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JFおもえ 重茂漁業協同組合様

高齢の組合員でも使いやすいタブレット端末
漁協情報生活情報を配信

JFおもえ 重茂漁業協同組合様

導入の背景

既存の情報配信サービスの提供終了に伴い、漁業・生活情報などを手軽に情報配信するための代替手段を確保するとともに、多様な活用が可能な高速インターネット環境を、組合員宅に整備したいと考えた。

選定のポイント

  • 高齢の組合員でも使いやすいタブレット端末「光iフレーム2」の操作性
  • さまざまな用途に活用できる高速インターネット環境の将来性
  • NTT東日本の通信サービスやサポート体制に対する安心感・信頼感

期待される効果

  • 従来と変わりなく手軽に利用できる、漁業・生活情報共有手段の確保
  • 3G契約が不要なWi-Fi専用端末による低コストでの導入・運用
  • 高齢者の買い物支援や安否確認など、さまざまな用途への活用

選定ソリューション

組合員との情報共有に「オフトーク通信サービス」の代替手段を検討

太平洋に面した三陸海岸のほぼ中央に位置する岩手県・重茂(おもえ)半島は、漁業従事世帯数が約90%を占める純漁村地区。その沖合いは親潮と黒潮の寒暖流が交差する絶好の漁場で漁獲種類も豊富であり、三陸でも有数の水揚げを誇っています。東日本大震災では、宮古市の中心部と半島内の地区を結ぶ県道が崩落し、漁港も大きな被害を受けましたが、重茂産ブランドの主力海産物である、春先の早採りわかめの出荷を早期に再開するなど、復興に向けて着実に歩みを進めています。

約400世帯の組合員が所属する重茂漁業協同組合(以下、重茂漁協)では、1995年度から、電話回線の空き時間を利用して、FAXで情報配信が手軽に行えるNTT東日本の「オフトーク通信サービス」を導入。わかめや昆布、あわびなどの海産物の1日の漁獲高といった漁業に関する情報や、海の状態などの情報を漁協から組合員に迅速に提供する手段として活用してきました。しかし、設備の老朽化や修理部品の調達困難などの理由により2015年度末に「オフトーク通信サービス」の提供が終了することから、代替手段の導入に向けて動き始めました。

パソコンや携帯電話などを使用した情報提供サービスの導入を検討したものの、平均年齢が50代中盤と高齢の組合員が多いこともあり、パソコンはキーボードへの拒否感がある点、携帯電話は小さく見づらいうえに文書を印刷して保管できない点、従来と大きく使い勝手を変えたくない点が理由となり、いずれの手段も導入に至りませんでした。情報配信を担当する漁協としても、導入時の設備投資や日々の情報配信に要する運用コストを抑えたシステムに更改したいと考えていました。

高齢者の使いやすさを最優先に、NTT東日本の「光iフレーム2」に着目

NTT東日本岩手支店では、以前から、漁協の情報化に向けた取り組みを支援してきました。今回、重茂漁協の情報共有システムの更改に際して、お客さまからいただいた主な要望は、まず何といっても、漁業・生活に関する情報を従来と同じように情報配信できて、高齢者の多い組合員も受け入れやすくスムーズに利用できること。そして導入・運用にかかる費用もできるだけ抑えることでした。こうした条件に合う仕組みとして岩手支店が着目したのが、NTT東日本のタブレット端末「光iフレーム2」を活用した情報配信でした。

「光iフレーム2」は、タッチパネルで直感的に操作でき、機能はシンプルで誰でも使いやすいタブレット型の情報端末です。光回線によるブロードバンド環境のもと、手軽にインターネットを利用したり、情報配信サービス「フレッツ・マーケット(*1)」を介して、生活に密着したタイムリーな情報を入手したりできます。生活防水性能も備え、シンプルで分かりやすい画面設計の専用アプリを搭載すれば、これまでインターネットやタブレット端末を利用したことがない人でも、操作に迷うことなく利用できます。

重茂漁協はNTT東日本の提案に対し、こうした端末本体の使いやすさに加えて、組合員の大半が自宅で利用すると想定して3G回線の契約が不要なWi-Fi専用端末の採用で初期費用や運用コストを低減できる点や、漁協側から手軽に情報配信できる仕組み、配信した文書を漁協側のサーバーに保管して受信状況を一括管理できる効率性などを評価した結果、採用を決定。NTT東日本と共同で、情報共有システムの更改に臨むこととなりました。

  • *1:フレッツ・マーケットとは、光iフレーム2上で暮らしに便利なアプリをダウンロードできるコンテンツ提供サービスです。

生活防水対応で操作しやすい画面、お知らせの自動印刷にも対応

NTT東日本のタブレット端末「光iフレーム2」を活用した、重茂漁協の情報共有システムの仕組みは以下の通りです。組合員宅にはアクセス回線の「フレッツ 光ライト」と「ひかり電話オフィスA(エース)(電話サービス)」を導入して、「光iフレーム2」や無線LANルーター、Wi-Fi対応プリンターを設置。また、情報配信を行う漁協事務所には配信用のパソコンを設置しました。情報配信に際して、帯域確保型データ通信サービス「データコネクト」を介することで、情報配信のセキュリティーと安定性を確保することとしました。

さらに、従来と同様な使い勝手を確保したいとの漁協・組合員双方からの強い要望を受けて、受信した情報を「光iフレーム2」の画面上で閲覧するだけでなく、無線LAN経由で自動的にプリンターで印刷する機能を、ハードウェアベンダーの協力により新たに開発。さらに「光iフレーム2」のユーザーインターフェイスに関して、アプリ用のボタン数を減らして、1つのボタンを大きくするなど、電子機器の操作が苦手な方でも扱えるよう工夫しました。さらに、屋外設備向けのIP告知送信システムとの連携を図ることで、「光iフレーム2」の文字情報に加えて、音声での情報配信にも対応するようにしました。これにより、組合員宅では「光iフレーム2」から音声が流れ、屋外にいても街頭に設置したスピーカーからIP告知送信システムを介して、漁協からのお知らせ音声が聞こえるようになっています。

こうして、「光iフレーム2」を活用した情報共有システム「おもえ漁協ネット」は、2013年3月に運用開始しました。約400拠点の組合員宅と、スピーカーを設置した13拠点の屋外設備に対して、あわび・うに漁などの口開けや、波・水温などの漁場状況による漁の可否、わかめなどの水揚げ量、イベントのお知らせなどの情報配信する仕組みが整いました。

タブレット端末や光回線の導入による、広がる可能性に期待

NTT東日本のタブレット端末「光iフレーム2」を活用した情報共有システム「おもえ漁協ネット」のもと、重茂漁協では、日々の手軽な情報配信が実現しています。漁協事務所からパソコンやスキャナーを用いて配信した情報は、組合員宅の「光iフレーム2」に配信されるとともに、自動的にプリンターから出力もされます。これによりタブレット端末に不慣れな場合でも情報を確実に入手できるほか、出力した漁業情報を持参して漁に出ることもできるなど、大変役立っています。なお導入に際して、漁協ではNTT東日本と連携して説明会を開催、情報配信の仕組みや利用方法について周知を図り、組合員の理解を得ることに努めています。

1.重茂漁協事務所から情報を配信。2.組合員宅のタブレット端末で情報を受信。3.受信情報は自動的にプリンターで印刷

重茂漁協では、操作が簡単なタブレット端末を導入したことにより、当初の目的であった情報共有以外にも、さまざまな利用方法があると期待を寄せています。例えば、漁協で販売している漁業用品・生活物資の購入や配達手配を手軽に行える買い物支援システムを導入することで、高齢の組合員の利便性向上に大きく貢献できます。また、毎朝ボタン1つ押すだけの安否確認システムを導入すれば、一人暮らしの組合員の安心感につながり、生活の支えになると期待できます。

さらに、今回の「フレッツ光(インターネット接続サービス)」の導入をきっかけに、パソコンを購入してインターネットを積極的に活用する組合員が増えています。漁協でも敬老会の会合や組合員を集めた催事などでインターネットを利用したカラオケ大会を開催するなど、導入した高速インターネット環境をフル活用。今後も積極的に役立てたいといいます。

今回構築したシステムは、「システム更改を機に、インターネット未利用者の障壁を少しでも低くしたい」「会員などへの定期的な情報配信を低コストで実現したい」といったニーズに応えるものといえるでしょう。NTT東日本では、今後もそうしたニーズに応えるような先進ソリューションの提供を通じて、住民の毎日の暮らしがより豊かで楽しくなるよう、重茂漁協の活動をあらゆる角度から支援していきます。

システム構成図 「おもえ漁協ネット」システム概要 システム構成図 「おもえ漁協ネット」システム概要

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2013年5月時点のものです。

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