隊第9師団の他、NTTドコモ青森支店、NTT東日本 秋田支店、NTT-ME等6団体が参加。ヘリコプターを利用して非常時における電気通信復旧のための資機材を積載して飛行し、着陸・荷物の積み下ろしまで一連の流れを確認しました。今後も訓練を積み重ね、災害発生時における緊急時の対応力の強化を図っていきます。

つなぐ:平成29年度 岩手グループ防災訓練in宮古

初のポータブル衛星装置の設置

現地映像を本部で確認

2017年10月26日、NTT東日本 岩手グループは岩手県宮古市において防災訓練を行いました。台風による倒木や河川の氾濫が、通信ケーブルの敷設されている橋梁の崩壊、RSBM(遠隔加入者収容モジュール)への冠水をもたらし、周辺エリアの通信が途絶されたという想定のもと、グループ会社や協力会社とも連携した実践的な訓練を行いました。行政支所や避難所等の通信確保や孤立エリアの救済のため、Wi-Fi車や移動電源車をはじめとする機器の利用に加え、今回より無線中継装置、ポータブル衛星装置を導入しました。現地訓練の映像を訓練本部のディスプレイに映し出すことで精度の高い情報伝達も試みました。

対応に苦慮する場面がありましたが、実際の災害発生時には適切に対応できるという手ごたえを感じられる有意義な訓練となりました。

つなぐ:平成29年度 NTT秋田グループ総合防災訓練

総合防災訓練の様子

災害対策本部

通信施設復旧作業

NTT東日本 秋田支店は2017年10月、グループ全社員とパートナー会社が参加する「平成29年度 NTT秋田グループ総合防災訓練」を実施しました。

訓練では、災害発生時における災害対策本部の立ちあげと各組織の初動を確認し、全社員向けには地震発生時の基本行動「まず低く」「頭を守り」「動かない」の徹底を図る「シェイクアウト訓練」を実施しました。

また、災害対策機器の運用習熟を目的に、マルチヘリコプタの空撮による現地状況把握、移動電源車やポータブル衛星車、無線中継装置、回線多重化装置を用いた通信途絶地域の救済と、災害対策本部への現地映像の配信等、実践的な訓練により、災害発生時における早期のサービス復旧に向け災害対応力を強化しました。

つなぐ:山形県・酒田市合同総合防災訓練に参加

山形県知事(左から2人目)も視察した訓練

NTT東日本 山形支店と協力会社計26人が、災害時の防災関係機関の相互協力と地域住民の防災意識高揚を目的に、2017年9月に実施された山形県と酒田市による合同総合防災訓練に参加しました。

震度6強の地震と津波に多数の建物が倒壊・浸水した他、土砂災害や火災が発生したという想定のもと、非常用電源車やポータブル衛星装置の運用、被災者の安否を円滑に確認する手段である「災害用伝言ダイヤル(171)」を多くの方に体験していただきました。訓練で学んだことを今後の安定的なサービスの提供に活かしていきます。

つなぐ:平成29年度 茨城県・稲敷市総合防災訓練へ参加

ライフライン復旧の実演

2017年11月、茨城県と稲敷市による総合防災訓練が江戸崎総合運動公園で行われ、NTT東日本 茨城グループと、自衛隊や警察、消防、医療機関等の約130機関および地域の皆さま約2,400名が参加しました。

訓練は、茨城県南部を震源とする大規模な地震と土砂災害が発生したことを想定して行われました。設備班によるライフライン復旧の実演等を通じて、NTT東日本の災害に対する取り組みを知っていただく機会となりました。

つなぐ:NTT東日本 千葉事業部 総合防災訓練 〜3.11東日本大震災を忘れません。私たちは災害に強い通信サービスの提供に努めます。〜

通信ケーブルを修理する訓練

マルチヘリを用いた
通信ケーブル敷設訓練

NTT東日本 千葉事業部は、2018年3月にNTT市原ビルで、NTT-ME千葉事業所、NTTファシリティーズ中央南関東支店、NTTドコモCS 千葉支店および協力会社と連携し、総合防災訓練を行いました。東京湾北西部を震源とする震度6強の地震により、千葉県市原市を中心に通信の孤立や通信設備の大規模な被害が発生したことを想定し、適切かつ迅速に被災地等の通信の確保および応急復旧作業を図ることを目的としています。

通信レスキュー隊とマルチヘリコプタが連携し、地上と上空からのライブ映像による被災状況調査をはじめ、通信サービス復旧のため、傾斜した電柱を建て直し、マルチヘリコプタを用いて通信ケーブルを敷設するための通線他、ポータブル衛星車・デジタル無線装置・移動電源車・非常用可搬形加入者線収容装置といった各種災害対策機器を用い、通信の復旧のための実動訓練を実施しました。

つなぐ:平成29年度東京グループ総合防災訓練〜首都直下地震による大規模災害時においても、迅速なサービス復旧に努めます〜

東京グループでの総合防災訓練

NTT東日本 東京事業部は、2017年11月、最大震度6強の首都直下地震を想定した東京グループ総合防災訓練を実施しました。

訓練では、広域停電・広域火災・公共交通機関の全面停止という被災状況の下、指定公共機関の使命を果たすために「重要通信の確保」・「サービスの早期復旧」というそれぞれのテーマに沿った災害対策活動をそれぞれの組織が実践により近い状況下で行いました。

特に、災害初動期においては、自治体や他の公共機関との連携が重要であるため、通信設備の被害状況を迅速に提供することを念頭に置いたさまざまな「情報の見える化」の手段や手順の確認を行いました。

このような訓練を定期的に行うことで、災害時の迅速なサービス復旧につながる対応力強化に努めています。

つなぐ:平成29年度「神奈川事業部 通信復旧訓練」

中間中継地点となった大野山山頂

災害時用公衆電話(特設公衆電話)の設置

NTT東日本 神奈川事業部は、2017年11月2日、大雨により河川氾濫、橋梁崩壊発生により、山北町エリアの足柄三保ビルにおいてビル孤立状態となった想定の下、通信復旧訓練を実施しました。

訓練には、NTT東日本 神奈川事業部以外にも、静岡支店、山梨支店、長野支店、NTTファシリティーズ、NTTドコモおよびNTT-MEも参加し、災害時用公衆電話(特設公衆電話)の設置、移動電源車による電源供給、南足柄ビル⇒大野山山頂(中間中継地点)⇒足柄三保ビルをつないだ伝送路の確保等を行いました。

つなぐ:NTT東日本 栃木グループ防災演習の実施について〜住民のために迅速な通信回線の確保をめざして〜

対岸等に仮装ケーブルを敷設する際に使用するロケットランチャー

重要通信確保等において
音声1chを伝送するKu-1ch

NTT東日本 栃木支店では、栃木県宇都宮市の栃木県立県央産業技術専門校グランドにおいて、栃木県央部を震源とした大規模災害の発生を想定し、被災地における迅速な通信設備等の応急復旧に向けた防災演習を2018年3月9日に実施しました。

宇都宮市を中心に道路の損壊、商用電源の停電、電柱倒壊、通信ケーブルの断線等による固定電話および携帯電話の広範囲にわたる不通を想定したもので、NTTグループは現地災害本部を立ち上げ、自治体との災害対策本部の情報伝達手段となる緊急時の通信サービスの早期提供を行うとともに、避難所等への通信サービス提供による住民の連絡手段の確保に向けた訓練を行いました。具体的には、橋脚落下時等の通線作業(ランチャー)による電話ケーブルの敷設、マルチヘリによる現地被害状況調査、超小型衛星通信システムによる孤立防止用電話回線の設置等の実践を、参加企業と連携して行いました。

演習は、NTTグループ各社および栃木県立県央産業技術専門校から総勢150名が参加しました。

つなぐ:NTTグループ群馬災害復旧訓練の実施について

災害復旧訓練の様子(左、右)

2017年6月2日、NTTグループ群馬は、群馬県伊勢崎市を想定被災地とした災害復旧訓練を行いました。

県内における大規模災害の発生時に、迅速かつ円滑に被災地の通信確保および復旧作業を図ることを目的に毎年実施しているもので、2017年度は、梅雨末期の断続的な大雨の最中、関東平野北西縁断層帯地震の発生、橋梁の崩落および河川の堤防決壊により、中継光ケーブル断(通信孤立)や交換センタの水没、島村地区全域における通信途絶および広域停電を想定しました。

つなぐ:「平成29年度NTT新潟グループ実動訓練」を実施

移動電源車による給電

Wi-Fi環境を構築する
ブロードバンド救済無線機器

NTT東日本 新潟支店は、2017年11月30日に新潟県新潟市のNTT東日本の小金ビルをメイン会場に「平成29年度NTT新潟グループ実動訓練」を実施しました。訓練は、小金ビルと同じ新潟市内に所在する神道寺ビルおよび豊栄ビルの通信設備において、地震発生により通信ケーブル断となった場合を想定したもので、NTTグループの各社に加え、パートナー会社が一堂に会し、各社連携して訓練を実施しました。

小金ビルに災害対策本部を設置し、無線を利用した被災したビルの電話回線やWi-Fiの救済、ポータブル衛星車による電話回線の救済、移動電源車による電源救済、ドコモ移動基地局への回線提供等、災害対策機器の接続検証・習熟とともに組織間の連携を実践し、いざというときに迅速な対応が可能となるよう取り組みました。

つなぐ:NTTグループおよび陸上自衛隊第12旅団との協同防災通信訓練の実施について

ポータブル衛星装置の設置訓練(左、右)

自衛隊ヘリコプターで資材を空輸

NTT東日本 埼玉事業部は2017年10月、長野県大町市でNTTグループと陸上自衛隊第12旅団が協同で防災通信訓練を行いました。訓練は大規模災害発生時における被災地の迅速な通信復旧を目的としたもので、グループ会社等10団体が参加しました。

訓練は震度6強の地震の影響で大規模停電およびケーブルの断線による通信障害が発生したという想定で実施されました。訓練ではNTTグループの車両や資機材を自衛隊ヘリコプターで空輸、移動電源車による電源の救済や災害用Wi-Fiによる電話回線の提供、ポータブル衛星装置を利用した避難所の災害時用公衆電話を開設する等、本番さながらに万が一の場合の手順を確認しました。

NTT東日本では、今後もさまざまな状況を想定した防災訓練を継続して行うことで経験を積み重ね、災害発生時における緊急時の対応力の強化を図っていきます。

つなぐ:衛星画像で見る「復興への歩み」コンテンツ2018年版公開〜衛星画像でわかる、復興が進む今、を知っていただくウエブサイト〜

2011年3月20日震災後

2017年11月17日 時点
「復興への歩み」で掲載した陸前高田市の様子

NTT空間情報では、東日本大震災の被災地の復興状況が衛星画像で閲覧できるウエブサイト「復興への歩み」を開設しています。

本サイトは震災直後に開設したもので、定期的に撮影した衛星画像を掲載し、7年前から毎年3月11日を前に最新の画像を紹介しています。画像は、震災前から震災直後、そして、復興に向けて力強く歩みを進めている現在に至るまでの様子を定点観測し紹介しています。岩手県陸前高田市、宮城県女川町、宮城県南三陸町の3カ所を追っています。

7年目となった2018年からは、復興エリアの電子地図と衛星画像があわせて閲覧できるサイトの公開を開始しました。

震災の記憶を風化させないためにも、NTT空間情報では空間情報コンテンツの提供を通じて、災害対策や復興等、生活や産業の発展に寄与していきます。

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