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千葉工業大学様

2つの演習室を新たなシンクライアント環境に移行
パフォーマンス向上と大幅な省電力化を実現

千葉工業大学様

導入の背景

コンピュータ演習室の更改を機に、消費電力の大幅削減や運用管理の効率化を図るとともに、ハイエンドなソフトウェアもスムーズに利用できる環境を整備したいと考えた。

選定のポイント

  • ハイエンド利用にも応えられるネットブート方式
  • パフォーマンス向上と省電力の両立
  • スムーズな更改が期待できる構築力や豊富な実績

期待される効果

  • 新たなシンクライアントによるパフォーマンス向上
  • サーバーの大幅集約による消費電力の削減
  • システムの一元管理による管理コストの大幅低減

「世界文化に技術で貢献する人材」を育てる先進のICT環境

演習室

演習室

日本でも有数の伝統を持つ私立工業大学として、優秀な人材を多数輩出してきた千葉工業大学。福島第一原子力発電所の事故処理では、同大学のレスキューロボット「Rosemary」が国産ロボットとして初めて原発建屋内に投入されるなど、その優れた技術力は国内外からも注目を集めています。2012年には、創立70周年を節目に、最先端の科学技術を広く発信する「東京スカイツリータウンキャンパス」をオープンしました。

同大学では、創立時より掲げてきた「世界文化に技術で貢献する」という理念に基づく人材を育成するために、津田沼と新習志野にある2つのキャンパスに、最新鋭の情報システム環境を整備して、ICTを使いこなすための入門レベルから社会に通用する高度な能力育成に至るまで、ハイレベルな学習を実践してきました。

同大学の充実したICT学習環境の象徴といえるのが、NTT東日本が端末納入からシステム構築・運用までを担当した2つのコンピュータ演習室です。津田沼キャンパスに3教室、新習志野キャンパスに2教室のコンピュータ演習室と図書館自習室があり、講義や自習などで全学生が日常的に利用しています。

今回、システム更改の対象となったのは、2006年に津田沼キャンパスに構築された2つのコンピュータ演習室でした。「津田沼演習室1」は、高速な演算能力とグラフィックス機能を備えた120台のワークステーションを備え、構造解析やバイオ関連、自動車の衝突解析シミュレーションなどハイエンドな用途に活用される教室です。一方「津田沼演習室2」は多目的演習室とも呼ばれ、アプリケーション開発や数式処理実験など多目的な用途に用いられています。他大学に先駆けて、約100台に及ぶシンクライアント環境を構築したもので、端末にハードディスクドライブ(HDD)を搭載しないことで故障率を激減させ、効率的かつ円滑な講義運営を支えてきました。

しかし、「CADやビジュアル関連のハイエンドなソフトウェアで推奨されるスペックは年々高性能化し、端末起動に時間がかかるようになっていました」と、NTT東日本の担当者が指摘する通り、パフォーマンスの低下が目立ってきたことから、千葉工業大学では2つのコンピュータ演習室の更改に向けて動き出すこととなりました。

パフォーマンスの向上と運用管理コスト・消費電力の抑制が課題に

NTT東日本は、千葉工業大学の全学を網羅し、情報センターから各研究室にまで光ファイバーを直接引き込むFTTD(Fiber To The Desk)による高速キャンパスネットワークを構築し、2006年にはコンピュータ演習室の構築も手がけました。その後の運用保守を通じ、「津田沼演習室1」に整備したワークステーションのパフォーマンス低下や運用管理の手間、「津田沼演習室2」のシンクライアント端末の起動速度やパフォーマンスの低下、クライアント端末を収容するサーバー群の電力消費量などの課題を把握しました。

そこで、今回の2つのコンピュータ演習室の更改の際に、CADやビジュアル関連のソフトウェアなどを快適に利用できハイスペックな性能が要求される「津田沼演習室1」を高速なシンクライアント環境にするとともに、「津田沼演習室2」についても、座席の配置に合わせたコンパクトかつハイスペックなシンクライアント環境とし、2つのコンピュータ演習室を1つのサーバー群で集中管理することで、運用管理コストを大幅に低減する提案を行いました。さらに、仮想化技術を用いてサーバー集約を図ることで、消費電力の大幅な削減を目指しました。「千葉工業大学様のシステム管理体制を考慮して、万一システムに障害が発生した際にも、その影響範囲を最小限に抑え、手間をかけずに迅速に復旧できる仕組みが必須でした」と、NTT東日本の担当者は説明します。

こうした先進的な提案内容が評価され、NTT東日本は2つのコンピュータ演習室の更改を任されることになりました。

ビジネス&オフィス事業推進本部 ビジネス営業部 第三ビジネス営業部門 第一文教・メディアビジネス担当 佐藤 昭宏
ビジネス&オフィス事業推進本部
ビジネス営業部 第三ビジネス営業部門
第一文教・メディアビジネス担当
佐藤 昭宏

ビジネス&オフィス事業推進本部 ソリューションエンジニアリング部 ビジネス部門 大学・高等教育担当 田中 浩
ビジネス&オフィス事業推進本部
ソリューションエンジニアリング部
ビジネス部門 大学・高等教育担当
田中 浩

ビジネス&オフィス事業推進本部 ソリューションエンジニアリング部 ビジネス部門 大学・高等教育担当 菊池 貴光
ビジネス&オフィス事業推進本部
ソリューションエンジニアリング部
ビジネス部門 大学・高等教育担当
菊池 貴光

ネットブート方式のシンクライアントにより高速起動が実現

演習室演習室

千葉工業大学が採用を決めたのは、ネットブート方式と呼ばれるシンクライアントシステムです。スタティックブート(*1)やリードキャッシュなど、高速起動を実現する技術を採用しており、起動時間の大幅な短縮が図れます。これにより、授業での一斉利用や短い休み時間での学生の入れ替えにも対応することが期待できます。さらにクライアント端末に関しては、スペックを大幅に向上させることで、負荷の大きなCADやデザイン系のソフトウェアでも快適に利用できる環境を確保しました。ネットブート用のサーバーも冗長化を図り、万一の障害発生時も自動的にバックアップシステムへの切り替えを行い、授業運営に支障をきたさない環境を実現することとしました。

さらに、システム構築に際して、NTT東日本では、クライアント端末の起動時間のさらなる短縮を目指し、事前に詳細な検証作業を実施。機器ベンダーの協力を得て、テスト環境を社内に構築、機器の設定に関してさまざまな調整を施すことで、起動時間を1分近く短縮できる見込みが立ち、システム構築に臨みました。「利用実績も多く、高速起動では定評のあるネットブート方式を選定しましたが、実機を用いた検証は不可欠であり、さらなる高速化も図れると確信していました」と、NTT東日本の担当者は振り返ります。

  • *1:スタティックブート方式:サーバー情報をあらかじめ端末に設定しておき、起動を速くする方式。

パフォーマンスを大幅に向上しつつ、消費電力を約7割削減

2012年の春休み期間を利用したシステム構築を経て、同年4月の新年度から、千葉工業大学の新たな2つのコンピュータ演習室はスタートしました。CADやデザイン系のソフトウェアを利用する「津田沼演習室1」では、NTT東日本の提案により、端末に2つの大画面ディスプレーを導入しています。これにより、例えば講義画面をサブ表示することで講義用のプロジェクターが不要となったり、ハイエンドなソフトウェアを快適に利用できるなど、より効果的な学習を実現しています。一方の「津田沼演習室2」についても、グループ学習の用途にも活用可能で、講義の妨げにならないコンパクトかつハイスペックな端末を導入。NTT東日本は、システムの選定段階から、コストパフォーマンスに優れた機器の導入を通じて、コンピュータ演習室の更改に貢献しました。

また、2つのコンピュータ演習室では、演習室内のすべてのクライアント端末上で稼働するソフトウェアなどのシステムを同一のサーバー群で管理しています。これまで手間のかかっていたOSやアンチウイルスソフトのパターンファイルなどのアップデートも自動化され、運用・管理稼働の軽減が実現しています。さらに、クライアント端末を管理しているサーバー群は仮想化技術を用いて集約。従来はラック3架を要していたサーバーが2架に減り、消費電力も約7割削減されるなど、大幅な省エネルギー化が実現しています。

今回のコンピュータ演習室の更改に関して、「パフォーマンスを向上しつつ、消費電力を大幅に削減するという、まさに時代を先取りしたICT活用環境が実現できました。個々の端末にデータを残さず、ハイエンドなソフトウェアもスムーズに動くシンクライアント環境により、クラウド化を推進している大学の取り組みに貢献できたと考えています」とNTT東日本の担当者は語ります。

先進のICT環境のもと、世界のステージで活躍する技術者育成に力を注ぐ千葉工業大学。NTT東日本では、長年培ってきたネットワーク技術に関する豊富なノウハウを強みに、キャンパスのICT化に寄与するソリューション提案を通じて、時代をリードする千葉工業大学の歩みを、さまざまな角度からサポートしたいと考えています。

システム構成図 システム構成図

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2013年1月時点のものです。

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