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国立大学法人 群馬大学様

キャンパスごとに異なる認証基盤を統一 FTTDによる超高速環境を構築し運用負荷軽減と利便性・信頼性の向上を実現

国立大学法人 群馬大学様

導入の背景

点在するキャンパスごとに異なる認証基盤の一元化を図りつつ、教室まで光ファイバーを引き込む、FTTDによる高速ネットワークを整備したいと考えた。

選定のポイント

  • 数多くのキャンパスにFTTDを導入してきた信頼と実績
  • 認証基盤の一元化に向けた、システムインテグレータとしての高い技術力
  • FTTDを活用した情報システムに関する先進提案

期待される効果

  • 全キャンパスの一元管理による運用負荷の軽減
  • シングルサインオン環境による利便性の提供
  • シンプルなネットワーク構成による信頼性の向上

全学的なサービス提供に向けて、統合認証基盤整備が急務に

群馬県前橋市に本部を置く群馬大学。キャンパスは、本部のほか教育学部と社会情報学部がある荒牧地区(前橋市)、医学部のある昭和地区(前橋市)、工学部がある桐生地区(桐生市)、太田地区(太田市)の4つに分かれています。

これらキャンパスは100Mbpsの広域イーサネットを用いた「キャンパス間ネットワーク」で結ばれているものの、各キャンパスの情報システムやネットワークは、従来それぞれが独立分散した形で構築・運用されていました。そのため、各キャンパスには独自の多種多様な情報システムが稼働しており、通信インフラの整備状況もキャンパスごとにばらつきがあったといいます。認証についても同様で、全学的な共通の認証基盤が導入されていないために、例えば荒牧キャンパスで教養課程を終えた1年生が各学部のキャンパスに移る際に、学内システムにアクセスするためのアカウントを再取得しなければならないなどの不便な点があり、全学的なサービスを推進するためにも、認証基盤統合の必要性が高まっていました。

そこで、全学の情報基盤の管理・運営を担う総合情報メディアセンターでは、各キャンパスの情報システムの認証基盤を一元化し、その認証基盤のもとで、学生や教職員のコミュニケーションに使用するWebメールシステムを含めた「情報基盤システム」を構築するとともに、教室まで光ファイバーを引き込むFTTD(Fiber To The Desk)による高速キャンパスネットワークを導入して、キャンパスの通信環境の向上を図りたいと考えました。

その取り組みをサポートするビジネスパートナーとして選ばれたのが、NTT東日本でした。「情報システムに精通しているお客さまであり、全学的な認証基盤を整備した上で、学生や教職員の利便性向上に寄与するサービスやネットワークを整備したいという、高い目標をお持ちでした。そのお客さまを支援するべく、システムインテグレータとしてのNTT東日本の総合力を発揮したいと考えました」(金子)

システムインテグレータとしてのNTT東日本の総合力で、統合認証を早期構築

情報基盤システムは、図書館蔵書目録システムやeラーニングシステムなど多様なシステムから構成されますが、更改時期を迎えた今回のポイントとなるのは、複数の学内システムにシングルサインオンでアクセスできる共通の全学認証基盤と、大学卒業後も永続的に利用可能なWebメールシステムの導入でした。構築に際しては、アプリケーションや機器の選定、動作検証など、多岐にわたる検討事項を短期間で解決することが求められました。そこで、今回の案件を手がけることとなったNTT東日本群馬支店では、コンサルティングから提案、ベンダ選定、構築に至るまで、ビジネス&オフィス事業推進本部と全面的な協力体制で臨み、システムインテグレータとしてのNTT東日本の総合力を発揮すべく取り組み始めました。

ネットワーク機器の更改時期を間近に控えていたこともあり、他のシステムに先駆けて着手することになったのが、全学認証基盤の構築でした。NTT東日本では、他システムとの連携が容易な方式(LDAP)を採用した認証システムを構築、2007年度から稼働を開始しました。導入当初に登録されたのは全教員が約800名、同年度の新入生約1,000名の合計約1,800名。登録用のWebサイトを学内に構築し、利用者自身がユーザー登録する方式を採ることで、導入時の運用負荷の軽減を図りました。毎年の新入生の入学に合わせて登録が行われ、既存システムの統合に伴う追加登録も含めると、最終的には1万アカウント近いユーザー数になることが見込まれています。

全学認証基盤の対象となるのは、群馬大学の研究教育活動に関する情報公開や教員評価に用いられる「大学情報データベース」をはじめ、eラーニングシステム、無線LANシステム、図書館蔵書目録データベースなど。いずれに対してもシングルサインオンでアクセスできる統合認証環境が実現することとなりました。

「大学情報データベースも今回新規に構築されたものですが、その導入と足並みをそろえれば、教員全員が必ずユーザー登録を行い、全学認証基盤の利用促進が図れると、お客さまはお考えでした。その要望に最大限応えるべく、ベストなタイミングで導入が図れるように尽力しました」(今井)

NTT東日本 群馬支店 法人営業部 法人営業担当 大塚喜広 e-Japan推進室 主査 樺沢栄 法人営業担当 担当課長 金子重雄 法人営業担当 主査 倉林修二 法人営業担当 営業担当課長代理 今井誠司 左より
NTT東日本 群馬支店 法人営業部
法人営業担当 大塚喜広
e-Japan推進室 主査 樺沢栄
法人営業担当 担当課長 金子重雄
法人営業担当 主査 倉林修二
法人営業担当 営業担当課長代理 今井誠司

統合認証にWebメールを組み合わせた先進システム

NTT東日本群馬支店では、全学認証基盤の導入に当たって、総合情報メディアセンターのスタッフを交えた打ち合わせを定期的に開催し、進捗状況の報告・確認などを実施していました。そして、この定例会でのやりとりの中で、大学側から、「学生や教職員が手軽に利用できるコミュニケーション手段を導入したい」というニーズを把握。全学認証基盤と組み合わせて利用が可能な、クラウド型のWebメールシステムの導入をご提案しました。運用負荷がかからないこと、卒業生に対しても永続的にメールアドレスを付与できること、総合情報メディアセンター主導のもと全学共通のドメインを提供でき、全学認証基盤上での利用が可能なことなどの条件を検討した結果、米Google社が提供する「Gmail」を用いたWebメールシステムを導入することとなりました。

「Gmailに統合認証を組み合わせたシステムは、日本初の先進的な運用形態といえるものでした。また、全学認証基盤上でWebメールを手軽に利用できる環境を導入することによって、認証基盤の一元化を推進し、全学認証基盤の利用促進を図りたいとのご要望もありました」(樺沢)

このWebメールシステムにおいては、Gmail側で迷惑メールを排除するとともに、モバイルアクセスにも対応。大学側でファイルサーバーを用意・管理する必要もありません。ユーザー1人当たり7GBのメールボックスが利用可能で、20MBまでのファイルも添付できるため、大容量の講義資料も自由にやりとりできる環境が整いました。しかも、全学認証基盤のIDやパスワードはインターネット側には流れないセキュアな仕組みで、すべてのメールは大学側のリレーサーバーを経由する構成となっており、将来的にはログの取得やアーカイビングを実施することも可能となっています。この群馬大学Webメールシステムは2009年4月に運用を開始し、全学メールシステムの移行が図られています。入学時に付与されたメールアドレスは卒業以降も利用可能であり、将来に向けて活発なコミュニケーションも期待されています。

シンプルな構成で高信頼なFTTDによる高速通信環境

光ファイバーが整然と収容された荒牧キャンパスの情報システム

光ファイバーが整然と収容された
荒牧キャンパスの情報システム

群馬大学では、荒牧キャンパスの学内LANの通信機器が更改時期を迎えるのを機に、前回の導入から10年ぶりにネットワークの刷新を図ることとしていました。そこで総合情報メディアセンターが着目したのが、ネットワーク機器を各研究棟・フロアごとに設置するこれまでの「多段型構成」に代わり、各教室まで光ファイバーを敷設して、1Gbpsの帯域を専有できる「直収型構成」のFTTDによる高速光ネットワークでした。

「ひかりLAN(FTTD)」ソリューションを展開しているNTT東日本では、導入に先駆けて、すでにFTTDを導入・運用している千葉工業大学のキャンパスでの見学会を実施。各研究棟・フロアごとのルーター等ネットワーク機器設置が不要で、シンプルなネットワーク構成により、サーバーなどを集中管理でき、機器・運用にまつわるコストの大幅な削減が図れているメリットを、群馬大学の担当者に実感していただくことができました。

各教室に設置されたメディアコンバータ

各教室に設置されたメディアコンバータ

こうした取り組みを経て、NTT東日本では2010年1月に荒牧キャンパスの「ひかりLAN」構築に着手。約3カ月で作業は完了し、同年4月からFTTDによる高速キャンパスネットワークが稼働を開始しました。直収型によるシンプルなネットワーク構成のもとで、例えば、登録済みのパソコンならば建物や場所に関係なくどこからでも統合認証を介して学内システムにアクセスできるなど、利用者の利便性も大いに向上しています。

「各教室に設置されている光ファイバーに接続するためのメディアコンバータは全体で約700カ所におよび、短期間集中での作業が求められましたが、FTTDの構築実績のあるベンダの協力を得ながら、スムーズに進めることができました」(大塚)

群馬大学では、他のキャンパスについてもFTTDの導入を目指すとともに、高信頼な高速光ネットワーク環境のさらなる活用を目指していく予定です。NTT東日本では今後も群馬大学のビジネスパートナーとして、ネットワークのみならず、FTTDを有効活用した先進システムなどの提案を通じて、キャンパスICT化を支援していきたい考えです。

「これからもNTT東日本の総合力を駆使して、お客さまの要望を具現化するような提案を展開、群馬大学におけるさらなる情報環境の整備に寄与していきたいですね」(倉林)

システム構成図

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2010年7月9日時点のものです。

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