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身延町様・増穂町(現富士川町)様

デマンド交通システム」で住民の声に応える利便性の高い交通環境を実現

身延町様・増穂町(現富士川町)様

導入の背景

「乗りたい時間にバスがない」「近くにバス停がなくて不便」「人口減少や交通事情の変化によってバス路線が廃止・減便を余儀なくされる中、住民や交通弱者のニーズや地域の実状に即した『地域の足』を確保したい」

期待される効果

  • 安価な乗り合い方式による住民の移動の利便性向上
  • 交通環境の充実による地域の活性化

選定ソリューション

路線バスの減少で公共交通の確保が課題に

増穂町(現富士川町)が運行する「増穂乗合いタクシー」

増穂町(現富士川町)が運行する
「増穂乗合いタクシー」

雄大な南アルプスの東、急流で知られる富士川沿いに位置する山梨県身延町と増穂町(現富士川町)は、どちらも人口1万6千人ほどの小さな町。かつては両町内を何台もの路線バスが走っていましたが、人口の減少や交通事情の変化などによって不採算路線は廃止や減便を余儀なくされ、公共交通機関に頼る高齢者の生活などに大きな不便をもたらしていました。

身延町では「高齢者などの“交通弱者”や、公共交通がない“交通空白地域”をどう救済するか」という課題の解決に向け、誰もが利用しやすい交通手段の検討を2008年1月に始めました。また、住民福祉の向上に力を入れていた増穂町(現富士川町)でも「住民の皆さまに、これまで以上に町の交通機関を利用していただくためのよい方法はないのか」ということから、地域の公共交通に関する検討を実施。当初、バス路線にマイクロバスを細かく走らせることも検討されましたが、乗客がいなければ「空気を運ぶ」こととなってしまう上、高齢者から「バス停まで歩くのは大変」といった声も上がるなど、ベストな解決方法とは考えられませんでした。こうした検討の結果、両町において「地域の足」として導入されたのが、NTT東日本の「デマンド交通システム」でした。

“交通空白地帯”を解消する「地域の足」

身延町の予約受付センター

身延町の予約受付センター

NTT東日本の「デマンド交通システム」は、バスの安さとタクシーの便利さを兼ね備え、地域住民が自宅などと目的地との間をドア・ツー・ドアで移動できる公共の「乗合タクシー」です。利用者が電話で送迎予約をすると、自宅や出先などへ迎えに来てくれるため、バス停まで出向く必要がありません。車両は複数の利用者を順番に乗せ、それぞれの目的地を回って降ろしていきます。

身延町では2008年10月から2ルートで「みのぶ乗合タクシー」をスタート。増穂町(現富士川町)でも、地元タクシー事業者に運行を委託して、2009年7月から2ルートでデマンド交通の運行を開始しました。両町は、広報などを通じて住民に広くシステムをPRし、利用促進を図っています。利用者が事前登録した上で予約センターに電話すると、センターのパソコン画面には利用者の自宅の地図が瞬時に表示され、付近を走行する乗合タクシーを配車、希望の目的地まで送迎を行います。運賃は一部無料対象者を除いて一律300円。

運転席では予約状況をすぐに把握できる(増穂乗合いタクシー)

運転席では予約状況をすぐに把握できる
(増穂乗合いタクシー)

自宅まで迎えに来てもらえるとあって、高齢者を中心に利用者は増加傾向にあります。住民個々のニーズに合わせて利用できるのがデマンド交通の大きなメリットです。“交通弱者”が外出する機会の創出にもつながり、交通環境の充実による地域の活性化も期待されます。NTT東日本では「デマンド交通システム」の提供により、今後も安心・安全、便利で豊かなまちづくりをお手伝いしていきたいと考えています。

お客さまの声

デマンド交通の利用者からは、その利便性を評価する声が多く聞かれます。身延町に住む70歳代の女性は「予約も簡単で、好きな場所まで送ってくれるのでありがたいですね。」、「乗合タクシーなので、知り合いが増えてうれしい。」と満足の様子。増穂町(現富士川町)の山間部から通う男子中学生は「学校から家まで送り迎えしてくれるので、部活や勉強に専念できます。」と語り、町内の温泉施設まで利用している80歳代の女性は「家族の送り迎えを気にせず、大好きな温泉に毎日通えるのがいいですね。」と笑顔で語ってくれました。

身延町・増穂町(現富士川町)の概要
身延町が運行する「みのぶ乗合いタクシー」

山梨県の南部に位置し、町の中心を北から南に日本三大急流の1つ富士川が流れる身延町。富士川を挟んだ東西には山岳地帯が連なり、身延山久遠寺や下部温泉郷、富士五湖の1つ本栖湖などが広がる風光明媚なエリアです。富士川町はユズの産地として知られ、冬至から小正月にかけて見られる富士山頂からの日の出「ダイヤモンド富士」の撮影スポットとして写真家に愛され、また日本の「さくら名所百選の地」にも選ばれた大法師公園の桜など自然豊かな地域です。2010年3月、鰍沢町との合併により富士川町となりました。

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2010年7月1日時点のものです。

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