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古河市様

交通空白地域の減少とコミュニティー活性化を「デマンド交通システム」で実現

古河市様

  • 古河市長 白戸 仲久 氏
古河市の概要
古河市

古河市は茨城県の西端にあり、平成17年に旧古河市・総和町・三和町の1市2町が合併して誕生した。地形はほぼ全域が平坦で気候も温暖なため、生活の場・生産の場として恵まれている。万葉集にも登場するなど歴史も古い。古河地区の歴史資源を生かした都市観光、総和地区の工業力に基づく生産技術の向上、三和地区の農業力による新たな農業形態の創出など、地域の特色をふまえた新たな街づくりを展開している。合併から5年目を迎え、現在は行財政改革と新しい市民サービスの構築、都市の発展をリードする基盤整備や機能導入を進めており、県西地方の中核都市として発展を続けている。

「デマンド交通システム」を導入した背景を教えてください。

2005年9月12日に旧古河市・総和町・三和町が合併したのが現在の古河市ですが、3地域で交通インフラの整備状況にギャップがありました。旧古河市は面積が狭くて人口密度も高く、循環バスもありましたが、総和地区と三和地区は農村地帯で、交通空白地域も少なくありません。かといって、合併後に新しい交通サービスを提供しようにも、バスでは田畑の中を延々と“空気”を運んで走らなければならず、非効率でした。総和・三和地区の方からは「何とかしてほしい」と2万人近い署名をいただいていましたので、最も効率のいい方法として「デマンド交通システム」を導入しました。予約をすれば玄関まで迎えにきてくれるので、車を運転できない高齢者などの方に多くご利用いただいています。

実際に試験導入されて、効果はいかがですか。

住民の方にはとても好評で、喜ばれています。交通弱者の方にとってはバスの停留所まで歩くこと自体が負担になるため、路線バスがあっても利用しにくい面がありました。運営面でも、空車を走らせなくていいので、経済性、費用対効果が優れています。非常に広い地域にバスを走らせると大変なコストがかかりますが、デマンド交通と大型巡回バスを走らせた場合のコストを比較すると、デマンド交通は半分の費用で済みます。乗車率や稼働率がとてもいいということです。民間路線バスと乗り継いで利用の効率化を図るために、「乗り継ぎ券」を100円で発行するなどの施策も行っています。

デマンド交通システムは、地域の活性化にもつながっていますか。

利用されることの多い高齢者の方の行き先は、病院やショッピングセンターなどが7割から8割を占めています。高齢者の方はふんだんにお金があるわけではないので、安い料金でできるのは本当にありがたいこと。今まで家族に気兼ねしながら、お子さんなどにお願いして自家用車で送ってもらっていたものが、デマンド交通システムなら自分で電話予約すればいいだけです。気軽に外出する機会も増えたのではないでしょうか。そういった意味で、地域コミュニティーの活性化につながっていると思います。

今後の展望についてお聞かせください。

試験サービスを開始した当初の利用者数は月に1,900人ほどでしたが、現在は2,300人ほどになり登録者が非常に増えています。「利用時間をずらして予約する」「やむなく利用をあきらめる」といったケースも出てきているので、今後は車両を増やしてサービスを拡充していこうと考えています。一方で、安定した仕事になるということからか、他のタクシー会社からも参画したいという手が挙がっており、以前とは地域交通に対する考え方がかなり変わってきました。地域における需要や実情に即した交通サービスとして、デマンド交通システムを今後も活用しておきたいと思っています。

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2010年6月1日時点のものです。

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