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茨城県五霞町様

タブレットPCや電子黒板による情報教育環境を整備
協働学習の実現で授業力の向上や学力アップを目指す

茨城県五霞町様

導入の背景

パソコン教室の更改に伴い、予算を有効活用してICTを自在に活用した授業が可能な柔軟性と拡張性のある情報教育環境を整備したいと考えた。

選定のポイント

  • 教育情報化に関する要望を具現化する先進提案
  • 諸問題を解決して案件を最後まで完遂する実行力
  • 教育情報化に寄与してきた豊富な実績や信頼性

期待される効果

  • 限られた予算による先進の情報教育環境の整備
  • 子ども同士が教え合い学び合う協働学習の実現
  • 先進ICTの活用による「授業力」の向上

選定ソリューション

教育情報化の推進に当たり、パソコン教室の更改が急務に

茨城県の西南端に位置する五霞町(ごかまち)は、都心から50km圏内にあり、周囲を利根川や江戸川などに囲まれた豊かな自然と美しい風景を有する田園都市です。2010年度から10年間の指針となる「第5次五霞町総合計画」のもと「人がきらめき だれもが安心・安全に 暮らせるまち 五霞」を目指したまちづくりを進めています。

地域の情報化に関しては、「情報化推進基本計画」のもと、町民の誰もが安心して利用できる電子行政サービスに向け、自治体クラウドの導入も視野に入れた施策を展開しています。教育の情報化にも積極的で、ICT関連の施策を担当する町役場の総務課・企画政策グループと、五霞町教育委員会が緊密に連携して、町内2つの小学校と1つの中学校を対象に、教育の情報化を推進してきました。しかし町の限られた予算の中、児童生徒1人1台のパソコン整備といった教育環境は実現できていませんでした。

そうした折に浮上してきたのが、町立の五霞中学校のパソコン教室の更改でした。端末設置から10年近く経て端末の老朽化が著しく、最新の教育アプリケーションを利用できないなど、さまざまな支障が出てきていたといいます。そこで、パソコン教室の更改を機に、学校全体のICT環境の向上に取り組むこととなりました。

パソコン教室更改も含めた五霞中学校の情報教育環境の再構築を担当したのが、NTT東日本です。当時の状況について、NTT東日本の担当者は「単に古くなったパソコンを新品にするだけでなく、NTT東日本の豊富な実績やノウハウを生かして、導入コストを抑えるとともに、教育の情報化を目指す五霞町の要望に応える環境を提案したいと考えました」と振り返ります。

協働学習が手軽に実現する教育用パソコンシステムを提案

NTT東日本では、総務省の「フューチャースクール推進事業」や教育情報化事業「絆プロジェクト」、文部科学省の「学びのイノベーション事業」など、教育情報化を推進する国や自治体の取り組みへの参画に加えて、NTTグループとしても独自で実証事業を展開してきました。NTT東日本には、今回のようなパソコン教室の整備をはじめ、学校全体のICT環境の構築や、教育や校務に関する先進ソリューションの提供に関して、小中学校から高校、大学、専門学校に至るまで、数多くの導入実績があります。

五霞町役場の総務課を通じて、パソコン教室の更改に関する要望を受けたNTT東日本では、教育の情報化に関する豊富なノウハウを持つビジネス&オフィス事業推進本部と、システム構築や運用を担当する栃木支店が連携して、町役場や教育委員会の要望に応え、教育現場で役に立つパソコン教室の提案を目指すことになりました。

電子黒板

電子黒板

2011年4月に文部科学省が示した「教育の情報化ビジョン」では、子ども同士が教え合い、学び合う「協働学習」の推進を掲げています。協働学習では、少人数の班に分かれて、互いに話し合い、それぞれの役割を果たしながら目標の達成を目指します。そうした協働学習を手軽に実現するのがICTの活用です。

そこでNTT東日本では、従来のパソコン教室での授業だけでなく、今後、子どもたちが教え合い学び合う協働学習ができるように、キーボードとタッチパネルを装備したタブレットPCをはじめ、協働学習に欠かせない電子黒板や無線LAN環境を校内に整備する教育用パソコンシステムの構築を提案しました。

「教育の情報化を目指すお客さまの漠然としたご要望を具現化できるのは、まさにタブレットPCや電子黒板による協働学習の環境でした」とNTT東日本の担当者は語ります。五霞町でも協働学習の実施や、町の将来を担う子どもたちのICTスキル習得の必要性を強く感じていたことから、他社提案との比較検討の末、NTT東日本の提案を採択。五霞町とNTT東日本は共同で、教育用パソコンシステムの構築に取り組むこととなりました。

NTT東日本栃木支店 ビジネス営業部 担当課長 遠藤敏也
NTT東日本栃木支店 ビジネス営業部
担当課長 遠藤敏也

NTT東日本栃木支店 ビジネス営業部 課長代理 吹澤博行
NTT東日本栃木支店 ビジネス営業部
課長代理 吹澤博行

NTT東日本栃木支店 システム部門 システム担当 担当課長 山川慎一郎
NTT東日本栃木支店 システム部門 システム担当
担当課長 山川慎一郎

NTT東日本栃木支店 システム部門 システム担当 主査 増山久雄
NTT東日本栃木支店 システム部門 システム担当
主査 増山久雄

実践的な研修で、「使えるICTの利活用」を目指す

パソコン教室の更改に当たり、協働学習の実現を視野に入れた情報教育環境の整備を目指す中、五霞町で重視していたのは、故障発生時のスムーズな対応や、タブレットPC・電子黒板を実際に授業で利用する教員に対する研修体制の導入でした。NTT東日本も、数多くの実証事業や教育現場からの意見を通じて、導入した機器を用いた効果的な授業のためには、単なる操作研修だけでない、実際の利用に即した研修が不可欠と認識していました。そこで今回のシステム導入に際して、導入・展開・まとめといった授業展開に沿った研修を提案。まずはシステムに慣れ親しみ、協働学習に対する手応えを現場の教員に感じてもらいたいと考えました。

一方、無線LAN環境の導入に際して、五霞町では生徒の個人情報の漏えいなどを強く懸念していました。そこで、より強固なセキュリティー対策として、ファイアウォール機能搭載のルーターを採用するとともに、正規のパソコン以外は無線LAN環境にアクセスできない仕組みを構築。通信の暗号化でやりとりするデータを秘匿し、電波強度を調整して学校外へ漏れる無線LANの電波を遮断しました。なお、協働学習の機会が増えると、端末が教室間を頻繁に移動することが想定されることから、接続設定などを意識することなく自動的に接続先が切り替わるようローミング機能を導入。セキュリティーだけでなく、使い勝手の良さや利便性も確保することとしました。

サポート体制については、NTT東日本が通信の不具合や機器の故障に一元的に対応するほか、アプリケーションの使い方などの相談はメーカーサポートセンターでの相談窓口を設けています。さらに故障発生時の連絡体制の整備や、順を追って故障原因を確認できるフローチャートを用意するなど、迅速かつ適切な対応を目指しています。

臨機応変な対応で、教育現場に応えるシステムを構築

充電設備を備えた保管庫

充電設備を備えた保管庫

夏休み期間を利用して集中的に配線工事や構築作業を行い、2学期から利用を開始した五霞中学校の新たなPC環境の概要は以下の通りです。まずパソコン教室には、従来のノートPCに代えて40台のタブレットPCを設置。充電設備を備えた保管庫も用意するとともに、通信回線も従来の他社ADSL回線から「フレッツ 光ネクスト」に更改しました。電子黒板は各学年とパソコン教室に1台ずつの合計4台。また、職員室には校務用のノートPCを26台設置しました。さらに、タブレットPCを普通教室に持ち込んでインターネットにアクセスして調べ学習をしたり、電子黒板と連動した協働学習ができるよう、校内全域に無線LAN環境を整備しました。

システム構築に関してNTT東日本の担当者は、「天井裏の配線工事は盛夏の時期でしたが、IRU(*1)での光ケーブル構築経験を生かして、詳細な現地調査を行うなど準備を重ね、安全施工で取り組みました」と振り返ります。さらに機器の設置場所やネットワーク構成を詳細に記したシステム構成図を作成。サーバーに「バックアップ用」「教材コンテンツ用」とシールを貼るなどして、スムーズな運用保守が図れる環境を整えました。

  • *1:IRU方式とは、自治体が整備した光ファイバーインフラ設備をNTT東日本が借り受け、その設備を活用して当該エリアに光ブロードバンドサービスを提供するものです。

なお、無線LANのアクセスポイント設置に際して、当初は予定になかった図書室や理科室のある特別棟でも無線LANを自由に使いたいという要望が教員から寄せられました。そこでNTT東日本では、詳細な電波試験を行いアクセスポイントの設置場所を調整、機器の台数を増やすことなく、特別棟の無線LAN環境を整備しました。こうした対応についてNTT東日本の担当者は、「『つなぐ』という使命のもと細かな作業を積み重ねて、お客さまの要望にできるだけ応え、より使いやすいシステムを目指しました」と語ります。

こうしてパソコン教室と普通教室のどちらでもタブレットPCを利用でき、さらに電子黒板と連動した協働学習が可能な環境が整備できました。パソコン教室では、班ごとに机を並べ変えるグループ学習が実現しています。今後はタブレットPCと連動した協働学習へも積極的に実施していくほか、災害発生時には避難所となる体育館にも無線LAN環境を整備して、いざという時に備えたい考えです。

五霞町では今後、町内2つの小学校についても、教育の情報化に向けたパソコン環境を整備する予定です。NTT東日本では引き続き、実践的な研修などを通じて協働学習の実現を目指す五霞中学校を積極的に支援するとともに、自治体クラウドも視野に入れた五霞町全体の情報化に向けた取り組みを、さまざまな角度からサポートしていきます。

システムイメージ

システムイメージ
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  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2012年10月時点のものです。

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