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かわらだ内科・胃大腸クリニック様

長期にわたる診療経過も的確に把握、紹介状の作成も容易に
Bizひかりクラウド Future Clinic 21 ワープ

かわらだ内科・胃大腸クリニック様

導入の背景

管理が煩雑化していた紙のカルテをなくし、紹介状やレセプトの作成業務も自動化することで医師や看護師の負担を軽減するとともに、正確かつ漏れのない診療情報の提供を通じて、医療の質の向上を図りたいと考えた。

選定のポイント

  • ペンで簡単に手書き入力できる電子カルテの高い操作性
  • 日医標準レセプトソフトとの連携による事務手続きの効率化
  • 大切なデータをセキュアに守る高信頼なバックアップ環境

期待される効果

  • カルテの運用管理業務の効率化やデータ保全の信頼性向上
  • タイムライン表示による長期にわたる診療経過の的確な把握
  • 紹介状やレセプト作成の自動化を通じた事務処理の効率化

先輩医師からの評判や使用感に満足して電子カルテ導入を決定

宮城県石巻市にある、かわらだ内科・胃大腸クリニックは、その名称が示す通り、消化器内科・内科が専門であり、近隣住民の身近なかかりつけ医として、日常的な診療や健康管理を行うとともに、詳しい検査や入院が必要なときには、地域の中核病院を紹介するなどの役割を担っています。

同クリニックが電子カルテを導入したのは、2008年のこと。当時は約15,000冊に及ぶ紙のカルテで保存庫は満杯となり、日頃の管理も煩雑化していたといいます。そうした折、電子カルテを先に導入していた、近隣にある同規模のクリニックを運営する先輩医師から、1日約100人の患者さまでも診察しながら手軽にカルテ入力できて大変便利との評判を聞き、実際に見せてもらったところ、ペン操作で、簡単に手書き感覚でカルテ入力できるなど、満足のいく操作性を得られたことから、電子カルテの導入を決定。クライアント/サーバー型の電子カルテを導入しました。

震災を機にバックアップ環境の整ったクラウドサービスに更改

2011年の東日本大震災では、石巻市も大きな被害を受け、かわらだ内科・胃大腸クリニックでもパソコンのモニターや書棚が倒れるなど、診察室は足の踏み場もない状況でしたが、津波被害はまぬがれたため、地震の発生直後から大勢の被災者を受け入れて治療にあたったといいます。さらに電子カルテのサーバー類は無事だったことから、電力の復旧に合わせて電子カルテの利用を再開しました。毎日の服用が必要な高血圧や糖尿病などの生活習慣病の飲み薬などについても、過去の薬歴などを確認した上で処方を実施。紙のカルテが津波に流されるなど診療の継続が困難な医療機関もある中で、比較的早期に通常の診療に復帰できました。

同クリニックでは震災を機に、患者さまの大切なデータを院内に保存するリスクを痛感したことから、バックアップ環境の導入が急務と考えました。そこで、いざという時でも診療の継続や早期再開のための環境を確保するべく、NTT東日本の高度なセキュリティーを備えたデータセンターでカルテデータを預かるクラウドサービス「Bizひかりクラウド Future Clinic 21 ワープ(以下、FC21ワープという。)」に更改することにしました。

FC21ワープ画面 FC21ワープ画面

FC21ワープは、堅牢なデータセンターで電子カルテのアプリケーション、マスタを一元管理・運用するクラウドタイプのサービスです。
院内へのサーバー設置が不要で、電子カルテのアプリケーションを購入する必要がないため、初期費用が抑えられ手軽に導入することができます。
また、データセンターでデータをバックアップしており、サーバーの故障などによるデータ消失のリスクを回避、災害時などのBCP対策としても有効です。

FC21ワープ利用の様子 FC21ワープ利用の様子

電子カルテの使い勝手に関しては、診療現場での使いやすさを第一に開発されたシステムであり、ペンタブレットによる手書き入力をはじめ、処方や処置などの各指示はボタンをタッチするというシンプルな操作性を実現。デジタルでありながら、アナログ感覚で操作することが可能です。

なお同クリニックでは、クリニックの敷地内に太陽光発電パネルを設置して非常時の電源を確保したほか、カルテ入力に不可欠なタブレット型のモニターについても、転倒しないよう可動式のアームで固定することで、安全性を確保しつつ診療しやすい環境を実現しています。

紹介状作成など、紙カルテでは実現できない情報利用が可能

かわらだ内科・胃大腸クリニックでは、電子カルテを導入してまず便利になったのが、他院への紹介状の作成業務だったといいます。紹介状には、患者基本情報をはじめ、疾病名や既往歴、家族歴、病状経過、検査結果、治療経過、現在の処方などを記載しますが、受け取った医師側が読みやすいよう丁寧に書くなど、作成には手間も時間もかかります。

FC21ワープでは、必要な情報はすべてカルテに記載されていることから、正確な紹介状を手軽に作成できます。さらにカルテ文例登録や過去に作成した紹介状の情報の引用などカスタマイズ機能が充実しており、より簡単かつスピーディに紹介状を作成できます。地域の中核病院などに毎日数通の紹介状を作成している同クリニックでは、電子カルテに複数のフォーマットを登録し、必要な情報をコピー&ペーストすることで、紹介状の作成業務を大幅に簡素化することができました。

またFC21ワープはペン操作で手軽にカルテ入力できることから、同クリニックではキーボードに打ち込む作業に追われることなく、患者さまと向き合う姿勢を重視した診察が実現しています。内科では、患者さまの症状について医師が深く考えて最適な診療を行いますが、FC21ワープの豊富な検索機能を活用することで、思考の手助けが得られ、医療の質の向上にも貢献しています。

現在は、ほぼすべての患者さまのカルテの電子化を果たしており、煩雑な紙カルテの保管・管理から解放されるとともに、看護師への指示も正確に伝えられるようになり、指示もれなどのミスの発生リスクを大幅に削減できました。

タイムライン機能を臨床経過の把握などにフル活用

光タイムライン画面 光タイムライン画面

FC21ワープでは、電子カルテをクラウドサービスとして提供することに加えて、診療記録を時間軸上に一覧表示する「タイムライン機能」を標準搭載しています。これまでの治療や処方内容を時間軸に沿って表示するもので、任意の時点をクリックすれば詳細な診療データが表示されます。年・月・日単位で表示を切り替えることにより臨床経過も一目瞭然と、臨床経過の全体像を把握したり、過去の診療履歴から詳細な診療記録をスムーズに確認することができます。

かわらだ内科・胃大腸クリニックでは、いつ検査を実施したかなどを記した診療メモを以前から作成するなど、タイムライン機能は同クリニックのまさに求めていた機能であり、過去の薬歴を確認して処方を出したり、治療方針の確認や今後の治療計画を策定するのに用いたりと、日々の診療にフル活用しています。

当地域では震災後の医療機関数の減少から、同クリニックには身体の不調を訴える患者さまを診察するといった、初期救急医療機関としての役割も求められています。限られた医療資源の中で、今後ますます他の医療機関や介護施設などとの連携が必要になってきます。今後は、患者さまの処方、検査などの診療情報が地域の医療機関同士でスムーズに共有される地域医療連携に積極的に参加していきたいといいます。NTT東日本では、今後も機能の拡充を図りつつ、ICTを活用して医療の質の向上を目指す、かわらだ内科・胃大腸クリニック様の取り組みを、さまざまな角度から支援していきます。

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2013年5月時点のものです。

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