法人のお客さま


ホーム > 法人のお客さま > 導入事例 > 北海道利尻島・礼文島様


北海道利尻島・礼文島様

先進の光ブロードバンド基盤を離島に整備
安心・安全で便利、新たな島暮らしが実現

北海道利尻島・礼文島様

導入の背景

北海道最後のブロードバンドゼロ地域である礼文島および利尻島において、「島にいても、東京や札幌と同じ情報を得たい」という住民からの要望に応えたかった。

選定のポイント

  • 住民にコスト負担をかけずに整備できるIRU方式(*1)の活用
  • インフラ整備から情報配信サービスまでトータルな対応が可能

期待される効果

  • 光ブロードバンド基盤整備によるデジタル・ディバイド解消
  • 情報配信サービスを通じて、暮らしに必要な情報を提供
  • *1:IRU方式とは、他者が保有する光ファイバー等についてIRU(Indefeasible Right of User:関係当事者の合意がなければ、破棄または終了ができない回線使用権)の設定を受け、伝送路設備として借りる方式をいいます。

島にいても東京や札幌と同じ情報が得られるブロードバンド基盤整備を

北海道の北端、稚内の西に浮かぶ利尻島と礼文島。日本海が育んだウニや昆布などの水産資源に恵まれ、漁業が盛んです。また両島とも利尻礼文サロベツ国立公園に指定されており、厳しい冬を経て、春から夏にかけて咲き誇る高山植物を楽しむため、毎年多くの観光客でにぎわいます。

その一方で、利尻島の利尻町・利尻富士町と、礼文島の礼文町、合わせて約9,000人の人々が暮らす3町は、十分なインターネット環境が整備されていないという課題を抱えていました。北海道に179ある自治体のうち、これまで178の自治体には光ファイバーやフレッツ・ADSL新規ウィンドウで開く(インターネット接続サービス)などによるブロードバンドサービスがすでに提供されており、礼文町は、北海道の最後のブロードバンドゼロ地域。情報通信格差は島の生活における大きなハンデとなっており、「島にいても、東京や札幌と同じように情報を手軽に入手できるようにしたい」という住民の要望は切実なものがあり、利尻島と礼文島におけるブロードバンド基盤の整備は急務となっていました。

それを解決しのが、IRU方式の活用と新たな海底ケーブルの敷設による、NTT東日本の「デジタル・ディバイド解消ソリューション」でした。

光ファイバー網で利尻島・礼文島・稚内を結ぶ

NTT東日本の「デジタル・ディバイド解消ソリューション」は、IRU方式を活用した光ファイバー網を構築することで、導入コストや運用管理などに関する不安なしに、都市と地方の間のデジタル・ディバイド(情報格差)解消に貢献するソリューション。光ファイバーによるブロードバンド基盤整備によってインターネット環境が飛躍的に改善することに加えて、地域コミュニティーにおける情報共有や安否確認に役立つIP電話端末といった、住民生活の水準向上に役立つ情報配信システムなどの導入も可能となり、インフラ整備からサービス提供まで、地域の情報格差をトータルに解消することができます。

今回の利尻島と礼文島へのブロードバンド基盤の整備においては、3町の島内を網羅する光ファイバーケーブルについては、各町に整備していただく一方で、島を結ぶ海底光ファイバーケーブルについては、利尻・礼文間の約14km、稚内・礼文間の約50kmの2区間を、NTT東日本が新たに敷設しました。そして、稚内・礼文間にすでに敷設されている海底ケーブルも含めて、利尻・礼文・稚内の3つのエリアを環状に結ぶことにより、災害などでケーブルが故障した場合にも別ルートを経由して通信サービスを維持できるなど、信頼性の高いネットワーク環境を整備することができました。

NTT東日本は、海底光ファイバーケーブル敷設とともに、3町より島内に整備された光ファイバー網を借り受け、「フレッツ 光ネクスト新規ウィンドウで開くの提供を開始。こうして利尻島と礼文島の3町の住民が、インターネットを手軽に利用できる光ブロードバンド基盤を享受する環境が整いました。

3町をむすぶ光ファイバー網

島の暮らしに必要な生活情報配信も可能に

フレッツフォンで情報閲覧

フレッツフォンで情報閲覧

今回のブロードバンド基盤整備にあたっては、「フレッツ 光ネクスト」(インターネット接続サービス)の提供開始に併せて、IP告知端末「ひかりフレッツフォン新規ウィンドウで開くが3つの町内の全世帯に設置されました。3町では「フレッツフォン」を利用して、自治体などからの生活に必要な情報を、各家庭に迅速にお届けする情報配信サービスを開始。フェリーの運航状況や漁業組合からの漁の採取情報、自治体からの行政情報といった、日々の暮らしに必要な情報を、各家庭で手軽に閲覧できるようになりました。

たとえば急に天候が変わった時も、自宅にいながらフェリーの欠航がわかるなど、毎日の暮らしに役立ち、住民からも高い評価を得ています。また情報提供を行う自治体側においても、告知に対する住民の返信がすぐに受け取れるといったメリットに加え、これまで文書で郵送・通知するのに要していた紙の使用や郵送料が減り、経費の削減を実現。行政と住民が一体となった、住みよい街づくりの確かな力となっています。

さらに今後は、観光客向けの無線LANスポットの提供や島の映像のライブ配信、家庭と診療所・病院を結んだ遠隔医療など、島ならではの幅広い分野での活用に大きな期待が寄せられています。

NTT東日本では、今回の構築を通じて整備された光ブロードバンド基盤のもと、魅力的で暮らしやビジネスに役立つ効果的なサービスの提案・導入を推進し、今後も利尻・礼文両島の住民の皆さまの生活をより豊かにしていくお手伝いをしたいと考えています。

フレッツフォンを用いた情報配信の仕組み

利尻島・礼文島の概要
利尻島・礼文島

北海道の北端、稚内から西に約60kmに位置する利尻島・礼文島。古くから、国内でも有数の漁場と豊富な資源に恵まれ、海とともに生きてきた。さまざまな漁業資源から生まれた名産品の中でも、特にコンブは「利尻昆布」の名で全国的に知られており、利尻昆布を食べて育つウニも味・色・香りともに絶品で、最高級品とされる。さらに、両島とも利尻礼文サロベツ国立公園に指定されており、豊かな自然と最北への旅を求めて、毎年多くの観光客が2つの島を訪れる。

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2011年5月時点のものです。

関連導入事例
埼玉県富士見市様
【安全性と利便性を両立した校務環境のシンクライアント化】
シンクライアントシステムをデータセンターに構築し、学校や自宅から安全・快適に利用できる環境を整備
青森県蓬田村様
【ICTの活用で子どもたちの意欲を引き出す環境を整備】
教育現場が求めるICT環境の具現化や実践的な研修など、授業支援アプリケーションの導入から活用までをサポート


福島県 環境創造センター様
来訪者へのWi-Fiサービスと大規模会議でのスムーズなネットワーク利用環境を整備。
秋田市役所様
最新鋭のICT環境を備えた「災害対策本部室」を新庁舎に設置、
迅速な状況判断や被災者支援をめざす
茨城県五霞町様
PC教室のサーバーをクラウド移行し信頼性を向上
タブレットPCや電子黒板を活用し協働学習を実践
秋田県町村電算システム共同事業組合様
県内12町村の行政情報システムを共同化してクラウドへ移行
運用コストの軽減と住民サービスの向上を目指す
「公共・自治体」の導入事例をすべて見る