法人のお客さま


ホーム > 法人のお客さま > 導入事例 > 帝京平成大学様


帝京平成大学様

新キャンパス開校を契機に先進IT環境導入
学生サービス向上
教職員が働きやすいキャンパスを整備

帝京平成大学様

導入の背景

新キャンパス開設に当たり、遠隔にある既存キャンパスとも連携したIT設備の構築によりシームレスな使い勝手を確保しつつ、学生サービスの更なる向上や教職員の負担軽減を実現したいと考えた。

選定のポイント

  • 池袋キャンパスのIT環境の構築・運用を手がけた、信頼と実績
  • ネットワークからシステムまで、トータルに対応できる実行力
  • 短期間でシステム構築を迅速にこなすプロジェクト管理能力

期待される効果

  • ITを活用した講義や学習環境がもたらす学生サービスの向上
  • 既存キャンパスと同様な使い勝手の実現を踏まえた教職員の負担軽減
  • 省エネルギーや防災にも配慮した魅力あるキャンパスの実現

選定ソリューション

NTT東日本のトータルソリューション

NTT東日本のトータルソリューション イメージ図

「中野四季の都市(まち)」に、待望の新キャンパスを開設

帝京平成大学は、健康・医療・福祉・教育・情報の総合大学として、現代ライフ学部やヒューマンケア学部といったユニークな教育カリキュラムで知られています。実学を重んじる建学の精神に基づいて、資格取得に向けたコースも充実。実践的知識や能力を身に付けた人材の養成を通じて、社会に貢献することを目指しています。

1987年に千葉県市原市の帝京技術科学大学(1995年に帝京平成大学に名称変更)が開設し、その後の学部・学科の増設に合わせて、東京・池袋や千葉・幕張に最新鋭の設備を備えた都市型キャンパスを開設。学生サービスの向上や教育環境の充実を視野に入れたキャンパスづくりを実践してきました。都心へのキャンパス設置にいち早く取り組んできた同大学の次の一歩となったのが、東京・JR中野駅北西部の警察大学校跡地の再開発プロジェクト「中野四季の都市(まち)」の一端を担う、東京・中野キャンパスの開設でした。

新キャンパスでは、約1.7haの敷地に地上12階、地下1階建ての校舎を建設、講堂・体育館などの設備を集約した「都市型積層キャンパス」を構築しました。幕張や池袋キャンパスより薬学部と現代ライフ学部、ヒューマンケア学部の看護学科、それに大学院の薬学研究科と環境情報学研究科が、移転することとなり、3つの学部・学科を合わせると、中野キャンパスに通う学生・大学院生は約5,500名と、同大学のキャンパスでは最大規模となります。

最大規模となる中野キャンパスの開設に伴い、キャンパス内の情報ネットワーク構築をはじめ、一般教室のIT設備や図書館システム、PC教室、出席管理・勤怠管理システムなど、キャンパス内で機能するあらゆるIT設備の構築・運用をトータルに任されたのが、キャンパスのIT化に豊富な実績やノウハウを有するとともに、2008年4月の池袋キャンパス開設においてもキャンパスIT化の支援を担当した、NTT東日本でした。

既存キャンパスと同様な使い勝手やシームレスな連携を目指す

「中野キャンパスIT設備構想」において、帝京平成大学では、「学生サービスの向上」と「教職員の負担軽減」の2つを大きな目標に掲げつつ、池袋キャンパスや幕張キャンパス、千葉キャンパスとのシームレスなIT連携を重視しました。既存キャンパスから移動してくる大勢の学生や、複数のキャンパス間を行き来して講義を行う教員のため、新キャンパスにも違和感なく利用できるIT設備を用意し、講義や研究に専念できる環境の実現を目指しました。さらにその上で、新キャンパスにふさわしい先進的な設備を導入するというものでした。

そこで大学では、IT設備を本格導入した池袋キャンパスの構築・運用実績も踏まえながら、数社の提案を比較・検討した結果、中野キャンパスのIT設備の構築・運用ベンダーとして、NTT東日本を選定。2012年4月から、両者は共同で、一年後の2013年4月の新キャンパスオープンに向けてIT設備の構築を目指すこととなりました。

そこで、NTT東日本の担当者は、中野キャンパスのIT設備構築に向け、池袋キャンパスに導入したIT設備の使い勝手など詳細な検証を行いつつ、大学の担当者にもヒアリングを実施、課題抽出、検討事項を整理し大学のご要望を具体化していきました。

東日本電信電話株式会社 ビジネス&オフィス営業推進本部 ビジネス営業部 第三ビジネス営業部 第1文教・メディアビジネス担当 羽田 健二
東日本電信電話株式会社
ビジネス&オフィス営業推進本部
ビジネス営業部
第三ビジネス営業部
第1文教・メディアビジネス担当
羽田 健二

東日本電信電話株式会社 ビジネス&オフィス営業推進本部 ビジネス営業部 第三ビジネス営業部 第1文教・メディアビジネス担当 今井 泰史
東日本電信電話株式会社
ビジネス&オフィス営業推進本部
ビジネス営業部
第三ビジネス営業部
第1文教・メディアビジネス担当
今井 泰史

東日本電信電話株式会社 ビジネス&オフィス営業推進本部 ソリューションエンジニアリング部 文教ビジネス部門 大学・高等教育担当 梅澤 光洋
東日本電信電話株式会社
ビジネス&オフィス営業推進本部
ソリューションエンジニアリング部
文教ビジネス部門
大学・高等教育担当
梅澤 光洋

東日本電信電話株式会社 ビジネス&オフィス営業推進本部 ソリューションエンジニアリング部 プロジェクトマネジメント担当 北林 孝幸
東日本電信電話株式会社
ビジネス&オフィス営業推進本部
ソリューションエンジニアリング部
プロジェクトマネジメント担当
北林 孝幸

キャンパス開設に向けて大規模な構築を安全かつ迅速に実施

帝京平成大学の中野キャンパスに設置される教室は、地下1階から12階までの全部で130に及びます。その数は池袋キャンパスの倍以上で、IT設備のシステム構築は大規模かつ多岐にわたるものでした。そこでNTT東日本では、2012年4月からの構築作業がスムーズに進むよう、情報共有や課題解決などを目的とした「IT設備検討会」を大学と共同で発足。PC教室図書館システムといった構築プロジェクトごとに、大学側の担当者とNTT東日本のスタッフが参加する分科会を設けて、要件定義の策定から構築完了に至るまで、各分科会が責任を持って作業を進めるようにしました。さらに、全体会議を定期的に開催して各プロジェクトの進捗状況の確認や課題対応についてスタッフ間で共有を図りました。また、構築時には、工期の遅れにつながりかねない事故などが発生しないよう、毎日の朝礼などで安全第一の徹底を図り、工事に臨みました。

システム構築時の状況について、「教室の廊下側の大半はガラスであり、ICカードリーダー用の電源ケーブルが敷設できない場所も多々ありました。IT設備はビル設備と関係する部分が多いため、提案段階から設計会社や建築会社と連携することで、手戻り作業や二重工事を最小限に抑えるよう調整しました。危険が伴う工事には細心の注意を払い、安全第一を徹底することで、最終的に無事故で構築作業を終えることができました。」と、NTT東日本の担当者は振り返ります。

こうして2012年4月から翌2013年3月まで、約1年がかりでシステム構築を行い、4月の新年度を迎える準備が整いました。

新たな街の一員として、防災など地域連携にもIT活用を

2013年4月にオープンした帝京平成大学の中野キャンパスでは、約5,500名の学生が集う活気あふれるキャンパス生活がスタートしました。一般教室はガラスを多用した設計で、講義模様が外から見えるようになっており、パソコンや映像を活用した効果的で魅力ある講義が実現しています。また、薬学部では、少人数に分かれてディスカッションや試験を行うためのSGD(Small Group Discussion)対応教室を導入し、これからの薬剤師に不可欠なコミュニケーション能力の育成を図るなど、実学を重んじる建学の精神にのっとったオープンで実践的な教育が実現しています。

学生サービスに関しては、ICカード学生証1枚で、講義の出席からメディアライブラリーセンターの入退室、図書の貸出、各種証明書の発行を可能とし、キャンパスのさまざまな場面でITを活用したサービスが受けられるようになっています。教職員も同様にICカード教職員証を用いた勤怠管理の環境が整備され、勤怠管理システムとキャンパス入り口の大型ディスプレーとが連動し、教員の出校状況を学生が確認することができます。

今後は、こうした研究・教育にかかわる部分だけでなく、省エネルギーや防災といった面でもITの活用を図っていきたいと、帝京平成大学では考えています。

例えば、大学のキャンパスには大勢の学生が集まるため、そこで消費されるエネルギー量の低減に努めることが求められます。そこで、中野キャンパスでは新たな試みとして、キャンパス全体のエネルギー活用の最適化を図るBEMS(Building Energy Management Systems)を導入。ビル全体のエネルギー利用と二酸化炭素の削減効果を最大限に高めています。今後はITとの連動を図るなど、運用面でもさらなるエネルギー削減を目指すといいます。

また、中野キャンパスのある中野四季の森公園は、区の避難指定地域となっており、大規模災害に対応できる防災施設も備わっています。同大学も新たな街の一員として、防災対策に注力。災害発生時に学生や教職員の安否確認やメールによる情報配信を行うシステムなども検討し、有効な取り組みについては、池袋など他キャンパスでも導入したい考えです。

NTT東日本では、今回の中野キャンパスの開設を機に、学生サービス向上や教職員の業務効率化、さらには地域貢献など新たな試みにも積極的にチャレンジする帝京平成大学の取り組みを、先進ソリューションの提案などITの面から強力にサポートしていきます。

システム概要図 システム概要図

学生サービス向上と教職員の負担軽減のためのIT環境を整備

帝京平成大学の中野キャンパスの主なIT設備は以下の通りです。

情報ネットワーク

IT設備のすべての基盤となる情報ネットワークについては、セキュリティーと信頼性を重視して、10Gbpsのリング構成によるキャンパスLANを構築、一部に障害が発生してもネットワーク全体に影響が出ないような構成としました。また、キャンパス内のほぼ全域で無線LANの利用が可能です。セキュリティー面は、ネットワークへの攻撃を防止する検疫システムを導入するとともに、インターネット接続は池袋キャンパス経由とし、外部とのやりとりを1カ所に集約することで、安全性の確保に努めています。

教室AV設備/トレーニングルーム

一般教室と実験実習室を合わせて130以上ある教室には、パソコン画面やDVD映像などを大型ディスプレーに映し出して講義が行えるAV設備を導入。NTT東日本は、プロジェクターや電動昇降スクリーン、板書投影カメラをタッチパネルで直感的に操作できる「AV操作卓」の設計から、各種AV機器、マイクシステム、出席管理用のICカードリーダー、遠隔講義システム、タッチパネル操作システムなど、さまざまなAV設備の導入を担当しました。例えばパソコン画面を大型スクリーンに映し出して講義を行う場合、操作盤のタッチパネルのボタン操作ひとつで大型スクリーンの昇降やプロジェクターや液晶ディスプレーの電源ONなど全てを自動で実施。より手軽に利用できるチュートリアル画面もNTT東日本が独自開発しました。プロジェクターの電球が切れた場合などは、ネットワーク経由で機器の異常を自動で知らせる機能もあり、教職員の運用負担が大幅に軽減されています。さらに、大人数を収容する大講義室には赤外線マイクシステムを導入し、教員が室内を移動しても電波が干渉せず、音声が途切れない仕組みを実現しています。また、スポーツトレーナーを養成する同大学ならではの設備といえるトレーニングマシーンルームにもAV設備を設置、実践的な講義が行える環境を整備しました。

ディスプレーに映し出して講義が行えるAV設備
ディスプレーに映し出して講義が行える
AV設備

タッチパネルで直感的に操作できるAV操作卓
タッチパネルで直感的に操作できる
AV操作卓

トレーニングマシーンルーム
トレーニングマシーンルーム

PC教室/SGD対応教室

PC教室

PC教室

ネットブート型シンクライアントシステム を用いたCBT(Computer Based Testing)対応の教室(2教室、端末合計260台)と、学生が持ち込んだPCを活用した授業もできるPC教室(8教室合計460席)を構築。一方、学生が少人数に分かれてグループディスカッションや試験を行う薬学部のSGD(Small Group Discussion)対応教室には、各部屋の様子を視聴できるモニターシステムを設置し、モニターとスピーカーを介して各部屋の様子を見たり、個別に指示が行える環境を構築しています。

メディアライブラリーセンター(図書館)システム

図書室やDVD視聴環境を備えたメディアライブラリーセンター(図書館)には、ICタグとバーコードを併用した蔵書管理システムを構築。自動貸出機やセキュリティーゲート、図書検索機能を備えています。池袋や千葉キャンパスの図書館ともシステム連携しており、職員の稼働削減や利用者の利便性向上、セキュリティーの確保に貢献しています。

メディアライブラリーセンター(図書館)
メディアライブラリーセンター(図書館)

セキュリティーゲート
セキュリティーゲート

ICカード学生証/教職員証

すべての学生・教職員にICカード学生証/教職員証を配布して、ICカード1枚でキャンパス内のさまざまな施設を利用できる統合キャンパスカードシステムを構築。各教室にICカードリーダーを設置して学生の出席管理に役立てているのをはじめ、教職員の勤怠管理、自動発行機による証明書発行や図書館システムなどとも連動して、学生サービスの向上や教職員の業務効率化が図られています。

仮想デスクトップシステム(VDI)の導入

近年、IT の高度化により、コンピューターウイルス等の悪意あるプログラムの脅威や、PC 資産、ソフトウェアの運用管理の煩わしさが課題となることが多くなりました。そこで、中野キャンパスでは、仮想デスクトップ環境を構築し、利用端末の仮想化を実施、セキュリティーレベルの均一性、運用管理の容易性を実現しました。

教職員向け勤怠管理システム/出退勤表示システム

ICカードリーダー(学生の出席管理/教職員の勤怠管理)

ICカードリーダー
(学生の出席管理/教職員の勤怠管理)

学生と同様、ICカード教職員証を用いて、教職員の勤怠管理を自動化する環境を整備。勤怠情報はキャンパス入口に設置した大型ディスプレーへ配信され、学生が教員の出校状況を確認することができます。

電話設備

キャンパス間通話の無料化および03発信の通常電話としての利用を図るべく、「ひかり電話新規ウィンドウで開く」(電話サービス)(*1)を導入して、通信コストを大幅に軽減しています。

  • *1:「ひかり電話オフィスA(エース)」 (電話サービス)を同一契約者名義でご利用いただいている事業所間の音声通話料(NTT東日本の営業エリア内)が無料となります。ご利用には、事前にグループ登録のお申し込みが必要です。
  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2013年7月時点のものです。

関連導入事例
帝京科学大学様
【基幹サーバーをデータセンターに移行してBCP対策を強化】
基幹サーバーの仮想化による一元管理を実現、キャンパス間ネットワークの高速化や学生サービスを向上
埼玉県富士見市様
【安全性と利便性を両立した校務環境のシンクライアント化】
シンクライアントシステムをデータセンターに構築し、学校や自宅から安全・快適に利用できる環境を整備
青森県蓬田村様
【ICTの活用で子どもたちの意欲を引き出す環境を整備】
教育現場が求めるICT環境の具現化や実践的な研修など、授業支援アプリケーションの導入から活用までをサポート
芝浦工業大学様
視聴履歴やログ収集に着目して講義収録・配信システムを更改 学内システムとの連携強化で学修成果の可視化が可能に
健康科学大学様
SINET接続を含めた大学ICT環境をトータルコーディネート!
さらにNTT東日本データセンターにシステムアウトソーシングし、BCP対策およびTCO(運用稼働費含めたトータルコスト)の削減を実現!
国分寺市教育委員会様
【図書館ネットワークやPC教室を一斉更改】
図書館システムやPC教室、ネットワークの一斉更改を通じて信頼性と利便性を向上し、一元的な運用保守体制を整備
「教育」の導入事例をすべて見る