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了徳寺大学様

各教室まで光ファイバーを敷設するFTTD(Fiber To The Desk)で拡張性に優れた高速キャンパスネットワークを実現

了徳寺大学様

導入の背景

大学新設に伴い、拡張性や長期安定性に優れたITインフラを低コスト・短期間で構築することが求められた

選定のポイント

  • コンサルから構築・運用までワンストップ提供を可能とするマルチベンダとしての総合力や高い技術力
  • NTT東日本の大学ソリューションの高い実績

期待される効果

  • データ・音声統合によりインフラ整備コストを削減
  • 統合認証システムや認証VLANによるセキュアな環境の確保
  • データセンター活用によるIT部門の運用管理負荷の軽減

特色ある大学作りを目指して先進のITインフラ構築を検討

写真 高砂 淳

了徳寺大学は、2006年4月、千葉県浦安市に開学した新しい大学です。東京湾を一望するキャンパスに、芸術学部と健康科学部を設置、高度な専門性と豊かな人間性を備えた人材の育成を目指しています。

設立準備の段階から、21世紀に誕生した大学にふさわしく、講義や校内の事務処理などを含めITの積極的な活用が検討されていました。「これからの大学経営には、学生の情報リテラシー向上に応えるようなIT環境の充実を図ることが不可欠である」というのが設立準備室の考えでした。

そうした先進のITインフラ構築を推進する一方で、大学が新設したばかりで職員数も限られていることから、運用保守業務の省力化も必要とされました。そこで、ネットワーク構築に当たっては、IT業務のアウトソーシングも視野に入れなければなりませんでした。

大学のあるべき情報ネットワークの姿を探りつつ、コンサルティングから構築・運用にいたるまでをトータルな形で実現するITソリューションが求められていたのです。NTT東日本では、お客さまの理想と現実性の接点を見出すためのコンサルティングを重ね、開校までに導入を完了できるソリューションの提案を急ぎました。

各教室まで光ファイバーを敷設、多彩なシステムを短期間で構築

お客さまからの要望に応えるべくNTT東日本が提案したのは、教室・事務室まで光ファイバーを敷設するネットワーク「FTTD(Fiber To The Desk)」の構築でした。長期安定性が期待できる光系インフラのもと、フルIP化した音声も統合。さらに最新の業務アプリケーションの活用やアウトソーシング実施など、構築から運用保守にいたるトータルなITソリューションを提案し、採用にいたりました。主な提案内容は以下のとおりです。

FTTDを構築するに当たっては、各教室や研究室にメディアコンバータを設置、光ファイバーの敷設には中継用のネットワーク機器が不要なシングルモード光ファイバーケーブルを採用するなど、メンテナンスコストの削減に配慮しています。また、学内のネットワーク装置に最新のコアスイッチを用いることで、スループットやセキュリティーを確保しつつ、必要十分かつシンプルな機器構成の実現を図りました。

音声通話は内線・外線ともにフルIP化し、データ通信との統合を実現するほか、教育用コンピューターシステムや教務・入試業務を行う学事システム、図書館システムなどもすべてFTTD上で稼働させる形としました。

校内にはPC教室などに合計164台のパソコンを設置。学事・図書館システムなどの各種システムはNTT東日本のデータセンター内にハウジングし、運用保守業務のアウトソーシングを利用する提案を行いました。データセンターと大学の間はIP-VPNサービス「フレッツ・グループアクセス※」により、セキュアな通信環境を確保。さらに、本人性の確認やシステムごとの利用権限をコントロールできる統合認証システムを導入することで、ネットワーク全体として高いセキュリティーの実現を可能としました。

こうしたネットワークを実際に構築するにあたって、大きな課題は導入期間の短さでした。校舎の完成が2006年1月末で、4月の開校まで約2カ月しかないという状況。そこでNTT東日本では、事前の機器検証などを入念に行う一方で、関連会社との綿密な調整や工事スタッフの増員を実施、短期間でのネットワーク構築を実現したのです。

了徳寺大学「学内システム」概要図

了徳寺大学「学内システム」概要図 クリックすると大きい図を表示します

充実した運用保守体制のもと、利用者増に合わせた機能強化も

大学構内のNW設備

各教室・事務室に敷設されているのは1本の光ファイバーだけであり、内外線通話や学内ネットワークへのアクセス、インターネット接続などもすべて、この光ファイバー上で実現しています。FTTDの導入により配線コストを大きく低減できた上、今後それぞれの教室でより高速な通信環境を導入したい場合には、教室側では光ファイバーの終端に設置されたメディアコンバータを更改するだけで、回線工事などは不要です。

一方、NTT東日本のデータセンター内に各種システムをハウジングすることで、セキュリティーの確保およびアウトソーシングによる運用保守業務の大幅な省力化が図られています。万が一、障害が発生した場合には、ただちに故障切り分けが実施され、迅速に復旧の手配が行われる体制が実現しています。

さらに、学生や教員が校内で利用する持込パソコンに関して、セキュリティーポリシーに反するパソコンをネットワークから排除し、コンピューターウイルス感染や各種情報漏えいを防ぐ「検疫ソリューション」などの導入も進められています。

今後の展望としては、データセンターを中心に、東京・両国にある了徳寺学園の専門学校をも組み入れたネットワーク化を図り、より高度な教育実践に活用していきたい考えです。

NTT東日本では、これからもさまざまな角度から支援を行うとともに、マルチベンダとしての総合力・技術力を生かしたITソリューションを提供していきます。

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて取材時点のものです。

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