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ビジネスチャージ 15min

伝わる話し方講座 12のポイント
POINT12

あなたの話は相手に伝わっていますか?このコラムでは全12回の講座を通じて、ビジネスシーンで役立つ「伝わる話し方」を学びます。最終回は、今までの基本をふまえた上級テクニックをご紹介します。

どちらの話し方が、より興味を惹きますか?

イメージ 悪い例 イメージ 良い例
小さな「笑い」を効果的に使おう

いよいよ最終回

いよいよこの連載も今回で最終回です。これまで、自身を魅力的に見せる話し方(第1回〜第3回)興味を持たれる内容の磨き方(第4回〜第6回)わかりやすい話の条件(第7回〜第9回)あがりの対処方法(第10回)プレゼンスキルを上達させる方法(第11回)など、プレゼンテーションについて多面的に講義してまいりました。

これまでの要素は、プレゼンにおける基礎的な知識です。
基礎を徹底して頂くことが、話し方上達への最短ルートですが、最終回はさらに上級編として、聴き手の心を動かすプレゼンテーションについて、お伝えしてまいります。

笑いで聴衆の心を動かす

ここでいう、聴き手の心を動かすとは、笑いをプレゼンテーションに盛り込むことを言います。さて、あなたは、そもそもプレゼンにおいて笑いが必要だと思いますか?淡々と話される情報を聞くことに関して、聴き手はそれほど厳しいわけではなく、笑いは、プレゼンの要素として、絶対必須というわけではなさそうです。

しかし、私は、プレゼンに盛り込む笑いに関して、”絶対必須ではないが、使えば大きな効果がある”と位置づけています。その効果とは、聴き手の集中力を持続することです。

例えば、真面目な話を聞いている聴衆は、肩に力が入ってしまいます。固くなってしまったその状態は、決して長くは続きません。いつの間にか、聴衆は疲れてしまい、集中力が続かなくなってしまいます。そこで、固くなった聴衆にリラックスしてもらうために、笑いが効果的な材料になるのです。

笑いを起こすことは難しくない

「プレゼンで笑いをとるなんて、難しいことを要求し過ぎだ!それはプロのなせる技だ!」そんな風に思う方もいるかもしれませんが、以外とそんなことはありません。なぜならば、プレゼンの場においては、聴衆から笑いを起こすハードルはとても低いからです。

私も研修の場では、定期的に笑いを起こすように気を配っていますが、笑いが起きずに気まずい思いをするということは、以外にもほとんどありません。それは、私に笑いの才能があるということでは決してなく、そもそもプレゼンの場にいる聴衆が、笑いにきているからではないためです。

お笑いの舞台には、もちろん聴衆は笑いに来ています。レベルの高い笑いを期待して席につきます。だから、聴衆が求めているレベルに達していないと、反応は厳しいわけです。しかし、プレゼンの場は違います。そもそも笑いがあるという前提すらありません。だから、聴衆は反応しやすく、笑いを起こすハードルの高さがとても低いのです。

その低いハードルを越えるために必要なことは、単に緊張を緩和させるような一言を投げかけるだけで十分です。それまで、真面目にプレゼンを聞くという緊張シーンが続くから、小さなネタでも、聴き手から笑いが起こり、リラックスにつながるのです。

食い違ったメッセージもセットで話す

最近、フリップに絵を書いて「こんな○○はイヤだ」というお笑いネタを、テレビでよく見かけますね。自分が伝えたいメッセージと一緒に、食い違ったメッセージもセットで話すこのスタイルは、プレゼン初心者が笑いを織り交ぜたいと思ったときに、とても参考になります。

上のイラストをご覧ください。左は自分が言いたいメッセージだけを述べています。聴衆には伝わりますが、笑いはありません。 一方、右は言いたいメッセージと、食い違ったメッセージがセットになっています。この2つのセットの意外性により、小さな笑いが起き、聴衆をリラックスさせることができます。

このようにして、小さな笑いを、ところどころに織り交ぜてみてください。聴衆はリラックスして聴けるので、集中力を維持できます。あくまで目的は、単に笑いを取ることではありません。集中力を維持して聞いてもらい、聴衆の心を動かすことにあります。

さて、これを持ちまして、この12回にわたってお伝えしてきた講座も終了です。これまでお伝えしてきた知識を、ビジネスシーンへぜひ活用してみてください。ありがとうございました。

野村 尚義 イメージ

筆者プロフィール
野村 尚義(のむらたかよし)
マーキュリッチ株式会社取締役、プレゼンテーションコンサルタント・プロフェッショナル研究家。プレゼンテーションやスピーチにおける影響力向上をテーマに、企業役員への個別指導や、企業研修でのグループ指導をおこなう。これまでの指導実績は10000人を越える。著書に「営業力UPのプレゼン術(日本能率協会マネジメントセンター)」があり、ビジネス誌での連載・新聞・雑誌などでも活動中。

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