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国立大学法人 群馬大学様

全学の学術情報基盤データセンターに移行
シンクライアント図書館認証基盤も同時に更改

国立大学法人 群馬大学様

導入の背景

東日本大震災時の計画停電において度重なるサーバー停止を強いられた経験から、全学の情報インフラを担う学術情報基盤システムの事業継続力を向上したいと考えた。

選定のポイント

  • 複数キャンパスのBCP対策をまとめて強化できる総合力
  • NTT東日本データセンター(DC)の堅牢性と高セキュリティーに基づく信頼性
  • 全学の認証基盤の構築・運用を手がけたNTT東日本の実績
  • 「学術情報ネットワーク(SINET4)」と高い親和性のある提案の先進性

期待される効果

  • データセンター移行による省電力化やサーバー運用コストの削減
  • システム集約・DC移行による複数キャンパスのBCP対策の強化
  • 図書館情報システムを含めた一括調達によるシステム連携とコストメリット

選定ソリューション

計画停電に伴う度重なるサーバー停止への対応が発生

東日本大震災の発生後、さまざまな企業・団体の事業継続を困難にしたのは、電力供給の問題でした。電力不足への対策として実施された計画停電(輪番停電)により、対象地域の企業活動は大きく制限され、人々の暮らしは不便を強いられることとなりました。国内すべての企業・団体にとって、そうした停電対策を含む大規模災害時の事業継続が共通の課題となる中で、ICTを活用したBCP対策の強化にいち早く取り組んだのが群馬大学です。

本部・教育学部・社会情報学部のある荒牧地区(前橋市)、医学部のある昭和地区(前橋市)、理工学部のある桐生地区(桐生市)、太田地区(太田市)と、4つのキャンパスを構える同大学は、直接的な被害は免れたものの、各キャンパスとも東日本大震災後の計画停電の対象地域となりました。そのため、停電実施に備えて情報システム機器の電源を事前に落としたり、再起動に追われたりと、煩雑な作業が頻繁に発生。多くの学部で休講を余儀なくされ、研究活動にも支障をきたしました。

そこで全学の情報システムの管理・運営を担う総合情報メディアセンターでは、キャンパスの通信インフラを担う「学術情報基盤システム」の更改を機に、BCP対策の強化を図ることとしました。同システムは、全学の情報システムの入り口となる認証基盤をはじめ、PC教室のシンクライアントシステムやeラーニングシステムなどから構成されるもので、前回の構築から4年を経て更改時期が近づいていました。そこで、更改に向けさまざまなサービスを比較検討する中で、同大学が注目したのが、NTT東日本データセンターを活用する構想でした。

NTT東日本データセンターへの全学情報基盤の移行を提案

NTT東日本群馬支店では、これまで群馬大学のICT環境に関してさまざまな取り組みを行ってきました。教室まで光ファイバーを引き込むFTTD(Fiber To The Desk)による高速キャンパスネットワークの構築をはじめ、全学的な認証基盤の整備や、大学卒業後も永続的に利用できるWebメールシステムなどを導入。さらに東日本大震災に伴う計画停電時のトラブル対応にも尽力、大学の情報システムをさまざまな角度から支援してきました。

中でも全学的な認証基盤の整備においては、それまで多種多様な認証システムが混在していた状況を刷新し、複数の学内システムにシングルサインオンでアクセスできるようにするなど、学生・教職員の利便性が向上しました。

そこで、今回の学術情報基盤システムの更改においても、BCP対策の強化を目指す大学の要望に応えるべく、営業・SEが連携した提案活動をいち早く開始。各キャンパスにサーバーやスイッチなどのネットワーク機器を設置する従来のシステム構成では、停電や電源喪失の影響を避けられないため、学術情報基盤システムのサーバー機能を、仮想化技術を用いて集約した上で、NTT東日本データセンターにハウジングする構成を提案しました。

こうした提案を実施した経緯について、NTT東日本群馬支店の担当者は、「学術情報基盤システムは、全学の情報インフラを支える大規模な情報基盤であり、サーバーの仮想化による集約やシステム移行には困難が予想されました。しかし、お客さまの求めるBCP対策の強化にはそれが必須であり、最適な提案と確信していました」と語ります。

群馬大学では、NTT東日本の提案内容を評価するとともに、日本全国の大学・研究機関をつなぐ学術情報基盤「学術情報ネットワーク(SINET4)」の接続拠点であり、キャンパスと至近距離にある立地条件などを考慮した結果、NTT東日本データセンターを選定し、学術情報基盤システムの更改をNTT東日本に依頼することになりました。

NTT東日本 ビジネス&オフィス営業推進本部 群馬法人営業部門 営業担当部長 樋口 正弘
NTT東日本
ビジネス&オフィス営業推進本部
群馬法人営業部門
営業担当部長 樋口 正弘

NTT東日本 ビジネス&オフィス営業推進本部 群馬法人営業部門 営業担当 営業担当課長代理 今井 誠司
NTT東日本
ビジネス&オフィス営業推進本部
群馬法人営業部門 営業担当
営業担当課長代理 今井 誠司

NTT東日本 ビジネス&オフィス営業推進本部 群馬法人営業部門 営業担当 担当課長 金子 重雄
NTT東日本
ビジネス&オフィス営業推進本部
群馬法人営業部門 営業担当
担当課長 金子 重雄

NTT東日本 ビジネス&オフィス営業推進本部 群馬法人営業部門 SE担当 担当課長 斉藤 浩一
NTT東日本
ビジネス&オフィス営業推進本部
群馬法人営業部門 SE担当
担当課長 斉藤 浩一

NTT東日本 ビジネス&オフィス営業推進本部 群馬法人営業部門 SE担当 主査 大塚 喜広
NTT東日本
ビジネス&オフィス営業推進本部
群馬法人営業部門 SE担当
主査 大塚 喜広

図書館システムの一括調達で、認証基盤との連携を目指す

群馬大学では、学術情報基盤システムの更改において、BCP対策の強化を目的としてNTT東日本データセンターに情報基盤を移行すると同時に、PC教室のシンクライアント環境や図書館情報システムとの認証連携についても見直しを図ることとなりました。

まずPC教室については、約600台の端末更改に加えて、従来の方式に比べ、起動時間の短縮が見込める新たなシンクライアント方式への変更を検討しました。

また、図書館情報システムも、これまで全学認証基盤とは異なる認証システムで運用していたため、IDとパスワードが異なり利用者にとって不便を強いていました。そこで、今回のシステム更改で全学認証基盤との連携を図ることで、IDとパスワードを統一し利用者の利便性を向上させました。NTT東日本では、図書館情報システムの開発元であるNTTデータ九州に協力を依頼。NTTグループの総合力を生かして、全学認証基盤との確実な連携を図れる体制で臨みました。

NTT東日本の担当者は図書館情報システムの更改について、「全学認証基盤とのスムーズな連携による利便性の向上を目指したのはもちろんですが、当社を通じた一括調達となることで構築稼働費を圧縮できるという効果もありました。」と振り返ります。

データセンターに移行した情報基盤のもと新たな学びが実現

約半年の構築期間を経てNTT東日本データセンターに移行した群馬大学の学術情報基盤システムは、当初の予定通り稼働を開始しました。複数の電源設備を有し、自家発電をはじめ独自の電源供給対策を講じているNTT東日本データセンターを利用することで、群馬大学では、大規模災害時の電源喪失に対する懸念や計画停電への対応から解放され、BCP対策の強化やシステムの信頼性も大きく向上しました。毎年実施している法定点検に伴う全館停電の際も、最小限のシステム停止で済むなど、通常のシステム運用においても業務負荷の軽減が図られています。

NTT東日本の担当者は「今回のシステム更改に当たっては、4つのキャンパスにあったサーバーをデータセンターに集約するなどネットワーク構成の変更が伴うことから、お客さまやベンダーと緊密に連携して移行作業を進めました。また、約600台に及ぶシンクライアント端末を一斉起動しても問題なく利用できるよう、NTT東日本ではサーバーやネットワーク機器の検証を含めた周到なトラヒック対策を実施する一方、アプリケーションの動作確認などは大学側で並行して行っていただくなど、互いの役割分担のもと、移行作業を効率よく進めることができました」と、協力体制の効果を強調します。

懸案だった図書館情報システムの認証基盤については、全学認証基盤と統一し、学生・職員の利便性向上に役立っています。PC教室のシンクライアント環境についても、OSも含め端末側にデータ保存や情報処理機能を持たないゼロクライアントと呼ばれる新方式のもと、端末の起動時間が大幅に短縮されるとともに、約600台におよぶ全端末のメンテナンスにかかる稼働が削減され、セキュリティーも確保できています。

さらに、こうして新たに整備されたPC環境のもと、総合情報メディアセンターのある荒牧キャンパスの中央図書館の一角に学習施設「ラーニングコモンズ・アゴラ」を新設。複数の学生が端末を囲み、活発にやりとりすることで学生同士の自発的な学習を促すアクティブラーニング(協働学習)が随所で見受けられるなど、ICTを活用した新たな学びが実現しています。

約600台のシンクライアント端末のサーバー機能を含め、全学の認証基盤を担う学術情報基盤システムを、NTT東日本データセンターに移行した群馬大学。今後も新たな技術や通信サービスを積極的に活用して、BCP対策の強化や学生・教職員が活用するICT環境の利便性向上に役立てたい考えです。NTT東日本はこれからもデータセンターを含め、学術情報基盤システムの土台となる通信インフラの整備に尽力しつつ、お客さまの課題解決や学生サービスのさらなる向上に寄与する先進ソリューションを積極的に提案し、最先端の学術研究を推進する群馬大学の取り組みをあらゆる角度から支援していきます。

システム構成図システム構成図

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2014年7月時点のものです。

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