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ビジネスチャージ 15min

網野ゼミで学ぶ ネットワーク用語

第一回の講義は、最近耳にすることが多い「クラウド」についてです。

クラウド(クラウドコンピューティング)

読み
くらうど
(くらうどこんぴゅーてぃんぐ)
英表記
cloud(cloud computing)
NTT東日本の関連商品
中堅中小企業向けクラウド
セキュアカメラクラウドサービス

イメージ

意味
従来、組織内や個人宅のパソコン、サーバー上に保有・管理するソフトウェアやデータを使って利用していたアプリケーションやサービス等を、主にインターネット上のサービス提供者からサービスを受ける形で利用すること。または、その提供されるサービスそのものを言う。正確には「クラウドコンピューティング」だが、単に「クラウド」と言われることが多い。

最近よく聞く「クラウド」ってなに?

網野先生:
いいさ君おはよう!これからこのゼミでは、12回の講義を通してネットワーク用語について勉強していくぞ!また、よろしくな!
いいさ君:
よろしくお願いします!
網野先生:
さて、今回の講義は、ここ数年、ネットワーク業界でよく上がるキーワード「クラウド」についてだ。正確には「クラウドコンピューティング」と言う。
いいさ君:
おぉ、「業界」っていうと、なんか通っぽいですね〜!…で、なんですか「クラウド」って? 雲?
網野先生:
やはり知らなかったな…。そうだ、雲のCloudだ。もともとは、ネットワークエンジニア達が書く、ネットワーク構成図から来ているんだ。メインとなる自組織ネットワーク以外のパブリックネットワーク、とりわけインターネットを「雲」のアイコンで書いていたんだな。そして、この「『雲』の部分でコンピューターを利用する」から「クラウドコンピューティング」だ。例えば、今いいさ君がレポートを書いているそのパソコン、ソフトは何を使っている?
いいさ君:
え?普通のワープロソフトですが。
網野先生:
うむ、「パソコンにインストールされているワープロソフト」だな。だが、クラウドではワープロソフトのようなアプリケーションソフトを提供するサーバーを、インターネット上、つまりクラウド上に配置する。そのワープロソフトを利用したい利用者は、サービス料を払って、自分のパソコンからネットワークを経由して利用する。これが「クラウドコンピューティング」の1つの形だ。
いいさ君:
なるほど!・・・ん?でも、「の1つ」ってことは、他にもあるんですか?
網野先生:
そうだ。例えば、通常なら組織内部のファイルサーバーにファイルを保存するが、インターネット上のサーバーに保存する。メールを保存するサーバー、コンピューターウィルスチェックやネット閲覧フィルターなどのサーバー、Webサービス、アプリケーションソフトウェアなど、通常は自分のパソコンや組織内のサーバー、あるいは契約したデータセンターなどに配置すべきものを、プロバイダーや専門のサービス事業者などがインターネットを介して提供する「サービス」として利用するのだよ。

クラウドの解説図

いいさ君:
でも先生、なんでわざわざネットワークを使ってソフトを使ったり、ファイルを保存したりするんですか? パソコンにあるのを使ったり、組織にあるのを使ったほうが簡単でしょ?
網野先生:
もっともな意見だ。だが、クラウドコンピューティングには多くの利点がある。クラウド化することによる利点としてまず挙げられるのは、集中管理が可能になる、ということだ。
いいさ君:
えー、例えばー、僕が使ってるパソコンのワープロソフトじゃなくて、クラウド上にあるソフトウェアを利用するとしますよね。これが集中管理でどうよくなるんですか?
網野先生:
その場合、たとえば、今まではユーザーのパソコンによりバラバラだったソフトウェアのバージョンが簡単に統一できる。セキュリティーのアップデートも、パソコン単位ではなくクラウドのソフトウェアに対して施せば、サービスを利用するすべての人に適用されることになるから、いちいち全ユーザーに対してアップデートを促したりする必要がなくなるわけだ。
いいさ君:
あぁ、なるほど。僕のパソコンがふた昔前のワープロソフトで、先生のが最新だから、送ったファイルが開かない、なんてことがなくなるわけですね。そりゃ、僕も使えるものなら最新のものを使いたいですもんねえ。
網野先生:
ゴ、ゴホン。それはともかく、集中管理には、他にも利点があるぞ。例えば、本社と複数の支店がある会社の場合、従来は、すべての場所にファイルを保存するサーバーを置くことが多かった。たとえ3,4人しか従業員がいない支店であってもサーバーを置くとなると、導入コストも運用コストも馬鹿にならん。その点、クラウドを利用すれば、クラウド上のサーバーに複数の拠点のファイルを集中することができる。
いいさ君:
なるほどぉ。魅力はコストダウン!ですね!!
網野先生:
そのとおり。他にもあるぞ。利用するサーバーがインターネット上にあるということは、「インターネットに接続できる環境ならばどこからでも利用できる」ということになる。会社、自宅、そしてモバイル機器、いまならタブレットPCなどだな、場所と時を選ばず利用できるわけだ。
いいさ君:
そうかぁ。なんか、色々と便利なんですねぇ、クラウド。集中管理やコストダウン、様々な場所や機器で使う事ができる。そりゃ、人気も出ますよねぇ。
網野先生:
確かにそうだな。今後もますます利用が進むことだろう。いいさ君もクラウドコンピューティングについて、さらに勉強しておくとよいだろう。では今日のゼミはここまで!!

おさらいテスト

※回答はチェックボックスをクリックしてください。

Q1.なぜ「クラウド=雲」と呼ばれるようになったのか?

Q2.クラウドサービスとはなにか?

Q3.クラウド化する利点はなにか?

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次回予告
講義2 IP電話について解説します。
講義3 Wi-Fiについて解説します。
講義4 IPv6について解説します。

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筆者紹介
網野 衛二(あみのえいじ)
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文系大学卒業後、紆余曲折してコンピューター系の専門学校の講師として、ネットワークの構築・管理・授業を行っている。また、Webサイト「Roads to Node」の管理人として、「3分間Networking」というネットワーク講座を公開しており、その他にも雑誌やWebサイトなどにネットワーク系の連載を行っている。

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