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千葉工業大学様

ネットワーク系基幹サーバー機能をセキュアなクラウド基盤に移行
BCP対策を強化
運用負荷の軽減を図りつつ、学内無線インフラも大幅に増強

千葉工業大学様

導入の背景

FTTD(Fiber To The Desk)による基幹ネットワークの更改にあたり、ネットワーク系基幹サーバー機能をクラウド化して管理・運用コストを削減するとともに、学生・教職員に配布するスマートデバイスの活用を促進するため、無線LAN環境を増強したいと考えた。

選定のポイント

  • ネットワーク系基幹サーバー機能をすべてクラウドへ移行する提案の先進性
  • 堅牢かつセキュアなデータセンターを利用したBCP対策の実現
  • 大規模なシステム更改を短期間で実現する実行力と豊富な保守・運用実績
  • システム全体を見据えたマルチベンダーによる最適化と提案力

期待される効果

  • クラウドへの移行によるサーバー管理・運用コストの削減および省電力化
  • 高速な「学術情報ネットワーク(SINET4)」の活用によるアクセス速度の維持・向上
  • 無線LAN環境の増強による学生・教職員の利便性向上

選定ソリューション

先進の大学教育を支える高速キャンパスネットワークを更改

近年、キャンパスを都心から郊外へ移転した大学が再び都心に回帰する動きが目立っています。大学は、少子化を背景に学生の確保が求められ、グローバル規模での優秀な人材の獲得に向けて国際競争力も問われるなど、魅力あるキャンパスづくりが急務となっています。そうした中、都心に近い千葉県・津田沼と新習志野にキャンパスを構え、先進のICTを積極的に取り入れ、学習環境の充実を図ってきたのが、千葉工業大学です。

千葉工業大学では、2005年に国内大学初となるFTTDによる高速キャンパスネットワークを構築。各教室・研究室に光ファイバーを敷設して、教育・研究活動に役立ててきました。また、2011年から2012年にかけてコンピュータ演習室に仮想デスクトップサービス(DaaS)を導入し、理工系大学では必須である高速演算処理を必要とするハイエンドな用途にも対応できる端末を整備。パフォーマンスの向上を図りつつ、ネットブート型のシンクライアント環境への移行により大幅な省電力化を実現しました。

さらに、FTTDでシンプルな集約型ネットワークを構築したことで、研究棟・フロアごとのネットワーク機器の設置が不要となり集中管理が可能となるなど、学内システムの管理・運用コストの削減にも果敢に取り組んできました。

このように大学教育を支えてきたFTTDによる基幹ネットワークでしたが、「従来のネットワーク機器や回線のままでは、増加し続けるトラフィックへの対応にも限界があり、教室や研究室での配線ミスなどに起因するシステム障害への対策も急ぐ必要がありました」とNTT東日本の担当者が語る通り、導入後数年を経たネットワークは、更改する時期を迎えていました。そこで、さらなる管理・運用コストの削減を目指しつつ、なおかつクラウドなどの先進技術も積極的に盛り込んだ、今後の大学モデルとなりうる新たなキャンパスネットワークの構築を検討することとなりました。

クラウド環境を活用した先進的な提案力と大規模なシステム構築を短期間で実現する構築力

千葉工業大学では、キャンパスの基幹ネットワーク更改にあたり、今後も管理・運用負荷を抑えるため、FTTDによるシンプルな集約型のネットワーク構成を継続することとしました。その上で、さらなる運用負荷の軽減を目指すとともに、BCP対策の観点から、計画停電などいざという時でも学生・教職員への連絡手段を確保できるよう、ネットワーク系の基幹サーバー群を外部データセンターに預けることを検討しました。

一方、大学では、授業におけるICTの利活用や教務の効率化、ペーパーレス化を促進するべく、学生・教職員(約12,000名)にタブレット端末を貸与することを学内方針として決定。今回のネットワーク更改に合わせて、教室・共用スペースなどキャンパスのどこにいても主たる場所からインターネットや学内ネットワークへセキュアにアクセスしてタブレット端末を活用できるよう無線LAN環境を増強することとなりました。

こうした大学の要望に対し、既存のFTTDによる高速キャンパスネットワークの構築・運用や、津田沼キャンパスにあるコンピュータ演習室のシンクライアント環境の整備を手がけてきたNTT東日本では、信頼性の高いクラウド基盤を低コストで利用できる「Bizひかりクラウド 安心サーバーホスティング」を用いて、サーバー機能をサービスとして利用するクラウド環境の導入を提案しました。「管理・運用コストをできるだけ軽減すると同時にシステム可用性を向上したいというご要望に最大限に応えるべく、ハードウェアをデータセンターに預かるハウジングから一歩進んで、サーバー機能そのものをクラウド化して提供するホスティングサービスを提案しました」と、NTT東日本の担当者は説明します。

さらに、津田沼・新習志野の両キャンパスで膨大な数に及ぶ、光ファイバーの終端装置(メディアコンバータ)の交換をはじめ、教室・共用スペースへの無線LANアクセスポイント設置や電波干渉の検証なども含め、ネットワーク構築全般を短期間で滞りなく実施できる構築力をアピールしました。

こうした先進的かつ実効性のある提案内容が評価され、NTT東日本はクラウド環境の導入やFTTDによる高速キャンパスネットワーク更改および無線インフラの環境整備を任されることとなりました。

NTT東日本 ビジネス&オフィス営業推進本部 ビジネス営業部 第三ビジネス営業部門 第1文教・メディアビジネス担当 営業担当課長代理 佐藤 昭宏
NTT東日本
ビジネス&オフィス営業推進本部
ビジネス営業部
第三ビジネス営業部門
第1文教・メディアビジネス担当
営業担当課長代理
佐藤 昭宏

NTT東日本 ビジネス&オフィス営業推進本部 ソリューションエンジニアリング部 ビジネス部門 大学・高等教育担当 主査 菊池 貴光
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ソリューションエンジニアリング部
ビジネス部門
大学・高等教育担当
主査 菊池 貴光

NTT東日本 ビジネス&オフィス営業推進本部 ソリューションエンジニアリング部 ビジネス部門 大学・高等教育担当 田中 浩
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ソリューションエンジニアリング部
ビジネス部門
大学・高等教育担当
田中 浩

SINET4の活用で、クラウド環境への高速アクセスを実現

千葉工業大学が採用を決めた、NTT東日本の「Bizひかりクラウド 安心サーバーホスティング」は、「フレッツ 光ネクスト」(インターネット接続サービス)や「フレッツ・VPN ワイド」などのネットワークサービスを利用して、お客さまのシステムやデータをBizひかりクラウド基盤の仮想サーバー上で運用するサービスです。堅牢で安心・安全なNTT東日本のデータセンターを活用するもので、システムやデータを預かるクラウド基盤から、データのやりとりを行う通信サービスまでを一元的に提供できるとともに、地域に根ざしたきめ細かなサービス体制を備えているのが大きな強みといえます。

また、日本全国の大学・研究機関などの学術情報基盤として利用されている「学術情報ネットワーク(SINET4)」と接続しセキュアなVPNを構築できるなど、ネットワークを構成する上で柔軟性が高い点も本サービスの大きな特徴です。今回のネットワーク更改では、ネットワーク系のサーバー群を外部のクラウド基盤に移行することで、津田沼・新習志野の両キャンパスからクラウド基盤への頻繁なアクセスが予想されました。そこで、Bizひかりクラウド基盤へのアクセスは40Gbpsの高速バックボーン回線を有するSINET4経由とし、セキュアな仮想プライベート網での高速アクセスを低コストで提供することを目指しました。

SINET4との接続について、NTT東日本の担当者は「Bizひかりクラウド基盤とSINET4の連携は初めての取り組みだったため、同ネットワークを構築・運営している国立情報学研究所(NII)と綿密に調整を実施。サーバー類をクラウド化してもパフォーマンスを維持・向上できるよう検証を重ねつつ、スムーズな導入を目指しました」と振り返ります。

管理・運用コストを削減、基幹ネットワークの信頼性も大幅向上

NTT東日本の「Bizひかりクラウド 安心サーバーホスティング」を用いた千葉工業大学のネットワーク更改は、2013年4月に始まり同年9月に完了、翌10月から運用を開始しました。津田沼・新習志野の両キャンパスでは、無線インフラを増強するため、合計530台の無線アクセスポイントを設置し、コアスイッチも更改しました(共にJuniper Networks社製)。合わせて、FTTD用のメディアコンバータ(アライドテレシス社製)1,400台も交換し、短期間で基幹ネットワーク機器の更改を実現しました。

「ネットワーク構成がシンプルなだけに、光ファイバーを集約する基幹スイッチ類は信頼性の高い製品を選定しました。性能を最優先にしつつも、スムーズな更改のためにはネットワーク機器がコンパクトで扱いやすいことも重要な要素でした」と、NTT東日本の担当者は構築作業において重視した点を語ります。

今回のネットワーク更改ではDNSやDHCP、LDAPなど約20台分の基幹サーバー機能をBizひかりクラウド基盤上に移行しましたが、学生・教職員は従来と変わりなくネットワークを利用しています。クラウドへの移行でハードウェアのメンテナンスが不要となり、管理・運用コストも大幅に削減されています。また、津田沼・新習志野の両キャンパスからSINET4へ接続することでネットワークを冗長化しており、インターネット接続もSINET4と津田沼キャンパス経由の「フレッツ 光ネクスト」とで負荷分散を図りつつ、回線異常時には接続経路を自動的に切り替える仕組みを採用するなど、ネットワーク環境の信頼性が大幅に向上しています。

また、学生・教職員への連絡手段として、従来はWebメール環境を学内で構築・運用してきましたが、今回のネットワーク更改を機に、商用クラウドサービスに移行。学内ID・パスワードとの連携を図る統合認証基盤のもと、図書館システムなども含めた学内システムにシングルでアクセスできる環境を実現しました。

さらに、無線インフラを増強し学生・教職員へタブレット端末を配布することで、教職員が行う会議のすべてがペーパーレス化されるとともに、学びの双方向性・多様性が図られ、創造的な学習・研究活動の深化を期待できる環境が整備されました。

千葉工業大学では、こうして更改された基幹ネットワークや無線インフラのもと、将来的に研究室やコンピュータ演習室のサーバー群のクラウド化も視野に入れるなど、管理・運用コストのさらなる削減を図り、学生サービスの向上を目指しています。先進のICT環境を果敢に取り入れ、進化を続ける千葉工業大学。NTT東日本は、その歩みをさらに加速できるよう最新ソリューションを提供し、今後も先進の大学教育実現に貢献し続けていきたいと考えています。

ネットワーク構成概要ネットワーク構成概要

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2014年2月時点のものです。

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