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野村不動産株式会社様

自由度の高い高速ネット環境を居住者に。大規模な“オール光”マンションの誕生。

野村不動産株式会社様

導入の背景

マンション居住者の多様化するニーズに柔軟に応えるべく、先進のインターネット接続環境を提供したいと考えた。

選定のポイント

  • 居住者本位の自由度の高い高速ネット環境の実現
  • 将来性・耐久性・信頼性など光配線に対する期待
  • 光ファイバーの敷設や運用保守における豊富な実績

期待される効果

  • 先進のインターネット接続環境がもたらす居住者の利便性向上
  • 光配線方式の持つ高耐久性による更改コスト軽減
  • マンションの資産価値向上に貢献する高速ネット環境の実現

「全戸シェアード型」に代わるインターネット接続環境を目指して

分譲マンションを購入する際や賃貸で部屋を借りる際に、立地条件や価格、部屋の間取り・デザインに加えて、耐震性や遮音性能、セキュリティーといった“基本性能”を重視する人が増えています。インターネット接続環境についても同様に、高速大容量のブロードバンド環境の有無は、今や住まい選びの大きな要因となりつつあります。

業界トップクラスのマンション供給戸数を誇り、数多くの開発プロジェクトを手がけてきた野村不動産では、そうしたニーズがあることに早くから着目。インターネット接続環境をマンションの「基本性能」と位置づけ、居住者が快適かつ手軽に利用できる高速ネット環境の実現を目指してきました。そんな野村不動産がインターネット接続環境改善の一環として進めていたのが、従来の「全戸シェアード型」と呼ばれる接続サービスに代わる、新たな環境の構築でした。

1本の光ファイバーの通信帯域を居住者全体で共有し、メタルケーブルを用いて各戸にLAN方式で配線する「全戸シェアード型」の接続サービスは、ランニング費用が低価格で導入できるため、多くのマンションに導入され、インターネット接続環境の普及に貢献してきました。しかしそうした一方で、共有する人数が多いことから通信品質が安定しにくいことや、全戸強制加入であるためネットを利用しない居住者も料金を請求されること、特定のプロバイダーに限定されるためメールアドレスの変更をしなければならない場合があることなど、数多くの課題を抱えていたのも事実でした。

そのような課題の解決に向けて野村不動産では、千葉県・浦安地区に展開する大規模開発プロジェクトにおいて、新たなインターネット接続サービスの導入に向けて検討を開始しました。居住者の利便性向上を図るとともに、今後の他物件にも適用できるようなデファクト・スタンダード化を目指したいと考えたのです。

居住者に適切なインターネット接続環境を目指し、光配線方式を選択

「入居予定者がこれまで利用してきたプロバイダーを自由に選択でき、メールアドレスも変更せずに済むような、自由度の高いインターネット接続サービスを提案してほしい」という要望を受けたNTT東日本では、光配線方式による“オール光”マンションの構築を提案しました。これは、マンション全戸の宅内まで光ファイバーを敷設することにより、居住者本位の自由度の高いインターネット接続環境を提供し、Webサイト閲覧に加えて、高画質な動画視聴やゲーム、「ひかり電話」(電話サービス)(*1)も快適に利用できるような、高速大容量で将来性を備えた通信サービスを実現するものです。

  • *1:「ひかり電話」の詳細については、ひかり電話公式ページ新規ウィンドウで開くをご覧下さい。
    インターネットのご利用には、別途プロバイダーとの契約が必要です。(別途月額利用料がかかります)

「高速大容量の光ファイバーのメリットはもちろん、従来のメタルケーブルによるVDSLやLAN配線方式と比較しても、大規模物件の際に必要な電気信号の増幅用のネットワーク機器類が不要な光配線方式は、中継機器がないことで故障するリスクも少なく、耐久性にも優れているなど数多くのメリットがありました」(山口)

こうしたNTT東日本からの提案に対して、野村不動産では、“オール光”マンションの実現は、居住者本位のサービスを提供できるとともに、自社が単独で手がける最大規模の開発プロジェクトにふさわしい、先進的で魅力ある取り組みと評価。「プラウド新浦安」の733戸の宅内すべてに光ファイバーを敷設する光回線の導入を決定しました。さらに、インターネット接続サービスとして、「Bフレッツ マンションタイプ(光配線方式)」(*2)を採用、プロバイダーが自由に選べるのはもちろんのこと、利便性・将来性の高いサービスが利用できることに期待しました。

こうして、マンションのインターネット接続環境のまさに理想形ともいえる“オール光”マンションの誕生に向け、野村不動産とNTT東日本は共同で動き始めることとなりました。

「導入を決めた当時は『フレッツ・テレビ』『フレッツ 光ネクスト』(*3)といった、光配線方式の優位性を示せるような具体的なサービスはまだありませんでした。それでも“オール光”の将来性や耐久性に高い評価をいただき、導入を決断されたお客さまの熱意に応えるためにも、NTT東日本では全力を挙げて貢献したいと考えました」(山口)

  • *3:「フレッツ・テレビ」「フレッツ 光ネクスト」については提供地域が限られます。サービスの詳細については、フレッツ公式ホームページをご覧ください。
    URL:http://flets.com/ftv/新規ウィンドウで開く
    URL:http://flets.com/next/新規ウィンドウで開く

光配線方式の概要光配線方式の概要

野村不動産の強い熱意が“オール光”マンションを完成に導く

733戸すべての宅内に光配線を実施するということで、困難が予想されたのが、実際の光ファイバー敷設工事をスムーズに進めることでした。マンションの建設全般を請け負う建設会社のもと、配管や電気関連の工事を行う業者など、マンションが完成するまでには実に多くの工事関係業者が参加しています。そこでNTT東日本では、これまで情報システムやネットワークの構築で培ったノウハウを生かして、綿密なプロジェクト管理を実施。具体的にどの業者が配線を行い、機器と配線を誰がつなぐのか、工事業者と協議して細かな調整を図りました。光配線に割り当てられた工事期間が約2カ月と極めて短期間であったことから、サービス毎に施工業者が異なる当初の施工スキーム(光ファイバーはNTT東日本、電話配線は電気業者)を調整し、配線の敷設工程は電気業者、成端・試験工程はNTT東日本へと柔軟に変更する事で、施工の効率化および迅速化を実現しました。こうして限られた工期の中で工事の効率化を図り、当初のスケジュールどおり光配線工事は完了しました。“オール光”マンションが誕生し、入居者を迎える日がやってきたのです。

お客さま宅内には光ファイバーの終端装置や電話線、テレビ分配器など数多くの機器が設置されることから、それらを集約したコンパクトな住戸内情報盤を設置し、メンテナンスのしやすさや室内デザインへの配慮もなされています。

「野村不動産社内でも光配線方式の導入はまだ次期尚早と、実現を危ぶむ声も一部にあったと伺っていますが、品質の高い先進のインターネット環境を導入して入居者に提供したいという、野村不動産ご担当者の鈴木様の強い熱意に応えるべく、マンション建設に携わる多くのスタッフに協力を求め、工事を進めたことで、“オール光”マンションは完成することができました」(堀田)

住戸内情報スペース図表 住戸内情報スペース

光配線方式はこれからのマンションの“基本性能”

2008年3月に誕生した「プラウド新浦安」は、野村不動産が単一で手がける物件としては最大規模の開発プロジェクトでした。東京都に隣接する千葉県の湾岸エリアの約44,000m2、東京ドームのグランドの約3.3倍という広大な敷地に、733戸の集合住宅を有し、海や緑に恵まれた豊かな住環境を提供しています。

なお、NTT東日本では、光配線方式の導入を進める過程において、マンション購入希望者に説明を行うスタッフに対し勉強会を開催したのをはじめ、入居予定者を対象にした内覧会の期間中には常設のブースを設置して、インターネット接続サービスの説明や「Bフレッツ」(インターネット接続サービス)の申込受付を実施。入居がスムーズに進むようサポートを行いました。

「インターネットの申込は任意加入であるにも関わらず、入居者の約8割の方にご契約を頂き、“オール光”のメリットをご理解いただけたことをうれしく思います」(堀田)

野村不動産では「プラウド新浦安」での“オール光”の成功を、インターネット接続環境の新たなビジネスモデルとして確立するべく、今後も他の物件において積極的に光配線方式の導入を進め、居住者本位の自由度の高いインターネット接続環境を実現する“オール光”を、これからのマンションの「基本性能」とすることを目指していくといいます。

NTT東日本は引き続き、長年にわたって安定して使える情報インフラの構築や、先進的なサービスやシステムの提案を通じて、野村不動産の積極的なビジネス展開をさまざまな角度からサポートしていきます。

NTT東日本 ビジネスユーザ事業推進本部 ビジネス営業部 都市開発ビジネス担当 営業担当主任 堀田 厚 NTT東日本 ビジネスユーザ事業推進本部
ビジネス営業部 都市開発ビジネス担当
営業担当主任 堀田 厚

NTT東日本 ビジネスユーザ事業推進本部 ソリューションエンジニアリング部 第1SE部門 第3SE担当 山口奈緒子 NTT東日本 ビジネスユーザ事業推進本部
ソリューションエンジニアリング部
第1SE部門 第3SE担当 山口奈緒子

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