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岩手県野田村様

全世帯にIP告知端末を設置
村からの情報配信で地域の「絆」再生へ

岩手県野田村様

導入の背景

光ブロードバンドによる情報通信基盤を活用し、IP告知端末による情報配信サービスで、村からの情報を分かりやすく届けるとともに、人と人、人と地域の絆を活性化させる環境を整備したいと考えた。

選定のポイント

  • 子どもから高齢者まで親しみやすい、端末の使いやすさ
  • 多彩な活用が期待できる光ブロードバンド環境の将来性

期待される効果

  • 光ブロードバンドの基盤整備による、デジタル・ディバイドの解消
  • 画面と音声を活用して、記録が残り、見やすく分かりやすい情報の提供
  • テレビ電話機能の活用による、村民同士のコミュニケーションの活性化

選定ソリューション

地域情報化計画を策定、村の活性化に向けた施策が急務に

岩手県北東部の太平洋側に位置する野田村。ゆるやかな弧を描いて続く3.5kmの十府ケ浦海岸では古くから製塩が盛んであり、当地で作られた「野田塩」は、北上山地を越えて盛岡や雫石方面へ、さらには遠く秋田県・鹿角方面にまで運ばれていたといいます。
2011年3月11日の東日本大震災に際し、村の中心部にまで大津波が押し寄せ、村は甚大な被害を受けましたが、現在、村全域において復旧・復興に向けた作業が急ピッチで進められています。

NTT東日本岩手支店 法人営業部公共ソリューション担当 営業担当課長代理 松平 宏司

NTT東日本岩手支店
法人営業部
公共ソリューション担当
営業担当課長代理
松平 宏司

野田村では、以前から高齢化や過疎化、少子化の問題を抱えていました。希薄になりつつある地域コミュニティの再生や雇用環境の改善に向けて、2008年1月に「野田村地域情報化計画」を策定、情報通信基盤を整備して村の活性化を図りたいと考えていました。
2007年度にスタートした「野田村地域情報化計画検討委員会」に参加していたNTT東日本では、住民から村へ寄せられる要望の中でも特に、高速インターネット利用環境の整備も含めた光ブロードバンド環境の構築と、村からの効果的な情報配信による地域コミュニティの活性化が急務であると考えました。そこで、情報通信基盤の構築に向けた提案を進めるとともに、地域に密着した情報のやりとりが可能な「IP告知端末」を用いた情報配信サービスの提案を行いました。

その後、村では2009年に、IRU方式(*1)により、村内全域に光ブロードバンドによる情報通信基盤を整備する方針を決定、入札を経て、NTT東日本が情報通信基盤の整備とIP告知端末による情報配信サービス導入に取り組むこととなりました。

当時の状況についてNTT東日本の担当者は、「情報通信基盤の整備に向けて構築作業を進める中、より多くの住民にその利便性をご理解いただき、積極的にご利用いただけるよう知恵を絞りました。例えば、毎年秋に行われる村の総合文化祭において展示ブースを設け、『光ブロードバンド環境によってどのようなことができるか』を住民の皆様に体験していただいたり、『何よりも住民のために』という村の熱意に応えるべく、役場の方々とまさに二人三脚で取り組んでいきました」と振り返ります。

  • *1:IRU方式とは:自治体等が保有する光ファイバー等について、通信事業者や放送事業者等がIRU(Indefeasible Right of User:関係当事者の合意がなければ、破棄または終了ができない回線使用権)の設定を受け、自社のサービスを提供するための伝送路設備として借りる方式。

「のんちゃん」が情報を配信、住民に親しまれるIP告知端末へ

IP告知端末画面(のんちゃん天気予報)

IP告知端末画面(のんちゃん天気予報)

野田村が導入を決めたIP告知端末による情報配信サービスとは、光ブロードバンド環境を活用して、NTT東日本の「ひかりフレッツフォン新規ウィンドウで開く」を全世帯に設置し、端末画面を介して、村などからの各種情報を無料で提供するサービスです。これまで紙の回覧板や書類配布、無線放送などにより提供していた情報が、IP告知端末を用いることで迅速に、かつ画面と音声によって確実に各世帯に届きます。配信用のコンテンツも簡易に作成することができ、村内に閉じた通信環境の特性を活かして身近な情報を安心・安全に提供できます。また、テレビ電話の機能を使って住民同士が、相手の顔を見ながら手軽なやりとりをすることも可能です。

村職員による配信コンテンツの作成風景

村職員による配信コンテンツの作成風景

「本システムの提案に当たり、村長をはじめ職員の方々などに製品デモを通じて実機に触れていただいたところ、画面の見やすさやタッチパネルの操作性について高い評価やご意見を頂きました。住民のための情報配信サービスという事業に対する理解も深まり、導入への機運が一気に高まりました」と、NTT東日本の担当者は振り返ります。 情報通信基盤の整備と並行して、導入後に配信する情報内容などを検討する中で、村が強く希望したのは、村のマスコットキャラクター「のんちゃん」を画面に登場させることでした。住民が慣れ親しんでいるキャラクターが画面に登場して情報を届けてくれることで、子どもからお年寄りまで、IP告知端末をより身近に感じ、親しみを持って暮らしの中に採り入れてもらえると考えたからです。そこでNTT東日本は、システム開発を手がけるソフトウェアベンダーに協力を仰ぎ、画面のカスタマイズを実施。村でも、光ブロードバンド環境の整備および村からの情報配信サービス事業を「のんちゃんネット」と命名し、全世帯への導入に向けて動き始めました。

  • 文中記載の会社名および製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 文中記載の組織名・所属・役職・サービス名などはすべて2012年1月時点のものです。

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